表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【第一部】神々との契約と運命の歯車!!〜狂っていた運命が今動き出す……〜  作者: みけ猫 ミイミ
第4章〜過去編‥真の力の秘密...そして過去に何が起きたのか...

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/116

71話〜ドルマノフが知るブラットの過去‥①

ドルマノフは11年前の事を思い出していた。

 ドルマノフはブラットを見ながら、11年前の事を話し出した。


「そう、あれは今から11年前の事じゃ……」



 ドルマノフは森の中を歩いていた。


(さて、ここに来て3日になるが、とりあえず今の所は大丈夫そうじゃが、もう少し様子を見た方がいいじゃろう。ふむ、今日もブラットの様子を見てくるとしようかのぅ)


 ドルマノフは、


 《飛翼空歩!!》


 魔法を唱え足踏みをし右足で軽く蹴り上げると垂直に浮き上がり、そのままブラットのいるディクス村へと向かった。


 そしてドルマノフは、誰にも気づかれないように、魔法で気配を消し、空からいつものようにブラットの様子を伺っていた。


 するとブラットはグレンとヴィオレと、いつものようにガルドや村の大人達の目を盗み村の外に出て、弱い魔物や獣などを相手に剣などの修行をしていた。


「ねぇ、何でブラットって、そんなに弱いのかなぁ?」


「確かに弱いスライム相手に、何で倒せないんだ?」


「そう言われても、怖いんだから仕方ないじゃないか。それに攻撃も当たらないし……」


 ブラットは泣きそうになりながらスライム目掛け剣を突き刺そうとするがかわされ、2、3回体当たりされた。


 それ見るなりヴィオレは、短剣に魔力を込め投げつけスライムを倒した。


「ブラット!でもさぁ、弱いわりには打たれ強いよね。それだけやられても、その程度ですんでるんだからある意味尊敬する」


「ブラットって、何でそんなに打たれ強いんだ?確かにガルドさんは強いけど」


「さあ?何でだろう。ははは……」


「さて、そろそろ帰ろう。大人達に見つかったら怒られそうだし」


「ああ、そうだな」


「うん、そうだね」


 ブラット達は村の中に入って行った。


(さて、ブラットは今の所は大丈夫なようじゃがな。まあ、まだ子供だから仕方ないのじゃろうが、やはり弱い、しかし何故弱い?打たれ強いらしいが……)


 そう思いながらブラットとガルドの住んでいる家の方に目線を向け、また様子を伺う事にした。


 ブラットはガルドに知られないように、こっそり裏口から入り部屋に戻ろうとしていた。


 すると部屋の前にガルドが胡座(あぐら)をかき座り込んでいた。


 それを見てブラットは不味いと思い逃げようとした。


 ガルドはそれに気づきブラットに近づくと、腕をつかみ睨みつけた。


「ブラット、今までどこに行っていた!それにその傷はどうした?まさか村の外に出てたんじゃねぇだろうな!?」


 ブラットは今にも泣き出しそうになりながら、


「ヒクッ、そ、それは……えっと、ごめんなさい!ヒクッ……うわぁ〜ん、だって〜……」


 ガルドはブラットの頭に左手を軽く乗せ。


「たく、何でお前はすぐ泣き出しやがる!おい、それでも本当に俺の子供なのか?まあいい、そろそろお昼の準備しねぇとな。ブラット、とりあえず着替えてこい」


 そして、ガルドは食堂に向かい、キッチンで料理を作り始めた。


 ブラットは顔を洗った後部屋に行き着替えてから食堂に向かったのだった……。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)

いよいよ過去編の始まりです…

今回はとりあえずドルマノフが何故ブラットの記憶を消したのかまでぐらいまで書こうと思います

そしてその後に最も重要な9年前の過去をレオルドの目線から書こうと思っていますのでよろしくお願いします(*^ω^*)

では次話もよろしくお願いします(^-^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ