真実を話してください。
「いやぁ〜。ハッハッハ!驚いたぞ!最後のあの攻撃!決死の覚悟で飛び込んで、生き延びるとは。君こそ、我々の最強のパイロットに相応しい。流石はネームド!さぁ…出てきたまえ!」
「兄上。医療班が来たぞ。」
「よし…行くぞ!彼の機種に囲いをしろ。他の隊員たちには病を押して参加したと伝えよう。」
「おい…彼奴等なんだよ。」
「医療班?とうしてここに。」
「ザビーダ。ルーク。これはどう合うことだ?どうして我が家の医療チームなど。」
「父上、詳細は後ほどお伝えします。」
「皆聞け!エドワード伍長は病を抱えていた。今回はそれを押して参加した!」
「…まじかよ。」
「病を抱えてあの強さかよ…」
「兄貴開けるぞ。」
俺が開けるとコックピット内に大量の吐血をして意識を失っている伍長がいた。
大声を出すのをぐっと押し留めて、俺は彼を抱きかかえると用意していたストレッチャーに乗せた。
「よし行くぞ!急げ!」
俺達は彼を病院に届けると、貴族用の個別待合室に入った。
「それで?話してもらおうか。彼の状態を。病というのはデマかせだろう?」
「それは…」
「それについては儂から話そう。」
「「総司令閣下!!」」
「ガルガンティア総司令閣下。」
「ルーナ少佐、ゲラール少将。シルク捜査官。君達…ここからの話は国家機密事項だ。今から聞くことを墓まで持っていくと確約できるか?」
「「この命に賭けて」」
「私もお約束します。」
「ですから、真実を話してください。」




