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エッチなエルフのババアは好きですか?私は(返事が無いただのしかばねのようだ:前編

「ううぅ……おっぱい怖い……おっぱい怖いのじゃ……」


「あはは、ごめんね~ノルンちゃん、ついつい力入っちゃって」


「ついついで殺されちゃ堪ったもんじゃねーよ、ってかマジで何しに来たんだよ? 引っ掻き回しに来ただけなら帰ってくれ」


「え~? 折角可愛い弟子の様子を見に来たんだから少しくらいもてなしなさいよ~」


 何が可愛い弟子だ、単に興味本位でからかいに来たんだろうに……。こいつはノルンの教育に悪すぎる、早く排除しないと……。


「ぬぬ? 痴女殿は旦那様の師なのかの?」


「痴っ……、マリーって呼んでよ~! まぁね、この子に手取り足取りナニ取りして魔法を教えたのは何を隠そうこのエルフ界の輝ける伝説の魔術師、マルグリットお姉さんよ!」


「ナニなんざ取られた覚えはねーよ!」


「ナニってなんじゃ? 何をとったのじゃ?」


「あ~、ノルンは知らなくて良い。このばー……ゴホン、おねーさんは頭が少し……いや、かなり残念だからな、真剣に話を聞く必要無いぞ?」


「む~、連れないわねぇ、折角女子同士親交を深めようってのに水差さないでよ!」


「な~にが女子だ、千歳超えのばーさんがぁあっ!?」


 言うが早いか床を貫き無数の岩槍が突き上がる、ってか躱さなきゃマジで死んでたぞ!? それに床の修理誰がすると思ってんだこのババア……。


「なにか言ったかしら?」


「イエ……ナンデモナイッス」


「んなっ……せ、千歳じゃとぉ……! 千年も生きてきてその肌の張り! 艶! そこまで磨き上げるには眠れぬ夜もあったであろう……!! 痴女殿! 是非ともご教授願いたい!!」


 うぇ~? 食いついちゃうの? 早くお帰り願いたいんだけどさ……。


「……マリーだよ~、う~ん……そうだねぇ、きみには特別に私の持てる技術の全てを教えてもいいかもしれない。……だが古来より魔術師というものは教えに対して対価というものが必要であってだね……」


 ババアこっち見んな、ってかノルンも期待した目でこっち見んな。なに? 俺が対価払うの? これ。決定事項みたいに視線送られても困るんですけど?


「はぁ……仕方ない、夕飯作ってやるから食ってけよ、対価ならそれで十分だろ?」


「ふむふむ……きみもなかなかに買い叩くねぇ……乗った! 不老の秘術、夕飯と引き換えにノルンちゃんにご教授しようではないかっ!」


 なんかご大層なもん伝授してくれるみたいだが……まぁノルンの機嫌は良さそうだから良しとするか。さて、夕飯はどうするかねぇ……。


「? そういやテリオス、なんか包みを持ってるのそれなんなんだ?」


「おぅ、そういや忘れてたわ。最近姿を見せなかったからな、牛乳とバターにチーズだ、そろそろ切れる頃だろ?」


「そりゃ助かる、最近風邪引いたりで引き籠もってたからなぁ……折角乳製品あるなら……よしよし」


「なんか作るなら手伝うぜぇ?」


「うっし、ならちょっとそこに寝転がってくれ」


「? こうか?」


「次はこのハーブを口に含む」


「もがもが……」


「そしてそのままオーブンへ……」


「ちょっとまてええぇぇ! ナチュラルに一品足そうとするな! 何で毎回毎回食おうとするんだよ!!」


「冗談だよ、冗談、まあそこのソファにでも座って待っててくれ。すぐに出来るからさ」


「ったく……ふぅ……。……このソファ何か仕掛があるとかないよな? いきなり刃が出てきて首を落とされるとか……」


「ないない、うちは魍魎もうりょうの住処か? 安心してくつろいでいてくれよ」


 まだ尚も周囲を念入りにチェックして回るテリオス、だからなんもないっての……。まあそれはさておき、お約束もこなしたことだしやりますか! 材料は鳥肉、玉葱、ほうれん草に牛乳バター小麦粉チーズ。そう、グラタンです。


「まずはフライパンにバターをたっぷり、鳥肉と玉葱を塩コショウで炒めてその間にほうれん草の下茹で……と」


 具材は何でも良いけど今回はシンプルにいこう、海鮮でも美味いんだよなぁ……海老にイカに貝類……今度海にも遠征するかなぁ。


「さて、具材に火が通ったら小麦粉を振りかけて更に炒めるっと」


 きちんとホワイトソースを作る方が美味いけどこっちの簡単レシピでも割と美味い、量を作るってなるとチマチマ作るのも面倒だしな、何より初心者でもダマになりにくくて簡単だ。


「ぬぬ? お前様、何やら良い匂いがするぞ?」


「おぅ、もうすぐ夕飯出来るから待っててくれよ」


「分かったのじゃ。それでは師匠、世界蛇ミドガルズオルムの唾液が肌の保湿には……」


 なんか話が盛り上がってるみたいだな、っつーか弟子入りしてるし……これでノルンも妹弟子ってこと? ……それにしてもなんか物騒な生き物の名前が聞こえたのは気のせいだろうか?


 さて、具材に火が通ったら温めた牛乳を加えてとろみがつくまで加熱、塩で味を整えて。下茹でしたほうれん草を加えて皿に移し、細かくしたチーズをたっぷりかけてオーブンへ……っと。


「さて、あとは焼けるのを待つだけだな。……グラタンだけじゃ足りないよな、ハーブあるしハーブ入りのトンカツでも作るか……」



……




「う~ん、美味しそうだねぇ~♪」


「お前様! このチーズのやつは何という料理なのじゃ? 香ばしい香りがたまらんのぅ」


「あ~っ、まずは落ち着け、食事の前には手を合わせて!」


「「「「いただきま~す」」」」


「お~! このチーズと鳥肉のやつ、あつあつトロトロで……んっ……はふ……んんっ……あふ……んっ……美味しいねぇ!」


「どうやったらグラタン食うのにそんな卑猥な感じになんだよてめーは」


「はふっ、ほふっ、熱っ……こっ、これはグラタンというのじゃの? トロトロのソースにとろけたチーズが相まってたまらん!」


「ほぉ~、うちでつくったもんをこんな美味くしてくれたら生産者冥利に尽きるねぇ」


「あぢっ! あぢゃっ!? 谷間にホワイトソースがっ!」


「……」


 三者三様の反応だが評価は上々、乳製品の力は偉大である。


「中にパスタやご飯を入れても美味いんだよなぁ、今日はパンだがパンを浸して食べるとまた……」


「こいつは魚介を入れても美味しそうだねぇ」


「おぅ、今回は切らしてるから入れないが海老にイカに貝類、何でも合うぞ」


「ほほ~、そっちも美味そうなのじゃ……お前様! 今度は海鮮で頼む!」


「次やるときにな」


「その時は呼んで呼んで! 絶対来るから!」


「絶対呼ばねー」


 なんか、こう大人数で食事するのは久し振りだな……いつものノルンと二人の食事も楽しいがたまにはこういうのもいいもんだ。……まぁ、少々騒がしすぎる気もするがな。

グラタン


 ホワイトソースがハードル高いかもしれませんが具材に直接小麦粉を振って炒める事で割と簡単にグラタンが出来ますm(・ω・m)

 ……まぁ、インスタントのグラタンの素が一番手軽ですがここは言いっこなしで……(´-ω-`)


グラタン皿一人前


玉葱:半分

肉、魚介:お好みで

粉チーズ:小匙1杯

小麦粉:小匙1~1.5杯

牛乳:100ml

とろけるチーズ:スライス1枚

パン粉:あれば小匙1/2杯くらい

バター:10g

塩コショウ:適量


1.フライパンにバターを敷き中火で玉葱、肉、魚介類を炒める。塩コショウで味付けし、火が通ったら小麦粉を加えて更に炒める。


2.粉チーズを加えて混ぜ、弱火にして温めた牛乳を加える。


3.とろみがついたら油を塗ったグラタン皿に入れ、とろけるチーズ、パン粉を乗せてオーブントースターでチーズが溶けるまで焼いたら出来上がり。


 味付けにコンソメなんかを加えても美味しく出来ますm(・ω・m)

 小麦粉や粉チーズの量は固さや味の濃さの好みに合わせて増減してみて下さい。

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