表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

第2話 新生活(改)

そこそこ書き足しなどをしたのでこっちを読む事をおすすめします。

「やばい!遅刻だ!」

そう言いながら元気よく家を飛び出したのは成長し15歳になった俺、飛亀鷹也ひかめたかやと頭の上にいるさくら11歳であった。

俺は見事、家の近くの亀山高校に合格していて今日が高校の入学式だった。

チャリ通の為、前のかごにちょこんと乗っているさくら。俺が急いで自転車をこいでいるから落ちないようにしっかり掴まってるようだ。

なぜ、亀山高校を選んだのか?それは……それは県内唯一のペット持ち込み可の高校だったからだ。ここならさくらと一緒に高校に通えると思いすぐに決めた。そして苦手の勉強も頑張り合格したのだ。

なんだかんだ言ってギリギリで間に合った。すでに脚もパンパンだ……寝坊しても間に合うって家が学校に近いっていいよね。

ここから俺の高校生活が始まる!未だに息はぜーはー、足も疲れきってるけどね。

「朝から爆走なんて相変わらず鷹也は慌ただしいなぁ。寝癖もついたままだし」

突然後ろから話しかけられて少し驚く。

「誰だ?突然の新キャラか!?」

「なに言ってるのよ幼馴染の名前も憶えていられないの?亀子よ か・め・こ!」

思いのほか怒っているため急いで謝らねば。

「あーわりーわりー憶えてたわ。冗談だからそんなに怒るなって……学校説明会でも会っただろ?」

この黒髪でミディアムポニテの女の子は幼馴染の緑亀子みどりかめこ、ちょっと男勝りな部分がある。いや、だいぶかもしれない。

まあ本人に言うとそれこそ命の危険を感じなきゃいけなくなるから言わないが……

亀子は俺の家の前に住んでいたが現在は隣の市に住んでいる。

「はぁ……冗談なんか言ってる暇があるなら早く自転車止めに行きなさいよ。

あたしは先に行ってるからね!」

そう、まだ校門をまたいでいなかったのである。ここはまだ校門の前であってまだ俺の高校生活も始まっていなかったらしい。こんな始まりだと、この先の高校生活も心配だ……

でも亀子はわかって許してくれたっぽいから一先ず安心かな。


などと言ってる間に式場内の席に着いた。体育館の入り口で渡された紙にはクラスの振り分けや校内地図などが書いてあり、それを見てみると亀子と同じクラスらしい。正直、知ってる人が同じクラスにいるとわかるとかなりホッとする。

辺りを見渡すと犬や猫などの一般的なペットからワニやサイなど、どうやって連れてきたんだよってペットまで沢山居た。もしかしたら金持ちの子供もいるのかもしれない。いや、あのペットのメンツならいるだろ。一般家庭で買えないだろうし飼えないだろうし。

そんなメンツの割には普通の入学式だった。そして普通に終わった。

その後これから1年過ごす自分の教室に向かった。

だが席に着くなり春の陽気に負けた俺はホームルームで寝てしまった。そして出席確認で名前を呼ばれた時も寝てたのでバレて罰として廊下に立たされているさくら……

なぜペットであるさくらが立たされているかって?それは亀山高校では生徒の失敗の罰はペットが受けることになっている。もちろんペットを連れてきていない生徒もいるのでその場合は本人が立たされる。ペットが罰を受ける理由は定かではないが校則なのだから仕方ない。

初日から居眠りで罰を受けたやつとしてクラス内で通るようになった俺…いきなり心配が当たり不安は大きくなるばかりだ。明日から挽回したいところだ。

そのままホームルームは終わり先生に軽く注意された俺たちはうつむきながら自転車を押して歩いて帰った。

寝坊したのに居眠りするなんて踏んだり蹴ったりな初日だった。

そしていつも通り一緒にお風呂に入って一緒に寝た。でも居眠りしたせいなのか寝付くのに時間がかかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ