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ひとりぼっちの百物語  作者: 夏野篠虫
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深夜放送

 アナログからデジタルへ、ブラウン管から液晶へ変化したようにテレビは昔と随分様変わりした。


 深夜の白黒の斑模様の砂嵐や放送休止時間のカラーコードはもはや過去の産物で、あの特有の不気味さは感じられなくなった……



――かに思える。


 今もとあるチャンネルで2時30分頃から3時頃に砂嵐が流れるという。


 他の局では同じ時間に自然や建築など世界の美しい風景映像を放送していたりするのに、何故か頑なにそのチャンネルではわざわざ無味乾燥な砂嵐の映像を用意して耳障りな音を伴って流されている。




 需要があるのだ。




 何も映らない、ただただ画面を走るノイズの映像を流して欲しいという人々がこの国に、いる。




 日付もとっくに変わって街が静まり返っている中。部屋の明かりもつけずに、ザーっという音だけがする室内。その人は何をする訳でもなく、ぼんやり白黒の画面見ているだけだ。




 彼らは何を求めて砂嵐を見るのか。





 視聴率は年々上がっているらしい。



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