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想造世界  作者: 玲音
第五章 新しい出会い
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様々な解釈があります

「えっ、え~っと・・・・これは?」

「なんだろう?」

「『挨拶』って、言いたかったのかな?」


「それじゃあ、その後の顔文字みたいなのは何?」

「・・・・うーん、顔文字なのかな?」

「よし、解読してみようか」


「解読?」

「私達の実力を試す為に、伊織君が暗号として送って来たのかもしれないよ?」

「え~っ、そんなことってあるのかな・・・・?」


私は、半信半疑ながらも、とりあえずは三人の言葉を信じて、暗号解読に挑むことにする。


「でも・・・・何の手がかりもないと、暗号って解けないよね?」


「もしかしたら、この顔文字みたいなのが、暗号を解く手がかりとなるヒントなのかもよ?」


「そっか・・・・でも、どう言う意味かな?」


「かっこの中にある文字は、なんていうのかな?」

「^と、#でしょ?口みたいな役割をしてる方は、シャープじゃないの?音楽で使われる記号のさ?」


「どうなんだろう?うーん、わからないなぁ・・・・」

「難し過ぎるね」


優奈の言葉に私達はうなずくと、ため息をついた。「あきさつ(^#^)」これがどんな意味を示すのか、私にはさっぱりわからない。


伊織君は凄く頭がいいから、きっと、こんな難しい暗号を思いついたんだと思う。私は頭がいい方じゃないから、解けないかもしれないよ・・・・。


「友美、諦めちゃダメだよ!これを解いたら、伊織君に認めてもらえるかもしれないんだから!」


「そっ、そうかな?」

「うん。多分、そうだと思うよ」

「そっ、そっか!じゃあ、頑張らなくちゃ・・・・」

「うん、頑張ろう!」


美香に言われて、つい頑張ると言ってしまったけれど、解ける気がしない。だって、難し過ぎるもん・・・・。これ、暗号じゃないんじゃないかな・・・・。


「ねぇ、これ、もしかして、暗号じゃなくて、打ち間違いかもよ?」

「え?打ち間違い?」


「うん。実はさ、伊織君、ケータイのメールが上手じゃなくて、文面を打っている最中にメールを送っちゃったとか・・・・」


「もしそうだとしたら、どうして顔文字なんて打って来たの?普通、文字だけで手一杯なら、顔文字なんて打ってる余裕ないはずじゃない?」


私の言葉は、優奈の最もな言葉にかき消され、私はうなずかざるおえない状況になった。


「それにさ、何でも完璧にこなせるあの伊織君が、機械音痴な訳ないじゃない!」


「そうだよね~、伊織君だったら、顔文字とか絵文字とか、ババッてやっちゃいそうだよね~」


「言葉では結構冷たい感じだけど、メールとか文面だと、かなり人懐っこい人だったりして!」


「そっ、そうなの?」


私は、三人の会話について行けず、苦笑いでうなずいていた。みんなが色々言うのはいいけど、やっぱり、本人に聞くのが一番なんじゃないかなと思う。


でも、何だか気が引ける。だって、「さっき送られて来たメールの意味って、なんですか?」とか、聞けるわけないし、かと言って、「そっ、そうですよね・・・・」と、意味もわからずに肯定するのは失礼だ。


「う~~~~~ん」

「ねぇ友美、聞いてるの?」


「えっ、え~っと・・・・」


「もしかして、伊織君になんて返信しようか考えてるの?」

「・・・・まっ、まぁ」


「・・・・まぁ、普通はそうだよね。私達のくだらない会話より、伊織君への返信のことを考えるよね、普通は」


「・・・・皮肉?」

「ううん。全然。普通はそうだろうなって思っただけだから」

「そっ、そう?」


「うん。ほんとほんと。じゃ、返信文を考えようか?」

「うん!」


「友美は、何か考えた文はある?」

「うーん、今のところは・・・・。短い文の方がいいかなと思ってるんだけど・・・・」

「具体的には、決めてないと」


「うん。伊織君のくれた返信を無視することは出来ないしさ、かと言って、どんな言葉を伝えればいいのか・・・・」


そこが一番の悩みどころだった。伊織君が返信をくれただけでも奇跡なんだ。それなのに、それを無視するなんて・・・・ううん!考えられない!!


・・・・でも、なんて打って来たのかわからない以上、私は返信のしようがないし・・・・。せめて、言葉を交わすぐらいはしたいから、返信はしたいけど・・・・うーん。


「・・・・ねぇ、友美。勇気だそうよ!」

「え?どう言うこと?」

「勇気出して、どう言う意味ですか?って聞いてみようよ!」


「・・・・本気?」

「うん」

「・・・・」


私は思い切り悩んだ。だけど、それは、頭の中で超高速回転させてたから、時間的には十秒程度。そして出した結論。それは・・・・。


「わかった。みんなの言葉に従うよ。伊織君に素直に聞いてみることにする」

「そっか!私達もさ、凄く気になるから、返信が来たら、暗号の答え、教えてね」

「うっ、うん・・・・」


私は緊張しながらうなずくと、伊織君への返信文を打ち始めた。


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