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初仕事は波乱の予感!?

ぇ〜、更新遅くなり申し訳ないです・・・。

評価、感想を下さった にこさん、てけさん ありがとうございます、そして更新遅れてすみません。(゜ー゜;Aアセアセ

言い訳は長くなりそうなのであとがきでします・・・、当然飛ばして頂いてもいいです。。゜゜(>ヘ<)゜ ゜。ビエェーン

第11話『初仕事は波乱の予感!?』




清と沙里が談笑していたその頃・・・



「な、何だってっ!?」


隆の叫び声が屋敷に響き渡った。

その発端である玲は、顔に微笑を浮かべながら椅子に腰掛けている。


「だ〜か〜ら、隆には明日から学校に通ってもらいます。」


そう、玲は今日の夕食を答えるかのような口調で言った。


「な、なんでだ・・・?

俺は執事として雇われたんだろ?」


隆は未だ混乱から覚めぬ状態の頭で反論する。

もしこの時、隆がもう少し落ち着いていれば結果は変わっていたかもしれない。

・・・尤も、変わらなかったかもしれないが。

玲はそれに然したる問題を見つけられなかったのだろう、何の問題も無い、と言うかのように隆に顔を向ける。


「私の護衛をするのだから学校へも勿論付いてきてもらわないと。

でも学校の内部では部外者は動きに制限が掛かるの。

それなら生徒として学校に通ったほうが色々と都合が良いじゃない?」


「だ、だが・・・。」


隆は反論を探し、既に逃げ道を絶たれているコトに気づき眉をしかめた。

護衛もするといった以上、玲のそばにいることは決定事項だった。

それは別に構わない、俺も玲とは楽しくやっていけると感じていたのだから。


「それに、どうせ一緒にいることになるんだから、楽しいほうがいいじゃない?」


そして玲の言っていることが最善であるということを隆自身も感じていた。


「・・・わかったよ、俺も一緒に通えばいいんだな?

でも、この時期に入学なんて出来るのか?」


結局隆が折れるという形で収まった。

まぁ、こうなることは予想に難しくなかったが。


「その辺はほら、ちょこっと裏工作を?

お父様の力で?

学校に圧力を?」


そう言って玲は徐にケータイを取り出す。


『あ、お父様?

隆の今後ですけど、とりあえず私の護衛として使わせてもらいますね?

それで、隆を学校に入学させたいのですけど、お任せしてもよろしいでしょうか?』


そうお父様こと、黒崎 清 に伝える。

思い立ったら即行動、素晴らしいほどの行動力である。


「ちょ、ちょっと待て!?

なんだ、いわゆる裏口入学ってことっ!?

そ、それは流石にやばいんじゃ・・・?」


隆の言うことも尤もである。

・・・ただし、あくまで一般人の場合は、であるが。


「何を言ってるの?

そんな人聞きの悪い・・・。

私達はあくまでちょっとした可能性の話を学校側にするだけだから。

そう、もし私たちの援助がなくなれば・・・、って可能性の話を、ね。」


黒崎財閥などの世界レベルの企業から圧力が掛かれば当然学校はつぶれる。

だから基本的に裏口入学程度ならば無理が通るのだ、と言っているように隆には思えた。

間違ってはいないだろうが。


「はぁ・・・、もうわかったよ。

にしても明日からなんて急な話だな・・・。

なら、早めに用意しなくちゃな。

で、俺の部屋はどこなんだ?」


と、話に一段落つけ、そう2つ目の問題を口にする。


「ん?

あぁ、部屋ね、ココなんてどう?」


そういって玲は下を指さす。


「・・・ん?

どういうことだ?」


意味がわからず俺はポカンと開いた口を閉めることが出来なかった。

な、なんか嫌な予感が・・・。


「だから、こ〜こ。

私の部屋で〜す♪

幸いベッドも2つあるし?」


そういいながら玲はニヤニヤと隆の反応を楽しんでいる、そう俺は心の中で突っ込んだ。

口に出さなかったのは下手に突っついてこの事項を決定事項にされないように、である。

幸い今の玲は冗談のつもりで言っているように見える、下手に突っつくのは得策ではなかった。


「はぁ!?

そ、そんなことできるわけないだろう!?

玲、自分の言っている意味を理解しているのか!?」


隆はおもいっきり反論した、反論したのだが・・・。


「勿論よ。

隆と一緒に生活、楽しくなりそうじゃない?」


玲に一蹴される。

勿論端から見れば玲の言っていることは屁理屈もいいところである。

だが何故か玲に言われると反論しづらいのだ。

それが何なのか、俺は既に気づいている、玲のあの笑顔である。

あの笑顔で言われると、どうしてもそれを崩したくないと感じてしまうのだ。

だからと言ってこれだけは譲るわけには行かなかったが。


「だ、ダメだダメだ!

流石に同部屋に住めるほど肝は据わってない!?

って、そうじゃなくて・・・!?

だ、だから悪いが俺の部屋を別に作ってくれ!」


そう必死に俺は玲を説得する。

どんな手を使ってでも、同じ部屋で生活するなんて、とても精神がもつはずが無い。

能力を使うより10倍以上疲れるのではないだろうか。


「ふふっ、仕方ないか。

流石にソレは難しいんだろうね。

わかった、この廊下の部屋は全部空いてたはずだからどこ使ってもいいよ。」


玲は予め考えていたかのようにそう言った。

・・・やられた、俺はからかわれたのか。

な、何かとても幸先悪いスタートだな・・・、まぁ、がんばろう。


「そうか、ありがとな

俺は学校の用意をしてくるよ

何かあったら夕食の時にでも」


そう言って俺は玲の部屋を去るのだった・・・。





さて、どこにしようか。

玲はああ言っていたが俺が勝手に決めてしまっていいとは思えない。

やはりココは清に聞くべきだな。

だが、それには一つ問題があった。


「しまった、応接室の位置がわからない・・・。」


つまりはそう言うことである。

玲の後を付いて来たからか、道筋がさっぱりわからない。

こういった屋敷にはよくいるお世話係りに聞こうにも人が通らない。

そう言えばこの屋敷にいるのはほとんど玲たちだけなんだっけ・・・。


「・・・仕方ない、能力をつかうか。」


そう俺は思い立って、能力を発動させる。

俺の周囲に不可視の力が湧き上がるのが俺には感じ取れた。


ブンッ・・・


そう、独特な音を残して隆はその場から姿を消すのだった。




ブンッ・・・


次にその音が聞こえたのは当然のことながらさっき清たちと話していた応接室である。

だが予想に反してそこに清の姿は無かった。


「いらっしゃい、どうかしましたか?」


そう、そこには清が沙里と呼んだ女性の姿しかなかったのである。


「いえ、ただ私はどの部屋を使わせてもらえばいいのか、と聞きにきただけです。

玲さんに聞くとどの部屋を使っても良いとのことでしたが、やはり決めて頂いたほうが何かと都合が良いかと。」


そう俺は沙里と呼ばれていた女性に話しかける。

玲の母親だということだったが正直姉妹にしか見えなかった。


「あらあら、あの娘ったらそんなことをいったのね。

よっぽどあなたのことを信頼しているみたいね、あの娘がココまで心を許したのを初めてみるわ。

部屋は本当にどこを使ってもらっても構わないわよ?

なんなら、玲の部屋にする?」


・・・やはり玲の母親で間違いなさそうだ。

沙里はそう笑いながら言った。

当然のことながら俺はまったく笑えなかった。


「・・・既に玲さんに言われましたよ。

丁重にお断りしましたが。

あの方は少し自身のことを過小評価しすぎではないでしょうか?」


そう、つい口が滑った、と言うわけではないが沙里に言う。

だがそれを聞いた沙里は目を見開き、驚きに満ちた顔をしていた。


「まさかあの娘がそんなことをいうなんて・・・。」


どうやら玲は今まであんな態度をとったことがなかったようだ。

特に他人に対してココまで信頼を表すのは初めてのことらしい。


「玲のこと、よろしくお願いしますね。」


そういった沙里の声は、『信頼してるわよ、隆くん』といっているように俺には思えた。


「えぇ、私はあの方たちに拾われた身です。

私に出来ることならばなんでも。」


それを感じ、俺は恭しくそう答えた。

そして気恥ずかしさからそそくさと能力を使いこの場から立ち去るのだった・・・。








えと、言ってた言い訳です、えぇ、言い訳ですとも。(←開き直った)

実はですね、学校が始まったんです。

それ自体は何の問題もないんです。

ただ、私のクラスは自主学習と言う名目の元に強制的に夜9時まで残らされるんです・・・。

学校から家まで1時間半かかるんで、帰ったら10時半・・・。

執筆する余裕と気力がありませんでした・・・。

今後も続くので多少更新が遅くなるかもしれませんが、更新できるようにがんばりますので今後とも皆さんよろしくお願いいたします。よ(^○^)ろ(^○^)し(^ー^)く(^○^)ぺこm(_ _)m

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