あなたは誰…?
すごく短くなってしまってすみません…
また近々新しいエピソードを投稿する予定ですのでそちらもお楽しみに!
柳くんの記憶を見終えて、私、神崎リオは、突然、周りが現実に引き戻された。
薄暗い家のなかには、まだたくさんのゾンビたちがいる。
でも——。
みんなの記憶を、見せてもらった。
みんなが考えていたこと、思っていたこと、抱えている過去——。
全部全部、見せてもらった。だから、私も決心がついた。
行くしかない。私の「負の感情」の、出所へ。
きりっと前を向く。周りのみんなを蹴飛ばして、家の二階へと向かう。
家の二階には、昔私がよくいた部屋がある。そしてきっとそこに、私の「負の感情」の発端が、あるはず!
階段を駆け上り、見慣れたドアの前に立つ。ドアノブにそっと手を伸ばした。
がちゃり、という音がして、扉が開く。中は真っ暗で、だけど、中には一人の少女がいた。
腰ほどまである長い髪の毛はぐちゃぐちゃに乱れていて、薄汚い灰色のワンピースはぼろぼろだった。目に光はなく、頬もすす汚れている。
はっ、と短い息を吐いた。少女がこちらを向く。なんで。なんで。なんで——。
少女がにっこりと笑う。そして、呆然と突っ立っている私に向けて言った。
「りーおっ」
ああ——と思う。そうか。悪の発端。負の感情の出どころ。
そこはもしかすると、時空を超えた——。
少女が笑う。そして、私に声をかけた。
「久しぶり」
すごく短くなってしまってすみません…
また近々新しいエピソードを投稿する予定ですのでそちらもお楽しみに!
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