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ファストトラベル:第二章の整理

 ここでは第二章の登場人物とあらすじを整理します。


――――


○登場人物ガイド(第二章時点)


木戸きど 与作よさく

 本作主人公。

 かつて、父・久作から仕込まれたヤクチャラ族の言葉を操り、部族の関係者の信用を得ることに成功した。

 「練気術」によって武器に理力を乗せることで、暴走した理素への干渉を行う。

前衛を担い、体を張って理素暴走との対峙を切り抜けた。



上崎かんざき 時子ときこ

 理術士。FIONA所属の理力執行官。

 いつも落ち着いた平生とした姿を見せ、。その理素操作能力は規格外。オーストラリアの原野で理素暴走と遭遇した際も、自然の中にある理素を自由に扱うことでパーティを窮地を救った。

 聖地ウルルにて大地の祖霊から「祝福」を受け取る。そして、自身が惑星意志(アボリジニ神話で言うところの虹蛇)の化身として創られた存在であることを告白した。



■ ソフィア・オドネル

 UN-DERT(FIONA)調査官。

 理力を持たないが、戦術判断・装備運用・現場統率を担う。作戦指揮官のような冷静な撤退判断と覚悟を示す。

 時子とは長い付き合いだったが、彼女の正体については、この旅で初めて核心に触れる。


■ エリアス・フェルナー

 理術士・医師。

 治癒を担当する後衛。回復役、そして気遣いでパーティを支え、民族伝承や大地の祖霊の顕現を「理論的に理解しようとする視点」を担う。


■デイビッド

 陽気で気のいい男。アボリジニの部族の一つ、「ヤクチャラ族」出身の観光ガイド。与作たちに知人のアボリジニを紹介することを通じて、久作のと接点のあったヤクチャラ族の人物を探す手伝いをした。


■アレフ

 静かな男。デイビッドが与作達に紹介した最初のヤクチャラ族出身の人物。イリアに話を聞くことを進めた。


■イリア

 デイビッドが与作達に紹介した二人目の人物。かつて久作と会っており、久作を呪術師の一派のもとへ導いた人物。


■ワリム

 ヤクチャラ族の呪術師一派の長老。かつて、与作の父である久作に聖地ウルルへの導きを許した人物。

 ウルル登頂の助けを求める与作たちに、大地との対話を果たす試練として、部族の伝承の(ソングライン)を歩きウルルへ向かうことを課す。


■ ウルマン

 ヤクチャラ族呪術師一派の男。ワリムの息子であり、ミリナの父。

伝統儀礼と祖霊信仰の担い手であり、ウルルへの導き手。理素暴走を「悪霊」として認識し、その鎮魂も自らの使命である姿勢を貫く。


■ ミリナ

 ヤクチャラ族呪術師一派の少女。

歌と舞によって精霊たる理素に働きかける。

聖地ウルルへの巡礼を控えていたところ、与作たちがその旅に同行することになった。

 与作よりは年下だが、その言動はどこか達観した落ち着きを見せている。



○第二章のあらすじ


・久作のノートを手掛かりに、旅立ちを迎えた与作、時子、ソフィア、そしてエリアスの四人。一同はオーストラリアへ飛んだ。


・聖地ウルルにやって来た一同。理力を持つ与作、時子、エリアスが口をそろえて、岩の上の方に違和感が覚えることを訴えた。


・ウルル登頂への合法的な手段を検討の結果する最中、時子と与作が久作とアボリジニの「ヤクチャラ族」のつながりを思い出す。一同はヤクチャラ族のいるアリススプリングスを目指す。


・ヤクチャラ族出身という観光ガイドのデイビッドに一同はコンタクトを取る。久作の足跡を探して、デイビッドの知り合いへの聞き込みを開始する。


・与作たちはデイビッドの知人であるイリアと対面する。彼女がかつて久作をヤクチャラ族の呪術師のもとへ導いたことが明らかになる。


・与作はヤクチャラ族の呪術師の長老・ワリムと出会う。与作はウルルへの案内を願った。徒歩でのウルルへ伝承の道程ソングラインの旅を、その資格を得る試練として課される。


・聖地への巡礼を控えたワリムの孫娘ミリナと、その父親ウルマンの行程に、与作たちは同行することになった。


・部族の伝承の歌に従い、与作たちはウルマンとミリナの先導でオーストラリアの原野を進んだ。


・道中で理素暴走に遭遇。全員総力戦でこれを退けた。


・ウルマンとミリナの説得により、聖地を治めるアナング族から、与作たちもウルル登頂の許しを得る。


・ウルルに登頂し、一同は地の理素が顕現した姿、「大地の祖霊たち」との邂逅を果たす。


・祖霊の言葉によれば、世界は「大きな困難」を前にしており、その兆しが、「理素暴走」であるという。


・祖霊は時子に「大地の力を貸そう。虹蛇の化身たるお前ならば使えるはずだ」と言って、時子に吸い込まれるようにして姿を消した。


・祖霊との会話を引き金に、時子は自身が惑星意志(アボリジニ神話で言うところの虹蛇)の化身として創られた存在であることを告白した。


――――


 大地の祖霊との対話、そして時子の出自の告白によって、さらに物語の深層へと迫った第二章。


第三章 「空と海の旅 —芽生え—」に続きます。

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