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エッチなエルフのババアは好きですか?私は(返事が無いただのしかばねのようだ:後編

「おっ? 嬢ちゃんは寝たのか?」


「おぅ、随分はしゃいでたからな、客なんか滅多に来ないしな」


「? 私ら以外に来た奴いるの?」


「ネクロスがな、あいつノルンの伯父だったんだよ。んでちょくちょく何かしらで関わってきてな……」


「何がどうなるかわかんねぇもんだなぁ……っつかダイキがネクロスと和解するたぁ……」


「和解した気はねぇよ、こないだ切り刻んで追い出したばっかだ。あいつ毎回どうにかしてこの家に居座ろうとしやがって……」


「ハハハ、まぁ何にせよ元気で安心したよ。また定期的に牧場に来いよ? 便りの無いのは元気な証拠たぁ言うがここじゃ逆だからなぁ」


「っと、帰るのか?」


「家に身重の嫁さん待たしてんだぞ? 俺様は心配だから帰るの!」


「幸せ者ね~、妬けちゃうわぁ♪」


「帰り道気を付けろよ? まぁ、死んだら肉は拾ってやるよ」


「……普通骨だろ?」


「弔いはステーキでいいか?」


「いい加減調理する事から離れろ! ぜっってぇ死んでやんねぇ!」


「ハハハ、強化呪文バフかけてやっから気を付けて帰れよ!」


「おぅ! またな!」


 まぁ、闇夜とはいえ最近念入りに魔獣も間引いてるし何も起きはしないだろ。さて、問題は……。


「んで、てめーは帰らねーの?」


「え~? 連れないな~、久しぶりなんだからもっとお話しよ~よ~、ほら、美味しそうなお酒もあるし!」


「んなっ!? 俺の酒! ……ったくここに来た奴は酒をたからなきゃなんねールールでもあんのかよ?」


「ハハハ! こんな良い酒一人で飲むのは勿体ないでしょ? 近況がどんななのか酒の肴に聞かせてよ♪あ、ツマミはちゃんと作ってね♡」


「ったく、調子良いとこは変わんねーな……大したもんは作れねーぞ?」


「空になる前に持ってきてね~♪」


「せめてツマミ作り終わるまで待てや! ていっ! 『封緘カッシェ!』」


「ぬあぁ! 酒瓶閉じるのに古代封印魔法使わないでよ!」


「前に弁当箱封印された仕返しだよ、大人しく待ってろ」


「う~、ケチ!」


 可愛らしく手をパタパタさせながら頬を膨らますマリー、背筋に悪寒が走るがこれに騙される男共は未だに居るんだろうなぁ……ご愁傷様なこって……。



……



「ほれ、出来たぞ」


「揚げ芋と……こっちの輪っかはなんだい?」


「オニオンリング、満月葱をスライスして揚げた物だよ。足りなきゃ追加で塩を振ってくれ」


「ふむふむ、スライスしたのをほぐして衣をつけて揚げてるのね~、どれどれ……! ダイキ! これ美味しいよ!」


「美味いに決まってんだろ、誰が作ったと思ってんだ?」


「これは絶対お酒に合うよ~! 早く封印解いて解いて!」


 まったく、こいつは一体何しに来たんだか……まぁ年の功ってもんでこいつに限って考え無しってのは無いんだがな。


「んで、今日ここに来た本当の目的はなんだ?」


「ん~? ムグムグ、ひょれは、ムシャ、しぇいかひゅが、ムグ、ひょろひょろおひひゅいたころひゃなっへ……」


「……飲み込んでから喋れ」


「んぐっんぐっ……くっはぁ~っ! 沁みる~! ってかこのオニオンリングお酒に合いすぎでしょ! やばっ、コレ止まんないわ」


「なんか話があって来たんだろ? てめーがなんも考えずに行動するとこなんざ見たことねーからな」


「もぐもぐ……買いかぶってくれるね~、まぁ、顔を見て話をしたかったのは本当だよ。なんだかんだで弟子の近況ってのは気になるもんさ、なんせ戦場からいきなり消えちゃうんだもん」


「一応伝令はよこしただろ?」


「魔王城の大臣ちゃんね~、いきなり物陰から話し掛けてくるから危うく消し炭にするとこだったよ。きみの魔法がかかってるのを感じたから踏みとどまれたけど、私じゃなかったら見逃してるね」


「って事は上手くいってんのか?」


「そこら辺が気になるだろうと思ってね~、その報告をしに来てあげたのさ♪さぁまずは一杯注いでくれたまえ♡」


 マリーが差し出すグラスに酒を注ぐ、ゆらゆらゆらゆら、揺れるグラスの中身に様々な思い出が揺らめく。


「……戦争はどうなった?」


「おっとっと……溢れちゃう溢れちゃう! 魔王とダイキ、互いの国の最高戦力が相討ちって事になって世論が終戦に向けて動き出してね、今は休戦状態で腹の探り合いってとこかな?」


「なら死亡説はきちんと浸透してんだな、安心したよ」


「そこら辺私にちゃんと感謝しなさいよ~? 上への報告とか大変だったんだからね?」


「ああ、感謝してる。おかげで……おかげで? ……??」


「ぷっ……くふふ……無自覚? ねぇ無自覚? きみ今の生活に完全にはまっちゃってんじゃないのよ、自分に正直になったら?」


「……俺は……」


「ノルンちゃんの事大切なんでしょ? 義務? 負い目? 贖罪? そんなのもう関係なくなってんじゃん。きみノルンちゃんの事大好きじゃん」


「うげっほげっほ! い、いきなり何を……」


「今日会ったばっかの私でも分かるって言ってんのよ、良いじゃない、何が問題あるのよ~?」


 だ、大好き? ……なんだろうな? 今ノルンに抱いている感情が何なのか……単純に側に居て心が休まる? ほっとけない? 楽しい、嬉しい……もし、今あいつが俺の前から姿を消したりしたら……。


「……あいつはまだ子供だよ、俺も流石に子供に恋愛感情持つ趣味は無いしな。それに……なんだかんだで俺は親の仇だ、俺には……」


「資格が無いって? 人を愛するのに資格なんて必要ないわ。それに魔王の死は全てを織り込み済みよ」


「……どういう事だ?」


「戦争を終結させるためにわざと魔王は自らの命を差し出したんだよ、何代も前の何処かの誰かが始めた馬鹿馬鹿しい戦争をね! 魔王は最初はきみと刺し違えて役目を果たすつもりだった。だけどきみの目を見て考え方を変えたんだろうね、唯一の心残りだった娘、それを託せる男を見つけたからこそ魔王はきみにノルンちゃんを預けたんでしょーが!」


「……なんでそうまでして……命を差し出してまで……」


「魔王だけじゃないわ、戦争に関わった全員がそうよ。命をかけて守りたい者の為に……そもそもの戦争の目的や原因なんか知ってる人の方が少ないのにね」


「……何で今になってそれを? 魔王はなぜそれを俺に伝えなかった? 知っていたならば何か別の道もあったはずじゃ……」


「魔界内の勢力の問題があるからね、しっかりと死んでいるのを確認させて戦争肯定派を抑える必要がね……。伝えなかったのは余計な重荷になるからでしょ? ど~もノルンちゃんはきみの戦いっぷりを見て一目惚れしたみたいでね、魔王がその意を汲んで計らったってとこ、娘の初恋を応援する親心よ♪」


「全部魔王の掌の上って事か……ついでに言や異世界から召喚されて戸籍やまともな履歴のない俺は正にうってつけって事か……」


「ふぅ、ちょっと喋り過ぎたかしらね? 真実を知ってどうかしら? 肩の荷は下りた? それとも増えたかな?」


「……両方、だな、だが合点はいった。まぁ……見て分かる通り俺はこの生活を気に入ってる。投げ出すも逃げ出すもない、ここが俺の帰る場所なのは何を聞いても変わりねぇよ」


「う~ん、愛だねぇ♪ あ~! 私もそういう恋愛してみたいわぁ♡」


 恋愛……ねぇ、恋だの愛だのはまぁ置いといて、帰る場所がありそこにノルンが居る、それが今の俺の幸せの形だ。……だが、納得いかないっちゃ納得いかないんだよなぁ……。


「ってか、その流れを聞いて尚俺が不能にされるわれが無いんだが?」


「なに~? 手を出せない事がそんなに辛いの? いや~ん、けだもの~♪」


「いや、そっちの意味合いは全く無くてだな……何というかこう……」


 男性諸君は分かるよな? 息子が元気ない寂しさ、不安感……使用の有無の問題じゃないんだ! 元気の無い息子を眺めるのは精神衛生上非常によろしくないんだ! 分かるよな? な?


「な~んだ、呪いをさっさと解きたいの~? ならマルグリットおねーさんにまっかせっなさ~い♪」


 ポロン、プルンポヨヨン♡


「っな~!? いきなり何を出してやがんだ! しまえしまえ!」


「ん~? これはれっきとした治療だよ~、呪いを打ち破るにはそれを弾き返す程の抵抗が必要! よって呪いを弾き返す程の性的興奮を与えれば呪いは解ける!」


「理屈は分かるがてめーじゃ無理だよ! ってか飲み過ぎだ! 酔ってんだろ? てめー酔ってるな!?」


 天地魔乳の構えでにじり寄るマリー……。ってかこんな場面ノルンに見られたらどうして……


「う~、騒がしいのじゃ……それになにやら美味そうな匂い……お前様また隠れて何か食べ……て……!?」


 く……れる……!?


「なっ……何をしておるか師匠……いや! この痴女めがああぁぁぁぁあ!! 旦那様から離れぬかああぁぁぁぁああ!!」


「あっ、いや、ノルンちゃんこれは治療でね? 性的興奮を高めて体の中の悪い物を追い出しちゃえ~っていうか……」


 てめーは黙ってろ! 説明下手くそかボケババア!


「お前様! あの痴女に何もされてはおらぬか? 貞操は無事か?」


「えっ、あっ、いや……うん、と、とりあえずノルン落ち着……」


『……深淵より来たる影、闇を統べる主……混沌こそが絶望の刃車を廻す……流れよ逆巻け大地よ滾れ……闇は光に光は闇に……生は……死に!』


「ちょっ……ノルンちゃん!? その詠唱!! まっ……」


「貴様の死ぬ理由はたった一つのシンプルな答えじゃ、貴様は妾を怒らせた……!『六道アンフェール!』」


 ちょっ……えっ? マジで? うそ? 家の中でそんな大技……待っ……ぬああぁぁぁぁあ!?



……




「しっ……死ぬかと思ったぁ……死ぬかと思ったぁ……」


「ちっ、生きておったか、運の良い奴め……。してお前様! 怪我は無いかの? あの痴女に何もされてはおらぬかの? お前様!」


 ……拝啓魔王殿、あなたの御息女は大変元気に成長しています。わんぱく過ぎて今日は家を半分吹き飛ばしました。この修理の手間と負担をあの世のあなたに押し付けたい所存、連絡お待ちしています。 敬具。


「ぬぁっ!? お、お前様! 家が半分しかないぞ! どういう事じゃこれは!?」

オニオンリング


 皆大好きオニオンリング、お店で買うと高いけど家で作ると案外安上がりですm(・ω・m)


玉葱:1個

小麦粉:100g

片栗粉:大匙2杯

コンソメ(顆粒):小匙1杯

水:100ml

マヨネーズ:大匙2杯

塩:お好みで


1.玉葱を5㎜幅にスライスしほぐし、ポリ袋に小麦粉、片栗粉、コンソメと共に入れガッサガッサやって粉をまぶす。


2.ボウルに水、マヨネーズを入れ軽く混ぜておき①のポリ袋の中身を投入。


3.小麦粉のダマが無くなる程度に混ぜ、表面に生地を絡ませて180℃の油で軽く色が変わるまで揚げる。好みで塩を振って完成(*´ω`*)


 書いてて我慢できなくなったのでこれから朝食のおかずに揚げてきます(*´Д`*)


 小説の方は一旦第一部終了でございます、数日お休みを頂いてから第二部をまた毎日投稿再開させて頂きますので少々お待ち頂けましたら幸いです(*´ω`*)

 読んで頂けて感謝! これからもよろしくお願い致しますm(・ω・m)

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