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ホラー短編&短編集

続:35兆1,843億7,208万8,832個のスライム

作者: 坂本竜(リョウ)
掲載日:2026/11/03

朝起きると人間だった。


私は会社に行った。


満員電車に乗った。苦しくて私の半分が壊れた。


会社でミスをした。さらに半分が壊れた。


昼食にマズイ社食を一人で食べた。補助が出て安かったからだ。

さらに残った半分が壊れた。


残業をした。さらに半分が壊れた。


帰りに一杯やった。少し直った。


満員電車に乗って帰った。残った半分が壊れた。



誰もいないアパートに帰った。


シャワーを浴びていると壊れた私が青く透明になっていたことに気が付いた。

シャワーの熱いお湯が気持ち良かった。

肌から水分を吸収しているみたいだった。


ベッドに入って眠ろうとしたが、眠れなかった。

残った私が壊れていくのを感じた。

だんだん眠りについていった。



朝起きるとスライムだった。



◇

◇


前作:『35兆1,843億7,208万8,832個のスライム』


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