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「好きになりたい」

作者: 反兎



好きって何なんだろう?


そもそも恋って何?


私は恋というものが解らない−−−



こんな私でも人を好きになった事がない訳ではない。むしろ逆に惚れっぽかったりする。だから余計に相手の事が、本当に好きなのか解らない。

何回か誰かと付き合った事があるし、自分から告白をした事もある。

でも私の『恋』というものは、付き合った時点で終わってしまうのだ。

付き合う前までは相手の事が大好きで、その人と会えただけでも幸せな気持ちになれるのに、付き合った時点ですぅーっと気持ちが冷めていく。


そう、もって一週間だった。


一週間後には完璧に冷めている。それは自分から告白した相手でもそうだった。そして気持ちが冷めてしまうと「どこが良かったんだろう?」と思ってしまう。


そんな自分を自分でも最低だと思う。


多分私は、一生『本当の恋』というものにはお目にかかれないのだろう。

だって私は、今まで本気で誰かを好きになった事がないのだから。


二十歳過ぎてからは自分が惚れっぽいのもあり、好意を持っても行動に起こさないようにした。だから自分を好きになってくれた人と付き合うようにしていた。

それと冷めやすい私は、仕事先の人とは絶対付き合わないというルールを自分に課していた。恋愛は上手くいっている時はいいが終わってしまった時に厄介だから。

それを仕事場に持ち込みたくなかった。


付き合っていればやる事もやる。


私の初体験は好きな人だったが、付き合ってはいない人だった。この時正直、興味本位でやった。

18だったしそろそろ経験しとくべきかな?友達はやってるし…みたいな、流されまくりの初体験だった。


感想は「何がいいのか解らない」だった。


キスは好きだった。気持ちいいとも思えるし、キスだけならいつまでもしていられる。でもセックスは嫌だった。苦痛でしかなく、いつも早く終わって欲しいと思っていた。

私にとってセックスとは子供を授かるための行為でしかなく、愛のある行為ではなかった。


レズの人は男の人とのセックスが苦痛でしかないと聞き、私はレズなのかもしれないと思った事もあるが、別に女の人にもときめかない。


私は冷めているのだろうか?


時々、本気で悩む…。


友達の恋愛話を聞いても共感が全くできなくて、いつも疎外感を感じていた。

多分私は少し変わっているのだと思う。だから「人とは少しズレている」そう思う事にした。


なんにでも向き不向きというものがあり、私には恋愛は向いてないのだ。



恋愛も本気になれないからか、私の人生も中途半端だった。


高校卒業してからすぐに働きたくなかった私は、美容専門学校に行く事にした。

別に美容師になりたかった訳じゃないが、美容関係に興味があったので美容師にした。だから真面目に取り組んでいなかった。それでも何とか美容師免許は取れて、運良く人気でオシャレな美容院に就職できたが、毎日が苦痛だった。


私は美容師というものを甘くみていた。美容師は軽い気持ちで出来るものではなかった。


派手に見えるがしんどいし手は荒れる。閉店した後も練習練習で睡眠時間はないし、休みはほぼ週1で給料も安い。これほど割に合わない仕事はないと思った。

苦労と苦痛しかないこんな仕事、好きでもないとやっていられない。


私は精根尽きてしまった。


生半可な気持ちで手をだしてしまった私は、見事に挫折した。


それから短期のバイトをちょこちょこして、スーパーのレジのパートで働きだした。私には美容師よりこっちの方が性にあっていた。


ところが事件が起きた。


母が交通事故で半身不随になり介護が必要になってしまった。

私がパートをしながら面倒を見ていたが、パートをしながらだとやはり難しく、私はパートを辞めて家事と母の介護に専念する事にした。

でもさすがに母の為とはいえ一人で介護するのはキツく、ヘルパーさんを頼んだ。父はずっとヘルパーさんに頼むのを渋っていたが、もう私が限界に近いという事を解ってくれて認めてくれた。


さすがに母の為とはいえ自分の人生、全てを投げ出せなかった。

私は25歳で人生に疲れ、枯れ果てていた。

父は土、日と仕事が休みでヘルパーさんも来てくれる。ずっと家にいるとおかしくなりそうだった私は、週末だけパチンコ店に働きに行く事にした。

パチ屋は時給がいいから週末3日間だけで10万以上の給料になる。実家暮しの私には10万あれば充分だった。

車は維持費がかかるので私は車を手放し、お店まで自転車で行けない事はないので自転車で通った。だが距離にして10kg近くはあり、さすがに自転車で行くのが面倒臭く思う時があった。


バイト帰りに深夜まで開いているスーパーに寄ると誰かに声をかけられた。

「あれ?駒犬さん?」

私は駒野だ。私の事を駒犬と呼ぶのは一人だけだった。美容師に挫折してから短期で行った会社の社員の栗山だ。

振り向くとそこに居たのはやっぱり栗山だった。

「わぁ懐かしい何してんの?」

お決まりの質問をされ私は憂鬱ながら説明する。すると栗山は意外な提案を私にした。


「じゃあ俺ん家来れば」


私は返事に困った。

(何言ってんだろうこの人…それはどういう意味で言ってんだ?誘ってんのか??)

私にとって『泊まる=本当に泊まるだけ』なのだが、今まで知り合った男が『泊まる=セックス』で、だから栗山の提案から短絡的な考えが浮かんで、抵抗が生まれる。


私が訝しんでいると解ると栗山が説明する。

「別に変な意味じゃないよ。俺ん家あのパチ屋から近いし土日だけでも泊まれば楽だろ」

「え…でも、いいんですか?」

「いいよいいよ。駒犬が寝る所ぐらいあるよ」


その提案に乗るのは女として警戒心がなさ過ぎと言われるかもしれないが…、自転車で通うのも面倒臭さかったし、栗山は実家暮しだと言う。それなら大丈夫かな?と私は軽い気持ちでその申し出を受けた。

それと正直、家から離れたかったのだ。

だからその3日間だけでも家から離れられると思うと、こういう風に思うべきではないが、気が楽だった。


「じゃ、行こっか」

いきなり栗山にそう言われて驚く。まさか今スグだとは思わなかった。

「は?今日は無理ですよ…、着替えもないし化粧とか色々用意が…」

「そ、じゃあまた来週」

「はぁ…」


とりあえず番号を交換してその日は別れた。


私はこの事を一応父に報告する。ちゃんと父には心配させない為に「友達の所にお邪魔する」と言った。

父は家事と母の面倒を自分一人で見るのが嫌でちょっと渋ったが、「ヘルパーさんも来てくれるし」と言うと認めてくれた。今まで父は一人で母の介護も家事もした事がないから不安なのだ。(まあ、父が駄目と言っても私は聞かないが…)


次の週の金曜日から栗山の所に泊まりに行った。


ご両親は私をウェルカムで迎えてくれた。30過ぎた息子が全く結婚する気配がなく、心配していた所に女を連れ込んで喜んでいるのだ。私はそれをどうかと思ったが、栗山の両親はとてもいい人でほだされてしまった。


案内されたのは2階の部屋で、そこは栗山の部屋だった。

「え…もしかしてここで寝るんですか?」

「そうだよ」

「そうだよって…」

どう見ても私が寝る布団を引くスペースがあるようには見えない。

「私はどこで寝ればいいんでしょうか…?」

「ここで一緒に寝ればいいじゃん」

ベッドを指先して栗山が平然と言う。


騙された−−−


私は愕然とし脱力した。


『上手い話しには裏がある』とはいうが…


「せ、せめて別々に…」

「じゃあ、駒野がベットで寝ればいいよ」

「はぁ…、栗山さんはどうするんですか?」

「下で寝るよ」


それを聞いて私は安心した。(てか最初からその選択肢があるならそうしろよ!)と心の中で抗議していた。

これでも一応ちゃんと警戒していた。

だからもし本当に一緒に寝る事になるのなら、何とか言い訳してお泊りを辞退しようと思ったが、1階で寝てくれるならと私は覚悟を決めた。


だが、私は勘違いしていた。


「あー眠…」

部屋で漫画を読んでいた栗山はそのまま横になり眠り始める。

「え…そこで寝るんですか?」

「そうだよ」


下というのはベットの下という意味だった。同じ部屋で寝るのは変わらないという事だ。

もう私はお風呂にも入って寝る準備が出来ていた。だから一緒の部屋で寝るぐらい泊めてもらっているのだからと妥協した。


でも私は他人がいると中々寝付けなくて、相手が寝てくれるまで寝れない。今も寝付けずにゴロゴロしていると栗山がベットの中に入ってきた。

「な!?」

「寒い」

そう言って私を後ろから抱きしめて暖ったまる。

「ちょっと…」

(寒いならクーラー切れよ…)と思うが、夜だし他人の家だし大声も出せず、それに泊めもらっている身で文句も言いづらい。

私が慌てていると栗山が言った。

「何もしないから」


私は鼻で笑った。


そう言って何もしなかった男はいなかったからだ。偏見かもしれないが私がそう思っていると栗山は本当に何もしなかった。

「何もしない」と言って本当に何もしなかったのは栗山が初めてだった。


だから少し好感が持てた。


なんで何もしなかったか判るかって?私は結局、一睡もできなかったからだ。

ただでさえ他人がいるだけで中々寝つけないのに、同じ布団で一緒に寝るというのは私には余計に寝れない。

それに私は一緒の布団で誰かと寝るのは好きではなかった。息がしづらくて寝苦しいのだ。


お泊り初日は全く眠れずバイトに行った。


その晩も中々寝つけなかったが朝方4時ぐらいに何とか寝れた。

バイトは夕方からだからそれまで寝た。それでももともと他人の家だと眠りが浅いから、ちょっとした事で目を覚ます。栗山が部屋でテレビを見ていて少し動いただけでも目を覚ましていた。


でも慣れとは怖いもので、それも一月経った頃には栗山と一緒でも寝れるようになった。


もう栗山と一緒に寝るのが当たり前で警戒もしなくなっていた。

ただ栗山は私に抱き着いて寝るので、私は抱き枕になった気分だった。


金曜日の夜に泊まって月曜日の朝にのんびりと自転車を漕いで帰る。


それが私の日課になった。


帰り道に学校があるので最初らへんは学生とすれ違うとき何か恥ずかしかった。


今日もいつものように栗山と一緒に寝ていた。

私はあと少しで眠りに落ちそうだった時に栗山の手が動いた。

私は対して気にしていなかったのだが、手の位置がおかしな方向に行っているので目が覚めた。


すると栗山がパンツの中に手を入れてくる。

私はもう安心しきっていたので驚いた。

「ちょっ…と、止めて下さい!!」

栗山の手を掴んでパンツの中から出そうとするが、びくともしない。


栗山は容赦なく私の敏感な所を触ってくる。

「あ…」

声を出したくなくても声が出てしまう。私が感じているのが判ると栗山は耳元で聞いた。

「気持ちいい?」


「気持ち良くない!」と答えたいのに私は何も答えられない。それに本当は気持ち良かった。今までこんなに感じた事はない。栗山が上手いからなのか触り方がいいのか。


私が逃げようとすると逃げられないように左手で抱き込む。

私は「やめて」と頼むが止めてくれない。逆に私の口を塞ぐようなキスをする。


キスをされて私は酔った。


セックスには異様な空気がある。まるでお酒に酔っているのと一緒だ。本当は対して酔っていないのに酔ったフリをする。


私は「やめて」とは言うが、どこか1回ぐらいならいいかと諦めている自分がいる。

こうやって流されるのも嫌だった。相手に求められてやる。いつもそうだった。


私は自分から相手を求めた事がない。



栗山が私の首から鎖骨にかけてキスをする。私は今まで感じた事のない快感に酔いしれながらも恐怖を感じる。

「待って、恐い…」

これだとまるで処女みたいだが、私はイクというものを味わった事がなく恐かった。

「大丈夫」

栗山は私の頬に手をおき優しくキスをする。キスが終わって私は吐息を漏らしながら懇願する。

「お願いっ…抱きしめ…て…」

そう言うと栗山は強く抱きしめてくれた。

私は堪えていたが、もう限界だった。

私はその瞬間、栗山を強く抱き締めた。


私は初めてイッた。


全身が痺れる感じだった。疲労感と脱力感が私を襲う。


栗山がそのまま続けるが私は抵抗しなかった。


栗山はゆっくり腰を動かす。


突かれる度に苦痛でしかない。これの何がいいのか解らない。いつも自分は都合のいい性処理道具にしか思えなくなる。


前まで演技をしていたが、もう演技する気も失せていた。私は顔を背けてシーツを握り、ただ終わるのを待った。

すると栗山は私の顔を両手で包んで自分の方に向ける。


私は栗山を見た。


栗山は私の顔にかかった髪をのけながら聞く。


「苦痛?」

私はそう聞かれて少し驚いた。そんな事を聞かれたのは初めてだったから。演技をしていなくても突かれれば反動で声は出る。だから相手は私が感じていると思っていた。


だから私は驚いて聞いていた。

「どうして?」

「そんな顔してるから」


私はそんな顔をしているつもりはなかった。

私が驚いていると栗山が言った。


「俺を感じて」


そう言われた瞬間、自分の身体の感じが変わったのが解った。

今まで感じた事のない感覚を味わった。

意が荒くなり私は必死で声を抑えていた。


初めて私は気持ちいいと思った。


今まで他の人とセックスをしたが、気持ちいいと思った事は1度もなかった。

相手に気持ちがないと感じないと聞いた事があるが、好きな相手でもそれは変わらなかった。


「気持ちいい?」

また栗山が聞く。聞かれても困るので私は言った。

「何で…聞くの…?」

「好きな人には気持ち良くなってほしいから」


それを聞いてそういうものなのかと私は思った。

そして今まで自分が相手を気持ち良くしてあげたいと思った事がないと気づいた。

その時点で私もダメなのだと思い知らされた。


栗山はちゃんと私を見てくれているような気がした。


みんな好きだと言ってくれていたが、私はセックスでそれを感じる事はなかった。

皆ただ自分の力量をはかりたいだけのような、自分のテクで満足させられているという事を誇示したいだけにしか私には思えなかった。

それに栗山はちゃんとゴムをつけてくれた。それも私には大切にしてもらえているような気がした。

今までつけてくれる人もいたが、つけてくれない人がほとんどだったから。



栗山は私を抱き起こして突き上げる。私は栗山に抱き着き顔を埋める。

自然と声が出る。

それでさっきの栗山のセリフで、私は気になったから栗山に聞いた。

「栗山さん、は?…気持っ、ちいい…?」

「あぁ…凄く気持ちいい…」

それを聞いてどこか安心している自分がいた。


何故彼だったんだろう?ただ身体の相性がいいだけなのだろうか?


でも不思議と栗山が自分の事を想ってくれているのが伝わってくる。

他の人はどうか解らないが、こんなにもダイレクトで気持ちが伝わるものなんだと今日初めて知った。


初めて自分を想ってくれていると思えるセックスだった。


栗山が声を出す。イキそうなのだと解ると少し愛おしく感じた。

栗山が私の事を強く抱きしめた。私も栗山にしがみつく。


2人一緒だった。



私達は自然とキスをしていた。



私は服を着てから栗山に抗議した。

「何もしないって言ったじゃないですか…」

「駒野が悪いんだよ。気づかないから」

ふて腐れたように栗山が言う。

「え…?」

「それに寝てる時の唸り声がいやらしんだよ、お前」

「はぁ?そんな事言われても…」

「こっちは我慢してんのに気持ち良さそうに寝やがって…」

「何ですかそれ!?これって親切じゃなかったんですか…?」

「そんな訳ないだろ。下心があるに決まってんだろうが」

栗山のセリフを聞いて心の中で反芻する。

(あるに決まってるんだ…)

「お前最初の頃ちょっとした事で目ぇ覚ましてて、それでやっと安心して寝るようになったと思ったら、俺の気も知らないで安心しまくりで…」

そう言われて自意識過剰っぽくて私は聞きづらかったが、恐る恐る聞いた。

「栗山さんって私の事好きなんですか…?」

当然のように栗山が言う。

「好きでもない女、泊めたりしない」

そう言われても私には解らないので聞き返してしまう。

「そういうもんなんですか…?」

「他は知らねーけど、俺はそうなんだよ!」

「じゃあ何で…止めてって言ったのに止めてくれなかったんですか!?」

「気持ち良さそうだったのにやめる必要ないだろ」

あまりにも明け透けに言う栗山に私は枕を投げた。

「そういう事ハッキリ言うの止めて下さい!!恥ずかしいんですよ」

栗山は気まずそうに視線を逸らす。

「あぁ…、本気で嫌がったら止めるつもりだったけど、やめてってて懇願する顔が可愛いくて、つい…」

「ついじゃありませんよ!」

「でも…、これしかもうなかったんだよ!やり方は悪かったかもしんねーけど…、気持ち良くさせればそれに乗じてその気にさせれるかと思ったのに、スゲェ苦痛そうな顔してたからこっちは心が折れたんだぞ」

そんな風に思っているとは思わず、私は少し罪悪感を感じた。栗山が逆ギレしたように畳み掛ける。

「お前、好きな女に感じてもらえない男の辛さ解ってないだろう!半端ないんだぞ。それにこれでお前をその気にさせられないと、もう絶対に終わりだと思ったらどうしようもなくて…俺も必死だったんだよ…」


そうやって恥ずかしそうに言う栗山を見て私は可愛いと思い、そして嬉しいと感じた。


あれ?これって好きなのかな−−??


そう想うと興味がわいてきて聞かずにはいられなかった。

「いつから…好きだったんですか…?」

窺うように私は栗山に聞く。栗山は言いたくなさそうだったが、ここまできて隠す必要はないと観念したのか言いにくそうにボソッと言った。

「た、短期のバイトで来てた時…」

栗山の答えを聞いてさすがに驚いた。私は鈍感ではないと思っていたが、栗山からそんな感じは微塵も感じなかった。私は驚きを隠せず意外そうに答えてしまう。

「そうだったんですか…」

「そうだよ!あぁ〜もう最悪…」

そう言って枕に顔を埋める栗山は、ますます可愛いかった。


体の相性は大事だと聞くが、『本当の気持ち』というものが解らない私には正直、体より気持ちだと思っていた。

気持ちほど大切なものはないと。

ここに両方私に与えてくれる人がいる。

私にとってこれほど有り難い事はないのではないだろうか。


それに栗山ならずっと好きでいられそうな気がした。


だがら心から素直に言えた−−−


「私も好きかも」

「かもって何?」


私は笑って誤魔化した。

こんなにも人の温もりが心地好く感じられるのもこれが初めてだった。




「好きになりたい」を読んで下さいってありがとうございますo(^-^)o


こういうと変態に思われそうなんですが…

これは「俺を感じて」ってセリフから思いつきました(笑)

誰もが持っているであろう恋と性の悩みについての一部分を書きました。


私は正直、恋するきっかけなんて何でもいいと思ってます。

どんな事であれ、恋の始まりというのは人それぞれで、私はどんなきっかけであろうと恋をするという事は素敵な事だと思います。


「先生、好きだよ」と「私でいいんですか」という作品も書いてるんですが、この2つも題のセリフから思いつきました。


だから私はこの3つを自分で『言葉シリーズ』と言ってます。


もしこの作品を読んで気に入って下さりましたら、他の2つも読んでみて下さい。




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