リツノコロシ ─ 畏レノ器

神を“飼う”国で、人は生け贄を差し出して平和を買っていた。
山奥で生き延びていた少年リツは、なぜか死なない体を持つ「異常」だった。
仲間を守れず、奪われ、追い詰められた末に、リツは祈りの術に目覚める。
国は神を兵器に、反乱者たちは神を斬る刃に——。
正しいのは誰だ？　恐怖が世界を動かすなら、俺はその恐怖を背負ってでも変えてやる。
不死の少年と仲間たちが、人と“神”の嘘に挑むダークファンタジー