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第3話 風麻兎樹

2話目少し加筆、修正しました。

前回投稿から感覚も空いてしまったので、よければもう一度振り返りとして読んでみてください。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!また寝坊ぉぉしたぁ!!」

そう言いながら家を飛び出したのは、そう鷹也である。寝つきが悪かったため寝坊したのである。

もう少し学習しようぜ……おれ。

自転車で全力ダッシュしてる鷹也は思った。上り坂しかないからチャリ通きつくね?

この亀山市は昔は山だったのだ。だが大雨による土砂崩れや街の発展により今は小高い丘になっている。それでも市の1/3を占める大きな森があったりと面影は残っている。

普段生活する分にはなんとも思わないが亀山高校は丘の頂上にあるため登校するには上り続けるしかないのである。夏ともなれば汗だくは免れないだろう。

チャリ通をやめて徒歩通にするか迷っていたところで学校に着いた。



教室に入ると先生は居たがまだホームルームは始まっていなかったらしい。ギリギリセーフってやつだ。

確か今日は自己紹介や今後の行事予定のガイダンスなど楽な内容だったはず……自己紹介はなにを言うか……

どうせ初日から罰を受けたやつと思われてるだろうし適当でいいか!

と、そんなこんなで自己紹介は無難に終わった。そして授業間の休み時間。

「俺、風麻兎樹ふうまうきって言うんだ。よろしくな、お寝坊さん」

後ろからいきなり親しげに話しかけてきたこいつはうさぎを飼っているらしい。なぜ寝坊とバレた?

合ってるからなんとも言えないのが悔しいが話してやろう。

「おう、よろしくな。ただいきなりその呼び方は失礼過ぎないか?」

威圧感を込めて言ってやった。

「まあまあ、いいじゃんか。俺のことは兎樹って呼んでくれよな」

こいつは、なにも気にしてないようなひょうひょうとした感じだ。しょうがない折れるか。

「じゃあ俺のことは鷹也って呼べよな?」

などと話していたら次の授業が始まった。

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