表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
部下が優秀(笑)な世界統一記録  作者: 陸奥ノ花
第二章 ユーロ大陸
10/11

第九話 始まり

バジリスク中央議会に集まる貴族達、バジリスク中央議会は政治の中心地という事もあり、その造形は美しくそれを守る護衛も確認できるだけで100名はいる。



その中央議会を守る部隊の名は、国立緊急徴集兵。ローム男爵が指揮する部隊であった。


現在バジリスク中央議会の周りには、一般市民が集まってきており、様々な地方から来る貴族を見たいと思い集まってきている様だ。


「ねぇねぇ!あの方!メルフィン・バルザール様じゃない!」



「キャー!!キャー!キャー!!キャーーメルフィン様ー!!!」



メルフィンは、馬車から降りその快活たる中央議会前を見て驚く。


メルフィンは28歳でありながらその政治手腕はバジリスク公国内で1位2位をあらそう。

その容姿は、渋い顔つきでありながらたまに魅せる笑顔が民衆の人気の一つである


身長は180cmあり髪色は金でありだれが歩いているか直ぐにわかる。




メルフィンの目が民衆に向けられる。その目は鋭い眼光であり目があったら硬直する人物もいる。



「メルフィ〜ン何睨んでんだよ」


メルフィンの友人カイスがメルフィンをおちょくっていた。


「睨んでいないさ、ただ見ていただけだ。」




メルフィンの目つきは元からこうであり、カイスは良く目の事でからかっていた。


「凄いな...人の集まり様が。」


メルフィンはこれほどの人が集まるとは思っていなかった。中央議会が開催される時は大体人が集まらないものだからだ。



「まるでパレードだ。もっと良い馬車で来ればよかったよ」


これほどの民が集まっているんだ。服装ももう少し派手なやつにすればよかったな。これでは私の存在を民に認知してもらうには難しいな。



メルフィンは、渋い顔をして中央議会の方へ歩きだした。



「おいメルフィン!アレ!」


「ん?」



カイスが指さす先には、貴族派の堂々たるメンツが揃っていた。


その中でも特に重要な人物は、【バルカル・テートリバー侯爵】【ソルマン・コーカ侯爵】【ショルカ・リバルウス騎士】【ハクセンマン・トール伯爵】【バジー・エスコル伯爵】



これらの人物は、貴族派を支える五大貴族の面々だ。五大貴族は貴族派が自称しているものでありその中にバジリスク公爵がいないのはバジリスク公爵に対しての偏見だろう。



「荒れるな今日は」


カイスが呟いた言葉にメルフィンは、同意した。




メルフィン達はバジリスク中央議会に入り議会がある部屋まで少し緊張した面持ちで向かった。




「あ...ねぇねぇあの方もしかして!」


民が目線を合わせる先にいたのは、黒と白で色とだれた服装。その美しさは王族といってもおかしくなかった。


身体のラインが分かる服装は、女性達に火をつけた。



「キャー!!バジリスク様ぁぁ!!」


その風格は他を一掃していた。青い瞳白い肌整った顔に落ち着いた表情。


国を救った英雄の一人であるかれは、男女とはず人気がありこの場で喝采が起こった。


「バジリスク様ぁぁ!!こっち向いてぇぇ!!」


「バジリスク様ぁ!!」




バジリスク公爵は、軽く手を振り中央議会の会場へと入っていった。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ