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オオモリリョウタロウ短編

俺に彼女が出来た。

駄作です。暇すぎてつくりました。

ふと思った。


なぜ俺には彼女がいないのだろう。




友達にもいる。親戚にもいる。知り合いの女は彼女の男バージョンを持っている。


こんなにも彼女がいる人が多いのになんで俺には彼女がいないのだろう。


俺の普段の行いが悪かったからだろうか。


俺が彼女を持ってないことの方が異常に思えてくる。


そんな状況にいてもたってもいられなくなった俺は、彼女を作ろうと思った。






とりあえず制作に当たって必要なのはプロトタイプの彼女だ。つまり試作品。


近所のお店から粘土を大量に買ってきた。変な人を見るような目をされた。




作るのは1/4サイズのクレイモデル。粘土をいじるのなんて二日ぶりだ。


こねこねこねてこねまくった。


ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。


ざっとA~E案の5体のクレイモデル彼女が出来た。


全部かわいいんだけど好みなのはA案とD案かな。


A案とD案で迷ったのでとりあえずこの2つの案で進めることにした。


残ったクレイモデルは残しておこう。




A案とD案のフルスケールのクレイモデルを5分23秒で作った。我ながら良い出来。


D案はでかくなったらちょっと違和感を感じたのでボツにした。一応これはこれでかわいいよ?


A案は俺の好みドストライクだ。


A案のプロトタイプ彼女を元に彼女を作っていこう。




水素、酸素、炭素、窒素、リン、硫黄、塩素、その他複合金属を微量。


魔方陣を描いていざ錬金術を発動させよう。


あ、MPが今のレベルじゃ足りないや。魔物を狩ってこよう。




レベルを上げてきた。レジの前でクレームつけてる魔女を狩ったらやたらレベルが上がったよ。


手を合わせて錬金術を発動。


無駄に光る演出が終わったらそこには完成した俺の彼女が横たわっていた。裸で。


胸と股の辺りに漂う謎の煙。フィルタリングがちゃんとかかってて小さい子供に見せても安心だね。






その日から俺に彼女が出来た。


そう彼女だ。


みんながもってる物をとうとう俺も手に入れたのだ。


しかし俺は問題に直面した。俺は無職なのだ。


無職の俺は金がなかったが彼女を養っていかなければならない。


そこでふと閃いた。


彼女を作る会社を作ろう。


彼女産業はもしかしたらまだまだ開拓の余地があるかもしれない。




彼女とともに会社を作った。


そして彼女をどんどん生産していった。


A~E案の彼女だけじゃなく色んな種類の彼女をつくった。


彼女も彼女の男バージョンも飛ぶように売れて会社はどんどん大きくなった。


彼女産業は俺の会社が独占しているのだから当然かもしれない。


日本は彼女生産量輸出量ともに世界一になった。


日本の主な産業は彼女になった。






会社のトップとして毎日働き、家に帰れば可愛い彼女がいる。


あぁ!俺はなんて素晴らしい日々を送っているのだろう!


きっと普段の行いが良かったからだな。


きっと彼女を持ったからリア充というものになったんだろう。


素晴らしいじゃないかリア充。彼女のおかげだな。







俺は彼女に感謝して、そして夢から醒めた。

夢オチすいませんm(__)m

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