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青空のパレット  作者: あるみゃ
悲しみの青
13/29

子供

楽しかった思い出––––

昔に、戻れたかな……

「俺……何で寝てんだ……」

  過去を思い出した瞬間。恥ずかし過ぎて、顔を抑える。

「ファーストキス……取られたんだよな……」

  そんな事を口ずさみながら、口を抑える。まるで女の子の反応の様だった。

  突然、部屋の扉が開き、優が部屋に入って来た。

  俺が優を見ると、物陰に隠れ、軽蔑する様な目で俺を見つめる。

「私と……キスして……」

  何で! 何でそこでそうなるの!

「な、何を言ってるのかな? 優さん」

「私とキスして欲しいの!」

  本気だ! この子本気の目だ!

「そ、そんな簡単にするものじゃないだろ!」

  怒っているつもりなのに、何故か声が震える。

「……葵はしたのに?」

  俺は、恥ずかしさのあまり俯いた。

「あれは……その……無理矢理だったから……? でもっ!」

  反論しようと顔を上げた瞬間。

「じゃあ、私も無理矢理する!」

  目の前わずか三十センチの距離に優が居た。

「ちょっ! 近いって!」

  優が猛獣の様に迫ってくる。

  そして––––


  ––––ちゅっ。

  皆様も聞こえただろうか……この瞬間を––––って……え?

「……ファーストキスとった」

  優は満面の笑みで俺の前に立った。

  俺は、感触を抑え込む様に頬を抑える。

「優……まさか……」

  俺は、俯く優に目をやった。

  優は顔を上げてそっぽを向きながらこう言った。

「べ、別にあんたが好きだからやったことじゃないんだからね!」

  な、なんで……ツンデレ?

  変な優を見て、ついつい笑いが出てしまった。

「ど、どうしたの?」

「いや、今日の優が何か可笑しくて」

  全く笑いが止まらない。

「全然、おかしくなんかないもん……」

  優は俺の横に座り、笑う。

  まるで子供の様に、見つめ合いながら笑う俺たちはなんだか、幼い頃に戻った様な気がした。

「なあ、優……」

  笑いが治まったぐらいの頃に俺は口を開いた。

「……どうしたの?」

  俺は優の手を握る。

  ここまで来たら、もう後戻りは出来ない。

  顔がどんどん近くなっていく。

  一センチ、一センチ近づくにつれて、鼓動が激しくなる。

  優の唇がほぼ目の前まで来た。

「ねえ優ちゃん? 買い物行くんだけど来……」

「「ふぇぇっ!」」

  おばさんがいきなり部屋に入って来たせいで、俺たちは変な声を出して瞬時に離れた。

「ごめん。お楽しみだった?」

「違うっ! 違うよおばさん!」

  首を激しく横に振り、動揺した声で反論した。

「そ、そうだよおばさん! 何もしてないって……」

  優は顔を赤くしながら反論した。

「そ、蒼太に襲われただけだから!」

「ちょ、ちょっと? 優さん? 何を……」

  裏切られた。

「蒼太? 今日は晩ご飯抜きね?」

「ち、違うって、おばさん! だから何も!」

「言い訳しても知りません。ちゃんと反省しなさい!」

「そんなあ……」

「嘘よ。買い物行くからついでに食べて帰りましょう」

  ニコニコして言うおばさんを見ると、神様に見えた。

「その代わり、荷物持ちはお願いね」

  不幸だ……


  来月はコンクールの結果発表。

  もう、夏が終わる。


すみませんっ!本当にすみません!

新年早々謝るあるみゃです!

何故謝るかというと、4ヶ月もほったらかしにしていたからです!本当に申し訳ありませんでした。

続きを二話ぐらい書いたのでお願いします!


今話を見てくださった皆さん。ありがとうございました!

放置していて誠に申し訳ありませんでした!

あと、あけましておめでとう!ございます!


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