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★初めての依頼★

龍輝(あ。ラッキー♪)

少女は自転車に跨ったまま倒れており、右足は自転車の下敷きになっていた。まず少女は、左足を自転車の上からどけた。そして、膝を立てた瞬間・・・・・・目の前に男の青春を刺激する絶景が飛び込んできた。

少女「・・・ぃたたた・・・・・・」

 まるで、声優の釘神宮理恵さんのような声の少女は、目の前まで来ていた龍輝と目が合う。

少女(やだ、転んだところ見られたんだ。恥ずかしい。)

 少女は逸らした目を再び龍輝に向けた。恥じらいながら、肩をすくめ、恐る恐る、上目遣いで。

少女「てっ、あんた何見てんのよぉ!!こ、こ、こ、ここの変態ぃ!!!」

 そう叫びながら少女はスカートを押さえると同時に、左足を開くように左側に倒した。本当は足を閉じたかったのだが、閉じるには右足が自転車の下敷きになっているから、左足をその自転車の上に乗せなければならない。さすがにそれは出来ないようだった。右足を痛めたのだろう。

 そして、左足は開ききっておらず、地面から二十㎝程離れていた。

 龍輝はその姿を見て、動揺した。その一生懸命に下着を隠す姿。太ももが下着スレスレまで見える姿。でも見えない焦れったさ。そして恥ずかしさと怒りで赤くなった可愛らしい小顔。その全てが破壊的に可愛かったのだ。

龍輝「えっ、あっ、いや、見てない見てない!それより大丈夫?」

少女「嘘っ!絶対に見てた!」

龍輝「だから見てないってば。それより怪我はな・・・」

少女は遮る。

少女「いぃ~や見てたぁ!絶対に私のパンツに見惚れてたぁ!!!」

 少女は龍輝の言い訳を遮るように叫ぶ。周囲の目もあるから龍輝は話を変えようとしているが、少女はそれどころではない。当然と言えば当然だが、さすがに騒ぎ過ぎだとも思える。周囲に白い目で見られている感じがして、龍輝も焦り出した。

龍輝「なっ、何言ってんだよ!大体見惚れるって、そんなにいいの履いてるのか?縞パンなん

   てまるで子供じゃないか。あ。」

少女「ひっ!やっ、やっぱり見たんじゃない!!」

龍輝「あ、いや、そのぉ・・・・・・。」

少女「何よ。」

龍輝「えっと、見たんじゃなくて見えたんだよ。」

少女「私が言うまでじっと見てたじゃない。」

龍輝「それは、その、初めて・・・縞・・・パ・・・ン・・・れて・・・・・・」

少女「え?なに?聞こえないってば。」

龍輝(初めて生の縞パン見れて、あまりの絶景に衝撃、興奮、感動してた。なんて言えない。)

  「何でもない!見惚れてごめん!!」

少女「ほら、やっぱり見惚れてたんじゃない。この変態。」

龍輝「はい、すみません。そのお詫びってわけでもないけど、自転車のチェーン直してあげる

   よ。」

少女「え、直せるの?」

 少女は何故だか不思議そうに目を真ん丸にさせている。とても可愛らしい瞳だ。

龍輝「もちろん!こんなの3分かからないよ。」

少女「じゃあ今までの自転車も直せたんだ。屋敷にある何十台の自転車、捨てなくて済んだん

   だ。」

龍輝「え?今、屋敷とか、自宅にあるとは思えない数の自転車を捨てたとか、聞こえたんだけ

   ど?もしかして君って本物のお嬢様?」

少女「あぁぁぁ!!!」

龍輝「えっ!?なになに!?!聞いちゃダメだった!?!」

少女「お願い!早く直して!私急いでるの!!」

 誰しも急ぐ事はあるが、急ぎ方が尋常ではない。

龍輝「わかった!よっぽど大切な用事でもあるんだな。すぐに直してやるから待ってろ。てか、

   いい加減自転車どかすぞ。足も痛いだろ。大丈夫、パンツは見ないから。」

少女「喋ってないで早く直してってば!!」

龍輝「へいへい。」

少女「ほら来ちゃったじゃない!!」

龍輝「え?来たって誰が?」

 まだ距離はあるが、確かに男共がこちらに走ってくる。その容姿からさっするに。

龍輝「なんだあれ?黒いスーツのような格好した男達。・・・まさかヤクザか!?なんで追わ

   れてるならもっと早く言わねぇんだよ!」

少女「あんたが私のパンツに見惚れてたから忘れちゃったんじゃない!!」

龍輝「そりゃ悪かったけど、こんな異常事態、普通忘れぇぞ。」

少女「うるさいバカ!変態!」

龍輝「ほら、自転車どかすぞ。」

 龍輝は急いで、でも丁寧に自転車を持ち上げ、すぐ近くに丁寧に置いて、修理を始める。

少女「急いでって言ってるじゃない!」

龍輝「急いでるよ。丁寧に持ち上げ、移動は早く、そして置く瞬間も丁寧に。これこそが、早

   くて丁寧な完璧な作業なんだよ。大切なのは速さと丁寧さのメリハリだな。」

少女「ヤバイわよ!もうそこまで来てる!」

龍輝「よし、直った!さぁ、急いで逃げろ!」

少女「っ、ぃたい。」

龍輝「おい、どうした。」

 少女は転ぶ瞬間に右足を着き、その際に捻挫していて、しかも自転車の下敷きになった際、これもまた右足を怪我していた。

少女「どうしよう。傷薬系のアイテム持ってないし、逃げなれない。」

 さっきまでの急ぎ慌てる表情はどこへ行ったのか不思議になるくらい、今にも泣き崩れそうな表情だ。だが、とても可愛らしいので、またも見惚れそうになる。

龍輝「いかんいかん。とにかくだ。俺も傷薬系のアイテムは持ってない。というより、何も持

   ってない。君が自分で逃げられない以上、俺が協力してやる。」

少女「え、なんで?それに自転車まで直してもらったのに、一緒に逃げてもらうなんてさすが

   に悪いよ。」

龍輝「気にする必要はねぇよ。俺は何でも屋みたいな仕事を始めたんだ。だからこれからは人

   助けが趣味みたいなもんさ。それに、せっかく直したけど、逃げる手段は自転車じゃな

   い。俺の愛車タントだ。つまり、自転車は置いていくんだから自転車の件はチャラだな。」

少女(なによこいつ。さっきまでは頼りなさそうだったのに、いきなりカッコつけちゃって。)

   「じゃ、じゃあ、お願いするわ。」

龍輝「了解!いや、かしこまりましたの方がいいかな。」

少女「どっちでもいいから、急ぎなさいよ!」

龍輝「なんだよ。大事だぞ、こういうの。」

少女(一瞬でもカッコイイと思った私がバカだったわ。)

龍輝「まいっか。後で考えよう。」

 目の前まで迫るヤクザ集団。

龍輝「じゃあ、俺の言う通りに行動してくれ。あいつらは俺がここで食い止めて時間を稼ぐ。

   だからお前はその間に、あの俺の愛車タントに乗ってくれ。もちろん助手席だ。間違っても運

   転席や後部座席に座るんじゃねぇぞ。」

そう言って愛車タントの方へ指を指す。

少女(また口調が変わった。)

  「愛車タントって車だったんだ。ていうか、運転席がダメなのはわかるけど、なんで後ろもダメなのよ?」

龍輝「俺の好みだ。後ろだとルームミラーで目が合うし気まずい。隣の方が好きだ。」

少女「わけわかんない。まぁ、いいわ。じゃあ、お願いね。」

龍輝「あぁ、シートベルトをしたらクラクションを鳴らしてくれ。俺がすぐに戻る。後出来れ

   ばエンジンもかけておいてもらえると助かる。」

少女「わかったわ!」

 こんばんは。

 ちょこちょこ間違いが気になりますが、流して下されば幸いです。

 自分でも気がつけば直してはいますが^^;

 そして、読んで下さり本当にありがとうございます☆

 少しでも上達できるように頑張っていますので、

今後も、よろしくお願い致します^^

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