悠々閑々
はい、今回は会話パートが多めになっております!
「ーさん!飛鳥さんっ!起きてください!朝ですよ〜!」
ああ、もう朝か…なんかまだ体がダルい気がする。でも、仕方ない、起きるか。せっかく薄桜が起こしてくれてるんだ。
そう思って僕はゆっくりと目を開けた。そこには普段見る天井の景色はなく、昨日出会ったばかりの美少女の整った顔があった。
「わっ!ビックリした!朝っぱらからよしてくれよ。薄桜。」
「えへへー、ごめんなさい!」
薄桜は笑顔で謝った。
そして、僕がおもむろに顔を上げると目の前に美しい谷間があった。薄桜は下着姿だった。胸は麗には全然劣ってしまうが、あることにはあった。
推定C〜Dカップと言ったところか。
いや、そうじゃない。何考えているんだ、全く。
「…なんで服を着てないの?」
「いや〜、この姿で飛鳥さんを起こしたらビックリするかなって。」
「確かにビックリしたけど、この時期にそんな格好でいると風邪引くぞ。それに、恥ずかしいとかないのかよ。」
「気遣ってくれるんですか?やっさし〜い!でも、私たちは風邪引かないですよ!多分。あと、飛鳥さんはビビリっぽいから襲われないと思うので大丈夫です!減るもんじゃないですしね!」
「多分だったら服着とけ。それと、僕はビビリじゃない。」
身支度を済ませ、僕たちは再び自室に戻った。
言い忘れてたけど、今日は土曜日だ。学校は行かないで、ゆっくりするつもりだ。
僕は自分の机の椅子に座り、薄桜は僕のベッドの上に座った。
「なあ、薄桜。昨日の戦いの事なんだけどさ。」
「はい!何でしょう?」
「なんで村木の契約した本紫って娘はあんなに真剣だったの?一番綺麗な色になるってそこまで重要なのか?」
「あー、そっちはオマケみたいなもんですよ!どっちかって言うと一番になって自分の願いを叶える方がメインじゃないですか?」
「ん?僕そんなの聞いてないよ?いつ決まったの?」
「あれ?言ってませんでしたっけ?一番綺麗な色となった和色撫子とそのパートナーは夢を叶えてもらえるんですよ?」
「え?本当?よっしゃぁぁ!薄桜、そう言う大事な事はもう少し先に言ってくれよ!よし!なんかやる気出てきた。薄桜はどんな夢を叶えてもらうつもりなんだ?」
「世界を私色に染めてもらう、ですかね?」
物凄いドヤ顔で言った。
「世界中真っピンクになるってこと?」
「はい!素敵ですよね⁉︎」
とても輝いた目で聞いてきた。いくらなんでも、これに素敵ではない、なんて答えられなかった。
「うん!薄桜らしいと思う!(素敵とは言ってない)」
「ですよね〜!私そういうところセンスありますから!」
「ところでなんだけど、昨日の傷はもう平気なの?」
「はい!一晩眠ればバッチリ回復ですよ!」
「へ〜随分と丈夫なんだね。」
「まあ、和色撫子ですから!」
「そういうものか。それで、これからはどうする?新しい敵が来るまで時間もあるだろうし。」
「それに関しては私に良い考えがあります!作戦会議を開きましょう!」
「村木たちか。よし!そうするか。他に出来そうなことないし。じゃあ、俺電話するよ。」
僕は電話で村木を呼び寄せた。
村木が僕の電話に対応してから僕の家のインターホンを鳴らすまでに3分もかからなかった。
「おはよ!飛鳥!どうだ?今日の俺は光の速さだっただろ?」
「おはよ、確かに普段ならチャリでも10分はかかるよな?車でも使ったのか?」
「私と一緒に飛んできたの…」
本紫が村木の後ろからひょいと顔を出した。昨日と服装が違い、洋服にブーツを履き、キャスケット帽を被っていた。少し化粧もしているかな?
「おはよう、本紫。今日は随分とオシャレだね。」
「そう…?主人にあの服装で出歩くと目立つと言われて着たのだけど…」
少し頬が赤く染まっていた。
「良いだろ!俺、妹いるんだけど妹の服がサイズピッタリだったから妹にコーディネートしてもらって借りたんだ!」
「なるほどな。ま、立ち話もアレだから中に入れよ!」
「お邪魔しまーっす!」
「お邪魔します…」
僕は2人を部屋に招いた。入ると待機していた薄桜が僕の漫画を読んでいた、が、私服?の本紫を見ると目の色が変わった。
「わぁ!本紫ちゃん可愛い!その服、なんていうの?良いなぁ!私も欲しいな!」
薄桜は僕の方をチラチラ見てきた。買ってアピールだろう。
「これは、洋服と言うのよ…海外の服みたいね…」
「薄桜にも後で欲しいの買ってやるよ。」
「やったーーー!」
それからも、薄桜と本紫の女子トークは止まらなかった。これでは会議にもならなそうなので僕と村木たけでこれからについて話した。
「これから、あの2人どうするんだよ?」
村木が真剣な表情で聞いてきた。
「一緒に戦う。それで、まず薄桜と本紫の2人で他の和色撫子を倒して最後に2人が戦う。これで良いんじゃないの?」
「それに関しては俺もそれで良いと思うんだけど、学校だよ。月曜から転校って形で来るらしいぜ。」
「げっ、マジかよ。本紫が行くってことは薄桜は意地でも付いてきそうだな。教科書とか準備しなきゃじゃん。村木はもう準備したの?」
「俺は平気。兄貴のあるから。」
「くそっ、お前大学生の兄貴が同じ高校だったもんな。はぁ、今日買いに行くか…」
「俺も付いて行こうか?なんか可哀想だし。」
「いや、それで本紫も付いてきたら、女子2人が服見に行ったりして買い物にならなそうだから僕と薄桜で行くよ。」
「じゃあ俺帰るよ。今これ以上2人で情報交換しても収穫なさそうだから。本紫!帰ろ!」
「はい…主人…」
村木は飛んでいく本紫と手を繋いで帰っていった。スタイリッシュだった。
「よし!薄桜!教科書と服買いに行くぞ!」
「早速『ようふく』を買ってくれるんですか⁉︎やったー!飛鳥さん大好きーー!」
読んでいただきありがとうございました!
次回!お買い物です!
レビュー、感想を書いていただけると嬉しいです!




