害獣駆除
『ひぐっ……うぅ……何故……何故このようなことに……ううぅ……』
テリオスに案内された納屋の奥の暗がりから何者かのすすり泣く声が聞こえる。いや、何者かってーか声とか気配とかあれこれで相手が誰かもう分かっちゃってるんだけど……。
「伯父上! 一体ここでなにをしておるのじゃ!?」
怒気の篭もったノルンの声に納屋の奥の影がビクリと跳ね、やがてゆっくりと薄ぼんやりとした光がその輪郭を浮かび上がらせる。闇の中に浮かんだ髑髏のシルエットに影とジャクリーンが同時に叫ぶ。
『「でっ……出たああぁぁぁぁあ!!」』
「……出たじゃねーだろネクロス、今度は牧場に居座ってんのか?」
『おのれ貴様らあぁぁあ! 儂の安住の地を毎回毎回尽く脅かしおって!』
「いや、脅かされてんなぁ俺様の牧場なんだがな……」
テリオスのツッコミも意に介さず、血涙を流しながらこちらを威嚇するネクロス。逆恨みもいいとこなんだがこのまま放置も良くないな……さてどうすんべ。
「気付いたら納屋に住み着いててな、追い出そうにも俺様は魔法が使えねぇ、死霊相手じゃ斧も闘気術も効果がねぇからなぁ」
「さながら俺は害獣駆除業者ってとこか、ジャクリーンに関係があるっつうのもそういうことか……」
「? わ、わわわ私はおっ……おおおおばけに知り合いなんか居ないぞ!」
びびりすぎて素が出てるな、普段強がってるくせにこういうときは一人称が昔に戻るんだろうなぁ……女の子だし普通にしてりゃ可愛いんだからちったあ言葉遣いに気を使えばいいだろうに。
「言いにくい事ではあるんだが……実はこいつがだな……」
『ええい! ごちゃごちゃと! 儂の安住の地を脅かす者は容赦はせぬ! 貴様ら全員排除してくれるわ!』
ジャクリーンに説明しようと開いた口を遮り、ネクロスが翳した杖から闇色の波動が放たれる。辺りが霧のような靄に包まれ、開いた闇の向こう側から現れた霊の群れが辺りを縦横無尽に飛び回る。あ~、空気読まねぇなこいつ……話してんだからちゃんと待てよほんと……。
「全く節操のない……良かろう! また妾の魔法で吹き飛ばしてくれようぞ!」
「待て待て待て嬢ちゃん! うちの納屋ごと吹き飛ばす気か!?」
「じゃがこのままにもできんじゃろ? 大丈夫、旦那様が建て直してくれよう」
「しれっと俺に後始末押し付けんなよ……。ってかこの靄は反魔法結界だ、この靄の中じゃ魔法は使いたくても使えねーよ」
『ふははははは! ご名答! 儂とて何度も同じ手でやられる程耄碌はしておらんぞ! さあ! ここからさっさと出てゆけええぇ!』
ネクロスにしちゃ頭を使ったな……ってかこの結界って構築にめっちゃ時間がかかるはず、俺らが来るのも想定済みの準備か。
……その情熱を普通に魔獣用結界や建築に回したら住居問題解決するんじゃないのか? こいつの行動理念が謎すぎる……。
「ぬわわわっ! そこら中霊だらけじゃ! お前様どうする!?」
「おばけ……おばけ……うふふふふ……おばけがいっぱい……きゅうぅ……」
「おい! ジャクリーンしっかりしろ! あ~、駄目だ……刺激が強すぎてトリップしちまってる……」
広い納屋が狭く感じるほどにひしめき合う霊の群れにジャクリーンが目を回して倒れこむ。
さてはてどうしよう、納屋を壊していいならいくらでも手はあるが修理の手間が面倒くさい……。あの戦争の時にかき集めたんだろうがよくもまあこんな数のアンデット共を……? 待てよ? そういや飛び回ってる中に知った顔もちらほらと……。
「おい、ネクロスちょっと待て。物は相談なんだが、お前にやって貰いたい事があるんだよ……」
『ええいうるさいうるさい! 何人たりとも儂のユートピアを侵す事は……はぁ? 頼み……じゃと?』
「お前様、甘やかさずにドーンと消滅させるのも優しさじゃぞ?」
「……嬢ちゃんたまに思い切りよくひでぇな……」
最近レシピ載せてない感じがするのでちょっくらアレンジレシピm(・ω・m)
『鶏肉のマスタード焼き』
いつもの照り焼きのたれに粒マスタードぶっこむだけ(*´ω`*)
簡単にいつもとひと味違う味付けにできてヨキヨキです(*´Д`*)
分量はお好みで、たっぷり入れても辛みは感じないので好きな人はガッツリ入れるのがおすすめヾ(o´∀`o)ノ
鳥モモで作っても手羽先や手羽元で作っても美味しいです。マスタードを梅チューブに変えて梅照り焼きってのも美味しいですが、こっちは梅の塩分でしょっぱくなりがちなので量の加減を気を付けて、梅の方は刻み大葉も入れると更に美味しくなります(*´ω`*)




