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学校へ逝こう!?再会と波乱の予感

えと、今回すこし伏線的なものを張ってます。

違和感が残るかもしれませんが、お許しください。

そして、最後のほうでしゃべり方が急に変わります。

どうも、今日読んだ小説に感化されたようです、書いてみたくなってしまいました。^^;

変えろというなら感想にでも書き込んでください、修正いたします。



第15話『学校へ逝こう!?再会と波乱の予感』




で、デカイ・・・。


それが俺の初めに感じた感想だった。

もっとも、世界的に有名なお嬢様が通う学校がまともであるはずがない、この程度のことは十分予測できたはずだった。

それでも尚驚いたのには理由がある。

・・・といってもただただデカイだけなのだが。


例を挙げると、黒崎家の敷地の約10倍である。

黒崎家の敷地で、東京ドーム50個分であるからしてその大きさがいかに桁外れであるかがわかるだろう。


「お、大きいな・・・。」


俺は素直な感想を漏らす。

俺のもといた世界では、学校なんて大きくても東京ドーム4つ分が限度である。

まぁ、あそこは日本ほど教育に力を入れていない、ということも原因のひとつだと言えるのかもしれないが。


「うふふ〜、やっぱりそう思う?

初めてきた人はほぼ確実にそういうんだ〜。」


玲は上機嫌な様子で俺にそう話しかける。


「・・・そして例に漏れず俺もその反応を示した、ってわけか。

ところでひとついいかな?」


その話を早く切り替えたくて、そう少し強引に話を切り出す。


「うん?

いいよ〜。」


そういう魂胆など気にしないかのように玲はそう応える。

おそらく玲本人はソレを理解したうえで話に乗ってくれたのだろう。

さすが、清の娘、思考能力が優れているようだ。


「なぜ校門前に無数のリムジンが?」


そうなのである。

目の前に建ちそびえる校門(玲曰く正門ではないらしい)前には、無数のリムジンが駐車されていた。

そのどれもが超高級車両と呼べる代物ばかりだ。


「ん〜、みんな登校用の車だよ?

財閥とか企業の一人娘とかが多いからどうしても自動車登校になるの。」


そういう玲自身も財閥の一人娘であるのだが、玲にそれを気にした様子はない。


「ふ〜ん、さすが金持ちが集まるだけあるな。」


つまり安全のための処置でもあるわけか。

まぁ、確かにその選択は正しいと思うけど。


「金持ちが多いことは否定しないけどね〜。

でも、中には一般家庭の生徒もいるよ〜?」


玲は肩をすくめながら言う。

自身もその『金持ち』であることを忘れているのではなかったようだ。

・・・尤も、気にはしていないようである。


「ふむ、そんなものか。

その中でも5本の指に入る金持ちが黒崎財閥、ってことだな。」


俺は少量の嫌味を込めて言った。

もちろん本気で言ったのではなく、ちょっとしたジョークである。


「あははは、確かにそういうことになるんだよね〜。

ほんと、自分でもびっくりだよ〜。」


ふむ、やっぱり玲はそのことに重きを置いていないようである。

とりあえず一安心だ、これからいろいろ世話になる相手がそれに固執する人だったら嫌だからな。

俺はとりあえず思考をひと段落つける。

そしてふと、辺りを見渡すのだった。

そこには鬱蒼と生い茂った草、草、草。

あたり一面、草の模倣地帯と化している空間だった。


「ところで、ここはどこだ?」


「ん・・・、どこだろ?

って、ここは・・・、旧庭園っ!?」


どうやら目的地へと歩いていたはずが、まったくの見当はずれなところへと行き着いてしまったようだ。

確かに俺たち、話に夢中になりすぎる感があるからな・・・。

これもすべて玲の雰囲気の所為、もとい、おかげか。


「・・・旧庭園?」


そんなことを考えながら、俺は首を傾げながら少し当惑している玲を見る。


「ぇと、旧庭園っていうのは名前のとおり昔、庭園として使われてたところなんだけど・・・。」


そして玲は言いにくそうな表情で続けるのだった。


「・・・その、ね、あるときその庭園で事件が起きたらしいの。

それはこの学園始まって以来の出来事らしくって、その事件を隠匿するかのようにこの庭園は使われなくなったんだって。」


・・・興味本位で聞いたことが悔やまれる。

はじめに玲が驚いたのにも頷けるような気がした。

それを言った玲は本当に居た堪れない表情で俺を見つめているのだった。


「・・・なるほど、なんとなくわかったよ。

ならあまりここにとどまるのは得策ではないな。」


俺はひとまずこの話を脇に置いておくとして、そう切り出した。

正直、この場にいても何もプラスになることはない、少し違和感が残るが、早く立ち去るのが得策といえた。


「そうね、にしてもなんでこんなところにきちゃったんだろう・・・?」


そう、玲は首をかしげながらも、俺とともにその場から離れるため、歩いていくのだった。





場所は職員室前、横には玲、目の前にはドア、そして後ろには廊下というには平均を大きく上回った通路がある。

なぜこんなところにいるのか、それを説明するには数分前にもどる必要がある。


〜10分ほど前〜


結局、登校した後、旧庭園と呼ばれる場所へと行き着いた俺たちは、玲の教室へと向かった。

そう、玲の教室へ、である。


「・・・あの、さ、俺のクラスってどこ?」


至極当然な疑問である。


そのとき、ふとその疑問があがってくるのは容易なことであろう。


「あ、わすれてた〜。

そういえば一緒のクラスとは限らないんだよね。

それに、転校生ならやっぱり職員室に顔を出したほうがいいかも?」


という結論に至り、職員室前へと玲に先導され、たどり着くのだった。


 


そして現在、職員室の前で俺と玲は一人の女性教員と真正面から向き合う。

しかし、その俺と女性教員の表情は初めて顔を合わせる2人の反応ではなかった。

その2人の異変を感じたのだろうか、玲が不思議そうに首を傾げる。


「・・・」


「〜〜〜♪」


「???」


3人は三者三様な表情を顔に貼り付けている。

隆の顔には驚愕が。

玲の顔には当惑が。

そして女性教員の顔には歓喜が。

それぞれ張り付いているのだった。


そして女性教員は喜びに満ち溢れたかの表情でこういったのです。


「ひさしぶり、隆♪

会いたかったわよっ♪」


そして、

とんっ、と隆に話しかけた女性はうれしさを体中で表現するかのごとく隆へと抱きつくのでした。




まだまだ波乱の予感がする・・・、そう玲は感じておりました。

そしてそれは的中するのでございます。

はたして、この女性は一体何者なのでしょうか。

今はただ、これはほんの些細な出来事だった、とここに記しておきましょう。





えと、作者の言い訳を少々。

更新遅くなりすみません。

完全に学校夜の9時まで残らされて勉強の日々です。

抜け出してゲーセンに行ったりなどしてません、してませんとも。

そういえば『Melty Blood actress again』が先行稼動を始めましたね。

ぇ、そんなことどーでもいいって?

早く更新しろ?

これまた手痛いご指摘を・・・。

まー、作者名でもわかるように私メルブラ信者ですので・・・。

お許しください。

完全に日記と化したこのあとがきですが、このぐらいで失礼させて頂きたく思います。

更新速くできるようがんばりますので今後とも応援よろしくお願いいたします。^^ノ

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