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第5話 胡桃からのタックル

談話室を出る。


話が漏れているか心配ではあるが、ここは結構重要機密や色々話すところな為に防音は完璧になっているので、さっきのは聞かれてないだろう。







「普通校舎の人間だ...」「またこの子」「誰か警備員よんで」「何このこ?」


うんうん、特別校舎特有の空気があるね。

めっちゃヒソヒソ話して怖い怖い、面と向って喋れとは言わないよ?


人間誰しも暗い部分はある、陰口はいいけれども、やはりこの空気はいやだ。


仕方ないけどね、特別校舎の人間が普通校舎に冷やかしにいく輩は私も嫌いだし。


そんな風に考えていると...衝撃がきた。


「千秋ー!!」


それは勢いのあるタックルだった。めっちゃ痛い、え?え?何?刺客?


タックルで思いっきり締め上げて内臓を潰す計画か!?


「置いてっちゃうなんて酷いよ!」


可愛らしい声が聞こえた


あ、なんだこの学園の天使、胡桃ちゃんか...


『ごめんね、胡桃』


一応謝る


「ふふん!いいよ!許してあげる!!」


仕方ないなー・・とお姉さん風に言う。


身長差のせいで、頭を撫でてしまった。これはもう仕方の無いことだ、可愛いもん。


「もー!子供扱いしないで!」


『うんうん、可愛い可愛い』


プンプンと怒る胡桃ちゃんが可愛いってか...後ろから殺気が痛い


チラリと見ると...


「貧乏人...」


天王寺先輩が仁王立ちしてました。


怖い!!怖過ぎるよ!般若みたいになってる


「テメー!また胡桃に引っ付いてんのか!何ここにきてんだよ!」


『んー・・強いて言うなら君達のせい?』


なーんて言ったらめっちゃ睨まれた


「ああ゛」


「千秋ってやっぱり私の親友だね!」


胡桃は天王寺先輩を無視して、キャーキャー言いながら私に抱きついた。


『うん、ごめん離れてくれるかな?』


「なに胡桃を拒絶してんだ!」


え?私が悪いの?何すればいいの?教えて!アールデェー(考古学者)


キーンコーンカーコン


そんな時にグッとタイミングでチャイムがなった。チャンス!!!


『ごめんね、授業が始まるから』


手を合わせて御免なさいのポーズを取りながらすぐに逃げて、大通りを抜けてなんとか普通校舎へ行った。


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