ヒントというくせにまったくヒントになってないヒント・後半
ふ〜、書けるときに書いてしまおうと書き出したはいいが眠くて途中仮眠を挟んでしまった、神威です・・・。(゜ー゜;Aアセアセ
とてもじゃないが起きてられなかった・・・。^^;
第7話
『ヒントというくせにまったくヒントになってないヒント・後半』
≪場所はどこか、時間はいつか、天気はなにか
そんな中、目の前の燃え盛る炎を前に何かを叫ぶ、少し狂った青年、というには些か若く、少年、というには少し大人びた男が立っていました
当然彼の周りから人の姿が消えていきます。
まぁ、狂っている人のそばにいたい人間なんてこの世に存在しません、至極当然であるといえるでしょう。≫
って、オイ、作者!
いきなり出てくるんじゃねえっ!
≪だってこの小説、コメディとか言いながらコメディっぽくないんだもん。≫
作者の声はそう、哀しそうに言いました。
・・・嘘です、とてもニヤニヤ(顔は見えないので想像だが)しているようです。
そんなこと俺が知るかよっ!?
≪そうですか、では自由にしますから気にしないでください
さて、先ほどの続きですが、どうも主人公には妄想癖があるようです。
そんな主人公がモテるのはパソゲーだけです≫
だーかーらっ!
勝手にナレーション入れるんじゃない!
これは初の主人公視点の小説なの!!!
勝手に第三者が入ってきたらダメなんだ!
だいたい作者、さっきと性格変わってないか?
≪いえ、ただ仕事モードにはいっただけです。
というかさっきのはノリです、あのほうがいいかと思っただけです。
断じてこんな喋り方の知り合いが押しかけてきたなんてことありません。
ええ、ありませんとも!≫
おい、そこ、力説するな、そう言うことにしといてやるから。
≪ところで、そろそろヒント出してくださいね〜♪≫
だから勝手に性格変わるな!
ってかかってにしゃべるな!
というか消えろぉぉぉぉぉっ!!!!!!!!!!
≪はいはい、わかりましたよ
流石に周りの視線が可愛そうなものを見るものになってますからこれぐらいにしときましょう≫
もう手遅れっ!?
オイ作者!
せめてこの誤解だけでも解いていけよっ!
≪はてさて、なんのことやら?
ではでは〜、あでゅ〜♪≫
二度と来るなっ!
ってかどれだけ長いんだよ・・・、作者のお喋りめ・・・。
≪聞こえてますよ〜
どうなってもいいんですね〜、了解しました〜♪≫
さっさと消えろーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
俺の心の声はむなしく俺の心へ響いたのだった・・・。
隆が1人妄想をしていたそのころ・・・
〜玲&清 side〜
「ねぇ、どうしようか」
玲はそういいながら自らの能力である重力を操り、空気の出入りをふさいでいた。
とはいっても、空気単体にかかる重力などたかが知れている。
それを増幅したからといって完全に遮断するには至らないのが現状だ。
「流石に、私たちの能力では難しそうだ。
隆クンの転移でどこかの水を持ってきてもらうしかあるまい。」
そう父様は状況を冷静に判断し、言った。
「で、でも・・・、隆は今、なんか変な空気に中てられたのか正気じゃなさそう・・・。
どうしようか・・・?」
「隆〜、そろそろ戻ってきて〜。
早く何とかしないとシャレじゃ済まなくなっちゃうよ〜?」
そう、1人放心状態(作者の声に怒り、震えていたとも言う)の隆に呼びかけた。
「ん、ぅん?
ぁあ、ごめん、なんか今すっごく理不尽な人間に怒り、震えてたんだ・・・。
って、作者わからないから言ってもダメか・・・。」
ん?
まだなんか少し隆の様子が変・・・。
大丈夫かな?
〜玲&清side end〜
「隆〜、そろそろ戻ってきて〜。
早く何とかしないとシャレじゃ済まなくなっちゃうよ〜?」
俺をこの世に呼び戻した(大げさな)のは玲のそんな一言だった。
「ん、ぅん?
ぁあ、ごめん、なんか今すっごく理不尽な人間に怒り、震えてたんだ・・・。
って、作者を知らないから言ってもダメか・・・。」
まだ少し調子は戻らないな。
まぁ、この程度の炎ならすぐ消せるさ〜。
「・・・大丈夫?」
おぉぅっ!?
何かきつい一言が・・・。
いえ、正気ですよ?
正気ですとも。
ただなんか作者が馬鹿なことを騒いでただけで・・・。
・・・ぁ、【作者の声は聞こえない=俺が独り言を=俺変人】ってすごい簡単な式が成り立つような気が・・・。
・・・キニシナーイ。
ってかほとんど作者のせいなんだよね・・・。
・・・さて、そんな馬鹿なことなんかやってないでさっさと炎を消すとしますか〜。
ぁ、能力のヒントも同時にこなさないといけないんだっけ?
「じゃ〜、さっさと消すよ〜。」
そう俺は言うと左手を、正確には左手の人差し指を軽く天へと向ける。
想像するは水塊、この炎を包みこむほどの巨大な水塊。
また、想像するは箱、我らを包み、如何なる外力からも身を守る箱。
「はっ!」
その瞬間、炎にとりつかれ、轟々と燃えていた住宅の上部へと一斉に水がなだれ込む。
そしてその水は炎の全てを飲み込み、それだけにはとどまらず地上へも打ち込まれる。
「「「「「「うわぁぁぁっ!!!」」」」」」
野次馬根性を見せ、見物に来ていた人ごと、水は全てを飲み込んでいった。
そう、ただ3人を除いて。
「・・・ねえ?
なんで私達は大丈夫だったの?」
玲がポカンと口を開けたままそう口にする。
いや、そりゃ〜、濡れるの嫌だから、としか言いようが・・・。
「だって、濡れるの嫌じゃないか。
ここの空間を他の空間へつなげたんだ、こうすればその場は見れるが外力の影響は受けない。
まぁ、転移の応用のようなものさ。」
そう俺は答える。
そう言った先で言うのもあれだが、嘘である。
水もこの空間も、『持ってきたのではない』のだ。
つまり、これがヒントだ。
がんばって我が能力のなぞを解き明かしたまえ。
・・・ぇ?
誰に言ってるのかって?
そりゃ〜、だれだろ?
「・・・これは、もう転移の能力外のような気もするがね。」
清はそう呆れ顔で言う。
「まぁ、いいか。
では家に入ろうか。」
「・・・?
なぁ、転移してきたはずなのに何故家が見えないんだ?」
そう、そうなのだ。
俺はしっかりと指定された座標へと転移した。
だがそこには城壁のような壁、壁、壁!
どこまでいっても壁が続いている。
これは一体・・・?
「「何言ってる(の)んだい?
この壁の向こうは全て、我が家(私たちの家)の敷地内さ。」」
な、なんだってぇぇぇぇぇっーーーーーーー!!!!!!!!!!!
さてさて、やっと隆の住む家が見えてきました。
尤も、まだ一騒動あるわけですが。(笑)
なんかほんとにコメディだと思ってきてくれた人に申し訳ないです。
コメディ、考えていたよりとても難しい・・・。
今回はちょっとコメディっぽくなった、かな?
なっていれば幸いです。ウ・・ ウン(・_・;)