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新部隊創設…？

「これがア・ヌー戦役のシミュレーション映像か…？」

「そうです。閣下…私も一緒に参加していて言葉を失いました。」

「同じく…」

「で…あろうな。あの戦いは簡単なものではなかった。儂もブリッジで見ていて激戦じゃったのを覚えておる。それが…」

「エドワードからしたらゲーム感覚の様なものだったのでしょう。まぁ、先に強敵と戦ってしまったがためでしょうが。」

「お前達はどう思う？エドワードの今後じゃが…」

「自分は何とも…兄貴はどうなんだよ。」

「この場で決定はできないと思いますし、あくまでも一案ではありますが…」

「私感で良い。言ってみよ。」

「第一戦闘航空団内に新たな部隊の創設。」

「どのような部隊だ？」

「南部方面軍のエースパイロットの候補者だけを集めた特別な選抜部隊です。そこの隊長としてエドワードを置くべきかと。」

「面白い提案ではあるが、その案を取り入れれるには少なくともエドワードが二等軍曹以上になることが最低条件だろうな。」

「勿論…今すぐには難しいとは思いますが…」

「だけど、面白そうですね。」

「確かにあの子には大規模部隊の司令官よりも少数精鋭部隊の指揮官のほうが向いてるかもしれんな。」

「ご検討頂けますか？」

「あぁ。本部に戻り次第、議案として検討する。」