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情報を垂れ流しやがったのは誰ですか?

 あー、ついにリオにも危機が……!

 この先かなり重要になってくるので、ちゃんと読んでくださいねっ☆

 翌日、登校(正確には、教室に行った、というべきだろう。寮から学校に来ただけだから)すると、昨日と同じく人がわらわら寄ってきた。


「うっわぁ」


 人が多すぎて前が見えず迷ってしまう。

 だけれどもちろん、嬉しいのも事実だった。


 だって、村ではこんなふうにちやほやされたことなんか一度もなかったから。


「あーらあら。随分人気者じゃないの」


 一緒に教室に来たユウが、にやにや笑って言う。


——まずはその嫌らしい笑みをやめなさい!


「まあね。私美人だから」


 ユウにだけ聞こえないようにそう呟くと、「最低」とコメントされた。


「リオちゃーん、彼氏とかいるの?」

「いないよー」

「リオ、今日休み時間一緒に遊ばない?」

「いいよ!」


 平和な会話だなぁと、つくづく実感する。


 村では、私を「汚いもの」として扱って、まともに会話してもらえなかったから、何だか新鮮だ。


 でも、そのとき、誰かが吐き捨てた。


「……実は、ブスだって話じゃん」


 その声を、私は聞き逃してしまった。




 夜。浴場を出て、部屋に戻ると。


「神崎リオ、大変よっ‼」


 ユウの声が響き渡った。


「え、何? 誰かに告白でもされた?」


 鼓膜が破れそうなほどの大声に、ふざけ調子に顔をしかめる。だけどノってこないユウを見て、何かあったのだと気づいた。


 すぐに居住まいをただす。呼吸が荒いユウと、隣で深刻な顔をしているエメラルド。


 ただごとじゃないらしい。


「学年のLANE、見た?」

「み、見てないけど」


 入学してすぐ、誰かが作ったグループレインに、私も招待された。学年全員が入っているらしく、まだ皆そこまで交友は深くないものの、初日からスタレンする勢や誰かの秘密を暴露する勢が大勢いたと聞く。


「今すぐ見て!」

「はぁぁ?」

「リオさん! これは大変なんです!」


 普段はおとなしいエメラルドにもそう言われて、しぶしぶレインを見ると。


「……えっ???」


 私は、画面を見て言葉をなくした。


 ユウもエメラルドも、心配そうにこちらを見ている。私は、心臓がわしづかみにされる気がした。


 だって、そこには。


 中学生の頃の、卒業アルバムがあったから。


「……何で?」


 私が能力を受け継いだのは九歳のときだ。だが、しばらくはやけども消えてはまた出て、消えてはまた出て……の繰り返しだった。それが落ち着いたのは、本当にそう、中学校を卒業してからだ。


 私もなぜだか分からないが、さすがに幼い頃にしみ込んだやけどは魔法の力ですぐぱーっと消えるわけではないらしい。


 そして、卒アル写真には、やけどのときの——治っていないときの、私が、うつっている。


「何で、北町中の卒アルが……」


 国立、北町中学。


 北町小学校からそのまま上がれて、中学受験をしない人たちはそのまま北町中に行く。


 それが大半だし、私だってそうだった。今すぐにでも両親から離れたかったけれど、まだ能力を完全に理解していなかったし、復讐にはまだ早いと思ったのだ。


 だから当然まだいじめは続いたし、やけどだって消えたり出たりだったから、小学生のときとさほど変わらなかった。


 それはいいとして、じゃあどうして、私立桜美鈴学園ここに、その写真があるの?


 私は、もう村から一歩でも離れたくて、村からすごく遠くて村の奴らの頭じゃ絶対いけないような、桜美鈴学園にしたというのに。


 でも、考えられることは一つしかない。


 私の学年に、私と中学校が一緒だった人間がいる。そしてそいつは、きっとものすごく、私のことを憎んでる。

 疲れたー!

 いつもこの連載を楽しみにしてくれている皆さん、今日は投稿が遅れて申し訳ございませんでした!!!<m(__)m>

 これからもよろしくお願いします……!

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