Loop1 テロを逃れた!?
「おはようございます!」
僕は大きな声でみんなに挨拶をし、早速仕事に取りかかることにした。ん?この仕事前やらなかったけか?まぁ、いいか。そう疑問に思いながらも仕事を始めた。
お昼休憩、僕は同じ会社の社員で幼なじみの浩一と悠斗と1階の食堂で昼ご飯を食べた。その途中で、浩一が話しかけてきた。
「スカイポール行かねーか?」
と。聞き覚えのある誘い文句だ。それも最近の。何だかよくわからなかったので
「行こうかな?」
と、僕は曖昧なOKをした。が、彼らはそれに文句の1つも言わなかった。
そして、会社が終わり、僕らはそのままビルに向かった。しばらくして、尿意がしたので2人には、トイレに行ってくると伝え、トイレに急行した。
そこでみたのは時限爆弾だった。ヤバいと思った僕は猛スピードでトイレを済ませ彼らに伝えてに行った。
「嘘つけ。」
「帰りたくて適当なこと言ってんのか?」
しかし、全然信じてくれない。
「よし、証拠を見せてやる。」
僕はそう言って彼らを連れ、あのトイレへ向かった。
もちろんそこには爆弾があった。それを見るやいなや2人は
「ギャー!」
と叫び、走って逃げ出した。僕も逃げ出したが、冷静に警察に電話をしていた。
その日、事件が起こった。スカイポールテロ事件が。あれ?僕って爆発に巻き込まれなかったけか?そうは思ったが夢のように曖昧な記憶だったので無視することにした。
犠牲者を思うと胸が張り裂けそうだが、命あっての物種。僕らがテロから逃れることが出来て良かった。
そして、その日のニュースはその事件の話で持ち切りだった。