Loop14 爆弾探し再開
僕は目覚める。そこには、見覚えのある景色。僕はまた、生き返った。もちろん、記憶はそのまま。妹が呼んだので、僕は下の階に行く。
「お兄ちゃん、行くわよ!」
妹にそう言われて僕は
「あぁ。」
とうなずく。僕と干渉したことで彼女もリバイブ・アゲインの影響を受けたらしい。だから、記憶もそのまま。僕たちはスカイポールを向かった。今回は、前と違って時間がたんまりとある。人も少ないし動きやすい。そして、僕たちはさらに効率をあげるため、初めに1階と2階にわかれ、そこからそれぞれ1つずつ階を変えていく作戦に出た。さぁ、それが、吉と出るか凶と出るか...。それはやってみないとわからない。そんな思いで、僕たちは爆弾探しを再開した。
まず、僕は前に見つけた爆弾をリュックに積めていく。同時刻、妹も前に見つけた爆弾をリュックに積めていく。やがて、僕の手には1階で前回より多くの爆弾が集まった。そして、妹も2階で前回以上の爆弾を見つけた。それらを合計すると、45個。もう、前回、見つけた爆弾の半分が集まった。ということは、おそらく、まだある。僕たちはそれぞれそんな思いで上の階へ行った。
2階で取り残しはほぼなかった。しかし、5、6個ほど取り残しがあったので、僕はそれをとる。特に、見つけにくかったのが、植木の土の中。それを取り出すため、つまり、植木を買うために5000円も使わされたが、日本がめちゃくちゃになるのに比べたら安いもんだ。そう思って、僕は土から爆弾を取ってリュックに入れる。しかし、犯人はどうやってここにいれたのだろうか?だって、植木に何か入れていたら見るからに怪しいし、この店は結構、賑わっている。どうやって、見られずにいれたのだろうか?僕の心にはそんな疑問も残っていた。