クローバーの花言葉、知ってます?
はぅぅ、やっと11話!
この後はかなり物語が進展する(予定)ので、平和なのはこれくらいですかね。
そう、話の名前にもあったように、クローバーの花言葉、あなたは知っていますか?
「……てなわけで、ユウ、早く着替えて。柳くんが待ってる」
部屋の中でエメラルドとトランプをしていたユウは、「はぁ?」と毒づいて私を見る。
「えっ何、なんでいるの?」
「ユウと話したいことがあるの」
「えっまさか告白? ちょっと待ってよぉ、髪の毛整えなきゃ」
「バカ。そんな浮かれた話じゃないの」
私が止めたのに、ユウは髪形をきれいに整えて登場した。
部屋の前には柳くんが立っていて、ユウを見ると「うす」と声をかける。
「ひ、ひゃいっ! あなたが私に告白すると聞いてきました!」
「バカ!」
勝手なことを言いだしたユウを叩く。柳くんは面倒くさそうな顔をしながらも、説明してくれた。
私と柳くんが話したこと。
校長と、亡くなった母親のこと。
ユウは何の目的で能力を使いたいのか。
もしそれが復讐ならば、三人で協力して、それぞれの復讐をやりたいということ。
ユウは黙って最後まで話を聞くと、口を開いた。
「……逆にさ、あの能力、復讐以外に何で使うの?」
「……えっ、じゃあ、ユウも……」
「当たり前じゃない! 私はね、自分を殺すの!」
「は?」
柳くんがぽかんとした顔をする。
「……ごめんなさい。失礼。だから、協力するわよ。一人じゃできないことも多いの。だけど、これは約束して。それぞれの計画に口出しはしない」
「……?」
どうして、だろうか。
だけどすぐに思い返す。
口出しされて、気持ちが揺らぐのが怖いんだ。
今の気持ちは、そんなに固くない。このまま何か解決案を出されて、そっちに流れてしまえば、もう元の気持ちに戻ることはできない。
私だってそれは怖い。
「分かった。じゃあそれは約束しよう。なら、俺たちは三人で協力し合うでいいんだな?」
「ええ。いいわよ」
「あっ、ねえ、それならさ!」
私はあることを思いついて二人に声をかけた。
「あのさ、うちらのグループ名! どーする?」
「ああ、確かに、あったほうがかっこいいわね」
「まあ、そうだな」
それぞれ考えてみる。
どんなものがいいだろう?
「復讐」という言葉は入れたいけれど、そのままじゃかっこ悪いし。
そのとき、頭に一つのことがよぎった。
花言葉で「復讐」なる花。
小学生のとき、なんかの本で読んで、意外過ぎたから、覚えている。
クローバーの花言葉は、「復讐」だ。
「クローバー」
ぽつりとつぶやくと、二人が一斉にこっちを向いた。
「クローバーの花言葉は、『復讐』だよ。……シロツメクサでもいいけど、クローバーの方が短いし、いいかなって」
「いいんじゃない?」
ユウが笑ってみせる。
柳くんのほうを見たら、柳くんも頷いていた。
誰も言ってくれないから、私が宣言する。
「今日から私たちは、『クローバー』だね」
グループ名をつけるのにはかなり悩みましたね。かっこいい外来語にしようと思ったのですが、花の名前がいいな、じゃあ花言葉が復讐の花は…って感じで、なんか「クローバーいいじゃん!」ってなりました。
それにしても以外ですよね。クローバーといえば、子供のころ四つ葉のクローバー捜したり、「幸福」のイメージなのに実は「復讐」とか怖い意味もあるなんて。
まあ、幸福と紙一重ってことですよね。だけど、普通は「幸福」だし、幸福がかなわなかったときの怒り?的な感じで「復讐」って意味があるみたいなので心配しなくていいですね。あ、あとがきが長くなったのでそろそろ。それでは。




