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似非ボッチの私が逆ハー女の親友になってた  作者: 黛 カンナ
愛憎うずまく波乱のセレ祭 準備編
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第37話 仕事終わりと泊まる場所

「今日の仕事はここまでや、皆お疲れさん」


会長の声により、今日のレプラの仕事は終わった。やっと終わってくれたと思った。

安藤さんは、胡桃との会話でプライドがそんなに崩れたのかは知らないが、アレからずっと睨み続けて来て正直な話、仕事とかの問題では無かった。


一応前倒しで進めていたので、問題は無かったのだがやはりキツイ物はキツかった。

ある意味安藤も同じだったのか、書類を鞄の中にいれ早々に出ていった。


お疲れ様っすー、やっと帰れるー、等の声が次々に上がる。皆疲れているんだなーと千秋は思いながら荷物を纏めた。


「お疲れさん」


ポンと、肩をたたかれて後ろをみると会長の姿があった


『胡桃に何を吹き込んだんですか?』


廻りに聞こえない様に耳元で小声に言う。千秋は胡桃がリカを知っていたのは会長のせいだと判断していたが、会長はキョトンとした顔の後、何かを思い出した様にな

顔になって


「胡桃が?.....あ、すまん。そんなつもりでは言って無かってん」


『どういう事ですか?』


「単にレプラの人間が安藤リカって事だけ言ただけやねん....で、胡桃が色々調べたんやと思う。」


胡桃は千秋を盲目なまでに溺愛している。そして、千秋と一緒のレプラならば嫉妬心も合間って色々と調べていたのだろう。

この学園は胡桃の信者が多い為に状況を調べようと思えば調べられる。生徒会の誰かから話を聞くとか、予算やら備品やらで交渉にくる委員たちでも可能だ。


『成る程ね....』


つまるところ、和人にも予想外だったのだろう。もしくは予想はしていたが、早い段階で仕掛けにくるとも、あの短時間のうちに何かするとは流石に思って無かったって事だと、結論付けた。


『分かったよ、じゃあね』


「おん、気を付けてな」


話はこれにておしまいとばかりに、千秋は手をふって鞄をもち、和人も分かったと手をふり返した。










今日はどうしようかなー?


頭の中で普段泊めてくれる年上男達を思い浮かべながら千秋は考えた。別に誰でもいいと思うかも知る無いが、複数の彼氏がいるだけで本人は真面目に付き合っている千秋にとっては、結構悩むものだった。


『どこに泊まろう?』


校門前で呟いたそんな言葉を聞いていた人物がいた。


「おい、泊まる場所がねーのか?」


天王寺正宗だった。

両手をポケットにいれ、ダラっとした姿にも関わらずそのオーラはまるで野獣の王であり、キングと思える雰囲気を身に纏い、千秋風に言うなら

『わー...無駄にド派手ー』な人物である。


ある程度千秋の家庭環境を知っている天王寺は何となく理解して話しかけた。


『え?あぁそうなんですよ。あ、でも....』

彼氏の誰か家に泊めて貰うからと言おうとした千秋より先に天王寺は言った


「じゃあ俺様のとこに泊まれよ」

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