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詩全集

海に恋した彼女の最期

作者: 那須茄子

海に馳せる

彼女の恋煩い


僕はそれを深くにも

美しいと思う


海に魅いられた彼女の瞳

僕に向けることはない


当てずっぽうな空欄の穴埋め

過ごす

共有する

日々の中に無理やり

彼女を取り囲む


それでも変わらず

僕にはそっぽ向ける



片道切符で行ってしまった

彼女の後ろ姿を

どれほどの悲しみで

受け入れられるだろう


それが一方的な片想いだろうと

どうだって良いと

彼女ははっきり言い切った


海に恋するなんて

馬鹿らしいと

言い募っても



追いかけて行く勇気は僕にはなくて


彼女には追いかけるだけの強い信念があった






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