エッチなエルフのお姉さんは好きですか?私は大好きです。
トンテンカン~トンテンカン~唸る槌がリズムを刻む~っと、言い出しっぺは俺だが家を増築するとなるとやっぱ重労働だなぁ……土魔法で見様見真似の基礎は作ったが建屋をどうしたものか……。
「お前様~、食事が出来たぞ! 休憩せぬか?」
「? お~! ありがとう、とりあえず食ってから考えるかぁ……」
……
「お? フレンチトーストか、いいねぇ」
「なんで卵液を染みこませて焼いたパンをフレンチトーストと呼ぶのかの? そもそもふれんちとはなんじゃ?」
「フレンチってのはあっちの世界でのアメリカって国のフレンチさんって人が開発したからフレンチトーストって名前らしい。他には『パンペルデュ』失われたパンって名前で呼ばれる事もあるんだとさ」
「失われた……? なんでじゃ?」
「失われたはずの固くなったパンが美味しく復活するから、だと、洒落てるよな」
「ふむぅ、面白い言い回しを考えるものだのぅ……まあでも美味しく復活するというのは確かにそうじゃな、おかげで柔らかく美味しく食べれる♪」
「うん。あ、そうだノルン、新しい部屋のことなんだがどんな部屋にしたい? とりあえずどういう部屋にするかイメージが湧かなくてな……」
「う~む……そうじゃな……出来るなら可愛らしい部屋にしたいからのぅ……」
ふむふむ、やっぱそういうとこは女の子だねぇ……。
「じゃが部屋数が多いに越したことはないの!」
……?? 趣味の部屋とか目的別で分けるのか??
「やはり一人一部屋と考えて最低でも四部屋は欲しいのじゃ!」
?? ……?? 一人一部屋?? 何? 住人増えるの??
「子供達に不便はさせたくないからの、やはり余裕を持って五部屋は欲しいの!!」
え? は? 子供? 孤児院でも開くつもり……? へ? うぇ!? うええぇぇぇぇえ!? そういう事!?
「お前様! 二人の未来の話じゃぞ! 何を呆けておるか!」
「うぇ? え? あ、そういうこと?? え? えええぇ!?」
「な、なんじゃ? なぜそのように慌てる! 子供部屋を作る話じゃろうが!?」
ま、まずい、完全に勘違いさせてしまってる! 咄嗟の言い訳で部屋を作るなんて言ったばかりに……おのれネクロス……死んで尚も俺に嫌がらせしてくるか……!!
「ま、まぁその話には問題があってだな?」
「問題? なんじゃ?」
「まず第一にノルン、お前は子供を産むにはまだまだ幼すぎる、そういうのは大人になるまで待ちなさい」
「ぬぐっ!? なんじゃと! 子を成そうとの意思表示だったのではないのか!?」
「申し訳ないがそういう意図は無かった、勘違いさせたのなら済まない。後もう一つ理由はあってだな」
「ぬうぅ! 乙女の純情を弄んで!! 妾の期待を返すのじゃ! お前様なんか……お前様なんか……! っっだめじゃ……大好きじゃ……!! うぅ……して……もう一つの理由とやらは?」
「お前の父親、魔王の呪いだよ。あの時一緒に居たから知ってるだろうが?」
「ぬぬ? 男性機能が云々じゃな? それが何か? というかそもそも男性機能とはなんじゃ?」
あ~、やっぱ分かってなかったか~……そこからなのね……。
「その問題の『男性機能』ですが」
「ふむふむ」
「男性の『子供を作る機能』の事です」
「んなっ……なっ……なんじゃとおぉぉぉおお!? そ、そんな……そんな馬鹿な話があるか! お前様! 呪いをすぐに解くのじゃ!」
「いや、最初の頃に色々試したがさっぱりでな、まぁノルンが成人したら解けるからそれまで諦めなさい」
「うぬぅ……父上めぇ……このような仕打ちをするとは妾に喧嘩を売っておるな……! 末代まで祟ってくれようぞ……!!」
……それ祟る対象自分だけどいいのかな? まぁ、何にせよ怒りの鉾先が魔王の方にシフトした、今回ばかりは魔王グッジョブ! いや……そもそも原因が魔王? ん? んん??
「おぅ! ダイキ! 邪魔するぞぉ!」
「? テリオス? なんだ、お前の方から来るのは珍しいな?」
「ぬぐぅ……テリオス、何をしに来たのじゃ?」
「なんでぇ嬢ちゃん、苦虫噛み潰したような顔して。いやな、ダイキに客が居てだな……」
「客? うちに訪ねて来るような客に心当たりは無いぞ?」
ノルンを引き取った関係から人界の方には俺は魔王と相討ちになって死んだと噂を流してある。ここに俺が居るのを知っているのは数えるほどしか……。
「おっす! ダイキ! 遊びに来たよ~♪」
「げっ!?」
テリオスの背後から姿を現したのは一人のエルフ、こいつは魔王討伐の旅に出ていた際のメンバーの一人で名前は……。
「マリー……何しに来たんだよ……」
「おやおやぁ? な~んでこのあたしが会いに来てやったのにそんな連れない顔をするかなぁ? ただあたしはきみが不能になったって聞いて笑いに来ただけなのにさ! あ、これお土産のチョコレートね~、甘いの好きでしょ?」
「お前だからこういう表情になってんだよ! 顔見に来ただけなら土産だけ置いてさっさと……!?」
「お~、ほんとだ、ピクリとも反応しないね~。ちょっと前ならこれだけでビンビンだったのにねぇ♪」
俺の右手におっぱい、もとい脂肪の塊、こいつのだから脂肪の塊、推定Gカップってとこか? そもそもお前のおっぱいに反応するなんて不名誉は御免被る、そりゃこっち来たばっかの時は『エッチなエルフのお姉さんだ!』ってワクワクはしたが……って、あ、ノルンの視線が……。
「んなっ……なっ……だ、誰じゃその卑猥な格好をした痴女は!! おのれ! 妾の旦那様から離れるのじゃ! 気安く触れるでない!」
「あ! この子がノルンちゃん!? うっわ~、可愛いねぇ! おねーさん君みたいな妹が欲しかったなぁ♪」
「な、何を……やめ、もがもが……!?」
暑苦しい抱擁でノルンが谷間で溺れている、さてはてどうしたものか……。
「おい、テリオス……なんでマリーがここにいんだよ?」
「いや、俺様が魔界に渡る時に国境越えを手伝って貰った関係でな? 流石に安住の地を見つけたのに挨拶も無しは義理を欠くと思ってなぁ……」
「だからって俺の近況まで面白おかしく話す必要はあるかなぁ? あのばーさん来たらややこしくなるのはわかっ……」
うぉっ!? 危なっ! なにこれ氷柱? ってか部屋ん中寒っ!?
「えっと……ダイキ君? 何か聞き捨てならない台詞が聞こえたけど誰がなんだって?」
相変わらずの地獄耳……伊達に長い耳してる訳じゃないな……。ってかこれ以上刺激して床に穴を開けられても困る、ここは慎重に……。
「い~や、なんでもな……ってノルン!? ちょっ! マリー! ノルンを離せ! 窒息してるぞ!!」
「うぇっ? あっ……ごめん! ノルンちゃん!」
慌ててぐったりと目を回したノルンを引き剥がす、これだからこいつは嫌なんだよ……問題しか持ってこない……。早く帰ってくれないかなぁ……。
フレンチトースト
改めて語源を調べてみてびっくり、アメリカ発祥だったんですね。てっきりフランス料理の関係かと……同じ勘違いされていた方いらっしゃるのではないでしょうか?
卵:1個
砂糖:小匙2杯
牛乳:100ml
バター:10~20g
メープルシロップ、蜂蜜:お好みで
1.卵、砂糖、牛乳を混ぜ合わせ卵液を作る。
2.パンの片面を浸し、ひっくり返して端を揉み込み、スポンジに水を吸わせるように卵液をパンに吸わせる。
3.フライパンにバターを敷き、弱火で両面焼き目を付けたら完成、好みでメープルシロップや蜂蜜をかけて召し上がれ(っ´ω`c)
フレンチトーストと言うと漬け込んでおくイメージがありますが、急に食べたくなった時などはこのやり方で充分中まで染みたフレンチトーストが作れますm(・ω・m)
間にとろけるチーズを挟んだり、焼いたリンゴを乗せてシナモンシュガーをかけたり……アレンジするのも楽しいですよね(*´ω`*)




