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帝国新英雄物語  作者: 黒騎士
第一章 門出
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報告

いや〜。彼の実力はやはりホンモノだった。

彼の動きは前回よりもはるかに洗練されていた。


まぁ…傷が開いてしまったたことで、医療主任から私はこっぴどく叱られてしまったのだが… 


それでも、確認した意味はあった。

彼の実力は十分に正規軍でやっていける。

これでビギナーズラックではないことが証明された。


銃撃訓練についても予想をはるかに上回る実力だった…。本当に素人を相手にしているのか疑問に思うほどに。 


まぁ…いい。今回の件について私は総司令に報告に来たんだ。彼の実力を伝えたうえで、航空軍の復活を願い出なくては。


「失礼致します。ザビーダ少尉であります。」


「入りなさい。」


今回私が来たのは、司令室ではなく総司令閣下の執務室。報告の件をお伝えしたら、執務室で確認したいとのことだった。


一応報告用に映像を記録していたことが功を奏したようだ。


「それで?報告とは何だ。」


「先程、エドワード伍長が目を覚ましました。その上て閣下の指令をお伝え致しました。」 


「彼の者は驚いたか?」


「ええ。」


「それはよかった。それで?」


「彼の銃器の腕前と戦闘シミュレーション機にて操縦の腕前を確認いたしました。」


「ほう…それで?」


「射撃については、パイロットとしては満点合格。恐らく、南部方面軍の中でも特に秀でた部類に入るでしょう。」


「何点だったのだ?」


「500点でした。」


「素人とは思えない記録か…。帝国南部方面軍における陸軍としては及第点ではあるが。空軍にしておくにはもったいないな。まぁ…それで、シミュレーションの方はどうだったのだ?」


「実際の戦闘時よりもはるかに早くそして、損傷することもなく撃滅しました。ただ、傷が開いてしまいましたので、しばらく安静にするにつようがあります。」


「そうか…。それならば、入隊は予定通り進めよう。彼は救命ポットに入れたまま、旗艦に戻るとしよう。」


「ようやく戻るのですね?宇宙に。」


「あぁ。彼が次に見るのは宇宙だろうな。」


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