表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/23

学校へ逝こう!?・準備編!?

ぇ〜と、今回何故か戦闘パートが8割以上を占めてます・・・。

戦闘シーンを書くのが難しく、文章が長ったらしくなってしまったコトが主な原因だとおもいます・・・。;;

ただ、コレを2話に分けるのもどうかと思い、1話投稿とさせて頂きました。

ぁ、感想&評価お待ちしています。

特に、『ココはどうしたほうがいい!』とか『コレはイマイチ』だとかどんどん送って頂ければ嬉しいです。(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)

第12話『学校へ逝こう!?・準備編!?』




バキッ!


それは俺が転移した先で聴いた最初の音だった。

あたりを見渡すと、複数の男達が睨み合っていた。

高校生ぐらいの年だろうか。

一見、すぐにでも喧嘩が始まりそうな雰囲気である。


何故こんなところに俺はいるんだ・・・?

そう俺は心の中で呟く、だがその疑問の答えは既に俺の中では出ていた。

というのも、俺は気恥ずかしさから逃げるように転移した為、うっかり座標把握を怠ったのだった。


まったく、今日は色々なことに巻き込まれる日だなぁ・・・。

・・・尤も、今回のこれは完全に俺のミスなんだが。


つまり転移先を明確に設定しないまま転移してしまったのである。

そして俺は現状を把握する為に詳しく周りを見渡した。


「ん?」


よく見てみると、複数の男達が睨み合っている、というには語弊があるようだ。

1人の少年に複数の不良たちがからんできている、という表現が一番この状況に当てはまるように思えた。

その数、え〜と・・・、6人か。


「おい、そこの執事服」


そこでようやくあれの存在に気づいたのか

少年にからんでいた不良の1人が俺にからんできた。

はぁ・・・、これは変なことに巻き込まれそうだな・・・。

まったく、俺ってツいてないぜ。

そう、心の中で愚痴りながら不良A(仮)に向き直る。

不良A以外のB、C、D、E、Fはまだこちらに気づいた様子は無い。

どうやら不良Aは見張り番だったようである。


「何か用ですか?」


俺は無表情で答える。


「あぁん?お前、何でこんなところに居やがる?

見せもんじゃねぇぞ、この野郎っ!」


突っかかってくる不良A。

この年頃の人間はどうしてこうも血気盛んなんだろうね?

・・・ぁ、俺も一応こいつらと同じ年頃だっけ。


「五月蝿いですね、少し黙っててくれます?」


そう俺は不良Aの話を完全に切り捨てた。


「ふざけてんじゃねぇぞ、この野郎っ!?」


そういうと不良Aはいきなり俺に向かって殴りかかってきた。

しかし体重の乗っていない、腕だけの拳など俺に通用するはずが無い。

俺はあえて避けず、左手で受け止めた、そして能力を発動する。


キィーンッ


そう一瞬音が響いたかと思うと、先ほどまでいた不良Aは遥か彼方へと飛ばされていった。

・・・というわけではなく、不良集団の真上約5メートルに姿を現す。


「な、何だっ!?

う、うゎぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?!?」


真上へ転移させられた不良Aは何が起こったか分からない様子で集団の中へと戻っていった。

もっとも、顔面着地により気絶しているようだったが。

不良集団はもとより少年も驚き、固まってしまっている。

その間に、服に付いたほこりを払い落とす。


「テメェ、何しやがる!?」

「おぃ、大丈夫か!?」

「・・・気絶してるぜ、こいつ。」


ようやく硬直が解けたのか、不良たちは一斉に俺に向かって騒ぎ始める。

そして、先ほどと同じような声が掛かる。

今のでやっとこちらに気づいたのだろう、不良集団がこちらに向かって何か叫んでいる。


「五月蝿かったもので、強制的に排除させて頂きました。」


そう俺は淡々と答える。


「このっ!」

「喰らえっ、この野郎っ!」

「・・・死ね」


なにやら1人だけ台詞がおかしい様な気もしなくはないが不良B,C,Dが殴りかかってきた。


ん?

あと2人はどこいった?


そう思い、からまれていた少年のほうに目をやると、不良E&Fと少年が殴り合いを展開していた。

どうやら少年は、俺がからまれている間に2人やるつもりでいるらしい。

当初の印象はあまり武道が出来るようには見えなかったが、思いのほか動きに鍛錬の跡がみられた。

おそらくは護身術の一種だろう。

だが護身術では同時に2人相手はキツイだろう。


「死ねっ!」


考え事をしていると、右から拳が飛んでくる。

俺はそれを体を反らすことで避け、体制の崩れた鳩尾へと後ろ回し蹴りを打ち込む。


「ぎゃふっ!?」


少々間抜けな呻き声を上げながら吹っ飛んでいく不良B。

急所へ強烈な一撃を喰らった不良Bは壁にぶつかり動かなくなった。

そして後ろ蹴りによって体制の崩れた俺に不良Cが好機とばかりにローキックを繰り出す。


「このクソがっ!」


だが俺はそれが届くよりも速く、後ろ蹴りの体制からその反動を利用して左ハイキックへと移行させる。

反動を利用したハイキックは威力を増し、不良Cの右側頭部へと吸い込まれるかのように叩き込まれる。


「ぎゃっ!?」


悲鳴を上げ終えることも出来ず、不良Cは意識を手放した。


「な、なんなんだ、お前はっ!?」


不良B、Cが一瞬でやられたのを見て、不良Dは戦意を消失したようだ。

先ほどまでの態度のデカさが嘘のようである。

尤も、ココまでからんできていまさら無かったことになどする気は無いが。


「ふん、自分がからんできたんでしょう。

自身の行動ぐらいは責任を持ったほうが良いですよ。」


そう俺は言い、瞬時に不良Dの右側へと走りこむ。

彼には急に俺が現れたように見えたことだろう。

不良Dは反射的に右手でパンチを繰り出してきた。

俺はその腕の軌道を途中で逸らし、関節を極める。

そしてその逸らした力を利用し、相手を投げる、勿論関節は極めたままである。それらが出す結論、それは


ボキッ!


「ぎ、ぎゃぁぁぁっ!?」


不良Dは極められていた右腕を押さえながら悶え苦しむ。

つまりはそう言うことである。

関節を極めて投げたのだ、勿論その力が全てその関節へいくようにしてある、折れないはずが無かった。


「だから、五月蝿いといっているでしょう。」


そう言いつつ不良Dの後頭部へと手刀を落とす。


「ぐふっ!?」


その呻き声を最後に、不良Dは動かなくなった。

ふ〜、どうやら終わったみたいだな、ホント、だるかったぜ。


「ふぅ、終わったぜ」


不意に、すぐ傍でそう誰かが言ったような気がした。

・・・そう言えばまだ2人残ってたんだったな。

そう、俺は若干嫌気がさしたのを悟られないように其方を向く。

だが、そこにいたのは予想していた不良E,Dではなく、例のからまれていた少年が立っていた。


「た、助かったよ、ありがとう、礼を言う。

それと、悪かったなアンタを巻き込んじまって・・・。」


少年は俺に向かってそういう。


「ん?

いや、気にすることは無いよ。

私はただ五月蝿い害獣を駆除しただけのことですから。」


そう俺は動揺を気づかれないように無表情を作りながらそう言った。


「それにしても強いな、アンタ。」


少年は先ほどの戦いを見ていたのだろうか、嬉々とした目で俺を見る。


「いえ、それほどでも。」


「ははは、まぁそりゃ謙遜するか。

まぁいいや、俺の名前は 酒々井 銀 (しすい ぎん)

アンタ、名前は?」


・・・また変なのに出会っちまったな。

まぁ、だからこそこの世界は楽しいのかも知れんが。


「私は 逆神 隆 

機会があればまた会うこともあるでしょう。

では私はこれで。」


キィーンッ


そう俺は言い残し黒崎邸へと転移するのだった。



その時、銀はというと。


「まさか・・・、能力者だったのか。

能力を使わずにあれだけの戦闘力を有する、しかも転移系の能力者・・・。

ま、別に関係ないか、俺は楽しければそれでいいからな。」


そう、独り言を呟いていたのだった。





屋敷に戻ってきた隆はと言うと


「遅い!」


「いや、だから、能力の制御ミスで知らないところに飛ばされてたんだって!」


「うぅ・・・、せっかく、せっかく用意を手伝ってあげようと思ってたのに・・・。」


「い、ぃや、だからそれは・・・、悪かった!

ごめん、今度から気をつけるよ。」


「絶対だからね!」


玲のお叱り(泣き脅しとも言う)を受けてましたとさ。




その後、よく考えれば学校に行くのに用意なんてほとんど必要ないことを知った隆だった。

まぁ普通に考えれば、まだ教科書類を貰ってない状態である。

持っていく物なんて、筆記具とクリアファイルぐらいしかないことは当然なんだけど。







作者:今回のあとがきは特になし!


隆:おいおい、無いのかよ、何か考えろよ・・・。


玲:そうだよ〜、どうしても思いつかなかったら作者を血祭りにあげよう♪


隆:おっ、いいアイディアだなそれ♪


作者:や、やめてー!!!

し、仕方ないじゃないですか!?

私だって忙しいんですよ!

本編書くだけでどれだけ時間を割くのに苦労したことか・・・。


隆&玲:それ、俺たち(私たち)に関係ないだろ(よ〜)♪


作者:・・・うわーん!。・゜゜ '゜(*/□\*) '゜゜゜・。 ウワァーン!! 。。。。。。。。タッッタッタッタッタッタタタタタタタ!(;ーー)ノノ ~~


隆:あ、逃げやがった。


玲:ほんとだ〜、逃げちゃったね〜。


隆&玲:ってことで今回のあとがきは終了で〜す♪

今後とも私たちをよろしく♪



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ