スモアトースト
「ん? んっ……ふわぁ~あっと……」
小鳥の囀りが聞こえ、部屋中が朝の光に満たされる。爽やかな朝の目覚め……と言いたいとこだが……。
「鳥うるっせぇ……」
世界樹のもつ誘引効果か何かだろうか? 周囲に尋常じゃないほどの小鳥が集まってきている、前から周囲の森に小鳥は居たが流石にこの数は見たことが無い。
「う゛~、『遮音結界!』」
小鳥が囀るのは平和な証拠だとは思うが……流石に度が過ぎてるのは困る、世界樹の結界に遮音効果がプラス出来ないか後で試してみるか……。
「う……ふにゅ……う? ……おはようなのじゃ、お前様」
「おぅ、おはよう。よく眠れたか?」
「うぬ、マリーが置いていったこのベッド、ふかふかで寝心地がいいのぅ」
確かに寝心地はいい、寝心地だけで言えば最高級品だろう、しかし妙なギミックが仕込まれているのはいただけない……。あいつの事だから回転以外にも何か仕込んでいる可能性が……。
「ぬぬ? 枕元にボタンがあるのぉ? なんじゃろうか? ポチッとな」
「ちょっ……! どんな物か分からないんだから触るな……!?」
「にゅわわわあぁぁあ? な、なんじゃ? 触手が! 触手がぁ!」
「言わんこっちゃ無い!」
あのババア一体ベッドに何仕込んでやがんだ! っつーか何だこの触手!? こんな魔物見たことな……。
「ぬぁっ!? こっちのスイッチはベッドが猛烈に震動を!? おぉっ!? こっちは波打つように動き出した!?」
「ちょっ……まて! これ以上スイッチを押すな! うぉっ!? な……拘束具!? ちょっと待て! スイッチを切れ!!」
……
「ふむふむ、人界のベッドというものは色々な仕掛けがあって楽しいのじゃな♪」
違う……断じてあんなギミック付きのベッドは存在しない。あのババアどんな発想であんなもん置いていきやがったんだ……。次に会ったら容赦しない、ってか出禁だ出禁!
「あ~、楽しかったのはいいが腹が減ったの、お前様朝は何を作るのじゃ?」
「ん? あ~、マリーがチョコレート置いていったからな、ちょっと一手間でスモアトーストにするか」
「スモアトースト?」
「パンにこいつ、マシュマロを乗せて焼いてチョコレートソースをかけたやつだ、甘くて美味いぞ?」
「マシュマロとはなんじゃ? なんだかフワフワしておって不格好な形だの?」
「うっ……まぁ、形に関しては手作りだから簡便してくれ、こいつはメレンゲをゼラチンで固めたお菓子だ、食べてみると良い」
「ほむっ、ふむふむ……おぉっ、不思議な食感だが美味いのぅ! 最近鍋で何か煮ておると思ったらこんな物を作っておったのか!」
「ゼラチン抽出は骨だったがな……まあこれで調理の幅も少し広がるかな? んじゃ朝食を作るか」
パンの上にマシュマロを乗せてトーストする、チョコレートは生クリームを加えて一煮立ち、火を止めたらかき混ぜてチョコソースの完成っと。
「トーストしてマシュマロに焦げ目がついたら食べ頃だ、あとは上からチョコソースをかけて……」
「お~、マシュマロの焦げた香ばしい香りにチョコレートの甘い香り……分かる……分かるぞ! これは絶対に美味い!」
滅茶苦茶甘いけどこいつが珈琲に合うんだよなぁ、朝は甘いもん食べて脳を活性化! 朝一で疲れさせられたから回復しなければ。
「もふっ! むぐむぐ……うむぅ、とろけたマシュマロに濃厚なチョコソース……マシュマロは加熱すると食感が変わるんじゃのぅ」
「むこうの世界でキャンプの際に焚き火でマシュマロを炙って食べるのが流行った事があってな。俺が生まれ育った国とは違う国の文化なんだが……ビスケットやクラッカーで焼いたマシュマロを挟んで食べたのが元らしい」
「そっちも美味そうじゃのぅ……さて、腹も膨れた所で今日は何をするのかの?」
「う~ん……今日は世界樹の上層がどうなってるか把握したいとこだな」
「お前様が作ったのじゃから分かるのではないのかの? マリーも言っておったであろう?」
「『通常の大きさ』ならな、流石に途中から魔力制御と成長抑制で手一杯で中がどうなってるか正直分からないんだよ」
「ふむふむ……ならばこれから探検じゃの! 一体何があるのか楽しみじゃのう、探索……危機……近づく距離に発展するロマンス……」
色々妄想しているみたいだが新築の我が家で早々危険があってもらっちゃあ困る。ってか子供って探検とか探索とか好きだよなぁ……。まぁ、俺もちょっとはワクワクしてるが……ちょっと、ほんのちょっとね?
「よし! んじゃ弁当作って内部探索にいきますかぁ!」
「お前様楽しそうだのぅ……やはりお前様も男子じゃなぁ目が輝いておるぞ? 愛いのう、ふふふ♡」
うぐっ! ま、まぁ探検探索は男のロマンだし? まぁちょっとくらいはね、うん。はぁ……内部どんな感じになってんだろうなぁ……♪
スモアトースト
簡単美味しいスモアトーストm(・ω・m)
食パン:1枚
マシュマロ:5~6個
チョコレート:板チョコ2かけ
牛乳:小匙1
1.食パンにマシュマロを並べてトーストする(マシュマロが焦げやすいので様子を見ながらトーストして下さい)
2.耐熱容器にチョコと牛乳を入れてレンジへ、温めで牛乳が沸いたらすぐに止めて取り出して混ぜる。
3.2のチョコソースをトーストにかけて完成。
間にマシュマロとチョコソースをサンドしてトーストしたら食べやすくなります(*´ω`*)
バナナとマシュマロをサンドして作るのが筆者のお気に入りでございます(*´Д`*)




