第一章:不思議な始まり
作者コメント:
ドイツ人です。
日本語には不自然なところがあると思います。
建設的なご意見やご感想があれば、ぜひお聞かせください。
いちみる
「もうすぐ着くぞ」
それは父の声だった。
そうだ。引っ越しの日がやってきた。
今まで慣れていた東京の街並みは、何時間も前に見えなくなっていた。代わりに右も左も田んぼばかりだった。
車が田舎道をゆっくりと走り、これから向かうのは、山のふもとにて小さな町である。
なかなか落ち着かない花音はその風景を見続けられなかった。両親の車の後部座席に座って、嫌な予感が離れない様子で、不安がそのまま残っていた。
(付きまとわないだろう……私の不幸)
昼直前、とうとう車がいろんな花が咲く庭付きシンプルな家の前で止まった。降りると、聞こえるのは鳥とかセミの鳴き声だけなのに……
(ん? 今、誰かに見られてるような……)
そんな気がしていた。
だが、振り返っても、そこには揺れる草しかなかった。
引っ越しトラックも到着し、両親が作業員と話している間、花音は玄関に向かった。中にはまだ家具がない部屋ばかりだった。
引っ越し作業は思ったよりも順調に進んだ。
両親はキッチンやリビングの準備をするとともに、花音は自分の部屋で本を並べたり、洋服を片付けたりしていた。
最初の数日は、あっという間だった。
ある日、花音は庭に座った。
荷物を全部運び終えて、やっと引っ越してきたという感じをつかみ始めた。
(ここでの生活、意外といいかも)
そう思うとき、ふと、誰かの視線に気づいた。
フェンスの方を見ると、そこには花音と同じくらいの女子がこっちを見ていて……興味津々みたく、目がキラキラしていた。
「こんにちは! うち、西村雅恵って言うんだけど、高校二年生です。よろしくね!」
すごい笑顔で話しかけてきた。
「宮島花音です。同じく高校二年生。こちらこそ、よろしく」
雅恵の髪は三つ編みで、動くたびにぴょんぴょんしていた。着ているワンピースがすごく似合っていて、笑顔だけで周りも明るくした。こんなに話しやすい子といれば、恥ずかしがり屋の花音すらもだんだん打ち解けた。
いつの間にか笑っていた。
このとき、花音はまだ知らなかった。
この出会いが、自分が想像もできない経験につながることになるなんて。そして、それが、人生を変えることになるなんて。
翌日。
花音は雅恵の親友である、山田美月を紹介してもらった。
雅恵と違って、美月はもっと落ち着いた子だった。
長い髪が顔周りを縁取り、薄紫色のフリルブラウスをグレーのジャンパースカートにきちんとインしている。
腕には何本もの銀のブレスレットがしてあって、歩くたびに控えめな音を立っていた。
何しようかまだ分からず、ゆっくり歩いたときに、路地のスマホを見ている金髪の女子を見かけた。
雅恵の目がキラキラで、すぐに声をかける。
「何か困ってる? この辺、まだ慣れてない感じ?」
今日の姿は「SUMMERTIME」と書いてある白いTシャツに黒のスキニージーンズだった。肩にはゆるい三つ編みが下がっている。
「ああ、そうなんです。昨日到着したばかりで、街を探検しようとしているところなんです。
ニコール・エンゲルスです」
交換留学生として、日本に来たばかりということだった。
花音と美月も自己紹介をして、ニコールは三人の輪に加わった。
近くのレストランに入ることに決め、軽くつまめる料理をいくつか注文した。会話がすぐに盛り上がっていった。
「白石しらいし家にホームステイしています」
ニコールはそう言った。
雅恵がうんざりした顔でこう確かめた。
「……ってことは、白石菫の家に泊まってるってこと?」
ニコールが頷いたとき、美月も雅恵も目を大きく見開いた。そして、迷惑かからないように、二人は小さな声で叫んだ。
「信じられない……!」
「白石菫って、ほんとに嫌な女だよね」
美月はため息して言った。
「うち、あの女マジで無理!」
と、雅恵がきっぱり言い切った。
菫との初対面は、あまり良くなかったようで、ニコールも、なんとなく同じ気持ちだった。
雅恵は小声でぶつぶつ文句を言いながら、話題を替えた。
花音は行き交う人をぼーっと見つめて、窓ガラスに自分の顔が映っている。
彼女の黒髪をざっくりまとめて、白いTシャツに膝丈のグレーのスカート履いていた。足元は白いスニーカーだった。
いつも通りプレーンの姿。
(東京と違って、こっちの方がすぐ友達になれる……なんか嫌な感じ……)
実は花音は不幸ばかりだった。むしろ、彼女は近くに来た人に不幸をもたらしたのだ。
目の前のグラスに手を伸ばすと、氷がカランと音を立ていた。
テーブルの向こうでは、雅恵がお気に入りの歌手について熱く話した。その歌手の写真をニコールはスマホで検索していた。
彼女の金髪は肩にかかり、裾を結んだ白いブラウスに、薄青のデニムショートパンツを穿いていた。その隙間から、すらりとしたお腹が少しだけ覗いていた。
花音も興味をそそられてスマホを覗く。
確かに、その歌手は一目見ただけで心を奪われるようなイケメンだった。だが、彼の瞳には奇妙な違和感があった。
写真越しにもかかわらず、その視線が心の奥底を貫いてくるように感じたのだ。恐れと憧れをまぜて、変な気持ちになった。
完璧すぎるその姿。
彫刻のように整った輪郭。
そして、その目……
まるで人間じゃない何かが、人間のフリをしているようで……自然からちょっとズレたという感じだった。
(……何かがおかしい)
グラスを握る手に思わず力を込めていた。惹かれるが、どうしようもなく目をそらしたくなる。まるで、彼が隠している“何か”に、本能が警鐘を鳴らしているかのようだった。
夏休みが終わり、新学期初日の朝。
花音は洗面所の鏡の前にいて、制服姿の自分をじっと見つめていた。
白い半袖ブラウスを灰色のスカートにきちんとインし、赤いリボンを首元に結ぶ。髪型も今日はいつもより似合っていたかもしれない。
それで、雅恵と学校へ。
朝からも蒸し暑くて、道のりはなかなか大変だった。大半が上り坂なので、自転車でもキツい感じ。周りの生徒たちも汗びしょりになり始めた。
校門をくぐって、ニコールの目立つ金髪が本館の方へ向かっているのが目に入る。
「ニコールさん! おはよう!」
彼女が振り返ってにっこりと微笑む。
「のんちゃん! まさちゃん! グーテン・モルゲン!」
校長室で、花音は雅恵とクラスが一緒だと知った。残念ながら、ニコールは別のクラスだった。
そのあと、担任の先生の後ろ付いて、教室へと向かった。やぱり手が震えるぐらい緊張していた。
クラス全員の前で自己紹介をしなければならない……それを思うだけで胸がドキドキした。
教室の引き戸には「2-1」と書いてあったプレートが掲げられている。
先生がドアを開けて中へ入り、生徒たちに声をかけると、黒板に「宮島花音」と名前を書いた。
その瞬間、教室中の視線が一斉に彼女に集まる。
「お、おはようございます。宮島花音です。これからここでお世話になります。よろしくお願いします」
雅恵の方を見ながら話した。
「よろしくー」「よろしくね」とあちこちから声が上がり、花音の肩の力が少し抜けたが、ふと感じた。教室の片隅から、じっと自分を見つめる誰かの視線。
向ける前に、雅恵が手を振り、隣の席を示す。そのまま授業が始まり、特に何もなく、無事に一日目は過ぎていった。
放課後。
花音は今、一人で雅恵の好きな歌手のポスターばかりが貼ってある部屋にいた。
「ちょっと待ってて」
そう言い残して少し前に部屋を出て行った。
またあの嫌な感覚が広がる以前、笑顔して戻ってきた。
「お母さんが、夕飯いっしょに食べていいって!」
「やった!」
それで、リビングへ。
隣のキッチンからは、雅恵の母が料理をする音と、いい匂いが漂ってくる。
なのに……ソファの隣には、赤と白の体操服を着ている男子が立っていた。大きな黒いバッグを肩にかけ、こちらに背を向けている。
まだ会ったこともなく、誰だと知らなかった。
「あ、そうだ、のんちゃんにはまだ紹介してなかったよね。こいつ、うちの双子の弟」
そう言って、弟の方に向く。
「ヒロ? 聞こえてる? せめてちゃんと挨拶しなさいよ」
「ごめん、音楽聴いてた」
白いヘッドホンを外し、軽く首を傾けながら花音を見た。
彼の視線のせいかどうかわからなくて……目が会ったその瞬間、胸が高鳴った。
焦げ茶色の髪は少し眉毛にかかって、背が高くて男子校生である。しかし、正直なところ、それだけじゃない……花音にとって正にタイプだった。
(兄弟なんて、聞いてなかった……しかも、イケメン……)
「やあ、俺、雅弘。よろしくな」
ヒロはいたずらっぽく笑って言った。
「まさちゃん、兄弟いたんだ!」
花音はそう言い、まず雅恵と目を合わせた。
「うん、残念ながらね。この馬鹿弟が」
「馬鹿言うな」
これまさか兄弟喧嘩というやつ?ひとり子である花音には全く分からなかったこと。
「西村くん、はじめまして」
挨拶して微笑んだ。
「ヒロでいいよ」
「分かりました。私、宮島花音です。よろしく」
「じゃ、花音ちゃん、またな」
そう言い残して、ヒロは階段を上がり、着替えのために部屋へと。
この出会いが、あとにどんなことを引き付けてくるのか、それを翌日の昼休みになれば……分かるように。
「ヒロは水泳部だから、いつも帰りが遅いんだ。うちも去年の夏までは水泳部だったけど、やめちゃってさ。今は帰宅部で、のんびりしてるよ」
「そうなんだ。どうしてやめたの?」
その問いに、雅恵はほんの少し視線を外し、肩をすくめて笑った。
「なんとなく。別に大した理由じゃないよ」
相変わらず明るかったが、どこか悲哀という感情が……
(……なんとなくじゃない気がする)
そう思うしかできなかった。
翌日の昼休み。
花音たちは教室でお弁当を食べたところ、突然、教室のドアに立っていた男子生徒が大声を上げた。
「早く来いって! 白石さんが廊下歩いてるぞ!」
その言葉に、教室の男子たちは弁当を放り出し、席を飛び出して廊下へと。女子もそうだった。
「めっちゃ美人だよね!」
「モデルみたいよね!」
いろんな声があちこちから飛んできて、教室は賑やかになった。何が起きているのか分からず、花音はちらりとドアの方を見た。
そこには人だかりがあるだけで、隣の雅恵はうんざりした表情をしてそっぽを。美月も苦笑していた。
どうなっているか分からず、興味もなく、花音は弁当を食べ続けた。
もっとも、廊下のざわめきが一段と大きくなり、生徒たちが左右に分かれて道をあけた。そして……そこにいたのは……
「2年1組の転校生!」
花音が振り向いた先に立っていたのは、信じられないほど美しい少女である白石菫。顔には優しさがあったとしても、目が合った瞬間、それ完全に消えていった。
「聞いたわよ。あんた、ヒロの隣に住んでるんだって?」
突然話しかけられたうえに、彼女の敵意にびっくりした。何この女?いったい何の用?
まさか……ヒロの彼女だと?いたかどうか聞いたこともなくて……
菫の手が優雅な仕草で赤褐色の長い巻き髪を肩に払った。
「一度だけ言うから、ちゃんと聞いて。
ヒロに近づかないで」
茶色と金色が混ざり合ったようで、キラキラしている目なんて……花音がその場、消えたりしていたら、喜ぶかもしれない。
花音は声を出そうとしても、喉が詰まって何も言えなかくて……困惑しつつも、目も離せなかった。
花音(どうして私が? ヒロとは、まだほとんど話してもいないのに……)
そのとき、隣に座った雅恵が急に立ち上がって、椅子がガタって音を立ていた。もう限界のよう……強く机を叩きつけた。
「何くだらないこと言ってんの!?」
静寂。
一声も聞こえない。
「ヒロに近づかないで? バカじゃないの? ヒロがどうしようと、のんちゃんに関係ないでしょ!」
「ふーん、アンタみたいなやつに言われる筋合いはないけど?」
菫は肩をすくめて言った。
「何様のつもりだよ、このクソ女!」
「調子に乗らないでよ……」
微笑みを消して、低い声で。
ここまでだった。雅恵がブチ切れるところに近づいている。いや……もうブチ切れているような……
誰でも良かったということで、廊下にいる男子生徒を指差した。
「おい、君、ヒロを呼んできて!」
言われた男子生徒は慌てて駆け出していった。
少しあと、ヒロがのんびりとした様子で教室に来た。ドアの枠に寄りかかり、姉を見やる。
「なんだよ、マサ。また怒ってんのか?」
今の雅恵はヒロにからかう様子じゃなかった。もう何回も頼んだことが、いつもこんなことに戻るらしい。
「このクソ犬に、ちゃんとリードつけとけ!」
ヒロが呆れたようにため息をついて、菫の方を向く。
「スー、行くぞ。姉怒らせんなって前言ったろ?」
菫は言葉を交わず、ヒロと教室を出た。
これで問題を解決していたら、いいのに、なかなかそんな気がなかった。教室には再びざわめきが戻ったが、雅恵は疲れ切ったように机に突っ伏していた。
雅恵「マジで吐くわ。あの女、大嫌い……」
その横顔を見ながら、花音は「大嫌い」という言葉の裏にある何かを、知りたいと思った。いったいどうしてこんなことに?
放課後。
花音が下駄箱で靴を履き替えていると、後ろからもう聞き慣れたニコールの声が聞こえた。
「ねえ、のんちゃん! 今日はどうでしたか?」
「まあ、悪くはなかったよ。でもさ、ニコールさんのホストシスターに会っちゃってね……ちょっと残念」
花音はため息をして言った。
「ああ、それ聞きました。ところでね? 彼女と話していた男の子が、実はまさちゃんのツインブラザーだったって、最初は知りませんでした!」
「えっ、何を話してたの?」
「それがね、こんな感じでした……」
ニコールはちょっと困ったように笑って言った。
昼休み。
2年2組の教室の中で。
菫はヒロの席の前にしゃがみ込み、机に腕を組んで微笑んだ。そうだ。その首をかしげる仕草は、まるで天使のようだった。
「ヒロ〜♡」
その甘えるような声に、ヒロはスマホをいじったままそっけなく答えた。
「なんだよ?」
「ねぇ、ヒロの隣に引っ越してきた子、1組の転校生だって話聞いたんだけど~」
じっとヒロの目を見つめながら、菫は言葉を続ける。
「その子と仲良くしてるの?」
「昨日初めて会ったばっかだよ。帰りが遅かったし、あんま話してねぇけどな。」
「そっか……」
ヒロはそういうことに気づかないというタイプである。だが、その瞬間、菫の笑顔がわずかに引きつった。
「でも、姉とよく一緒にいるみたいだから、これからはもっと遊びに来るかもな」
「ヒロが一緒じゃないなら、別にいいけど?」
やわらかな微笑みを見せながらも、菫の瞳の奥には冷たい光があった。それを少し離れたところから見ていたニコールは、小さくため息をつく。
(彼女はアンコウみたいです……獲物は彼ですね)
そう考えるしかなかった。ヒロがそれを本当に気づかないのか無視しているか……それ彼に聞いても、分からないことだったかもしれない。ニコールが確かなはずのは、菫の笑顔は偽物だということを。
ヒロはただ、軽く笑って口を開く。
「ま、俺は気にしねぇよ。てか、あの子、けっこう可愛いしな」
「……えっ?」
その瞬間、菫の顔から血の気が引いた。今なんてことを?だが、ヒロは気にすることもなく、椅子を引いて立ち上がった。
「な、スー。俺、用ある。じゃな」
何事もなかったように教室を出ていった。その場に残された菫は、呆然と立ち尽くしていた。
「菫さん、大丈夫ですか?」
ニコールは心配して話かけた。
相変わらず、返事がなかった。ま、いろいろあって無視されても変じゃない……いや、何があっても、それはちょっと……
「気にしないって……それが一番ムカつくのよ」
菫はぽつりとつぶやいて。ニコールの心配に答えず、踵を返し、そのまま教室を出た。
その話を聞いた花音は、ただ困るしかなかった。
「どうしてそんなこと言ったんだろう……」
ニコール「さあ、分かりません」
どうしようもなく、疲れている一日だった。校門を後ろしても、小さな何かがぽつんと心に残っていた。
(ヒロ、私のこと……本当に可愛いって思ってるの?)
その考えだけに、顔が熱くなった。確かに、ヒロがイケメンなのは間違いない。それでも、彼と菫の関係に踏み込むなんて……全く興味なかった。
……少なくとも、なかったはずなのに。
真夜中。
虫の鳴き声は遠くから聞こえるエンジン音に混ざった。静かな田舎の夜を思わせる光景だけだった。だが、それは”違っていた”。空気の中、鼻を突くような腐臭があった。
そこに、街灯の下、一人の神主が立っていた。白い絹の斎服を履いていて、上には淡い青の袍ほうを羽織っている。冠の下からのぞく髪はキャラメルのような色で、その若い顔立ちは、彼の運命の重さとあまりにも合ってなかった。
父が亡くなったから、この役目は彼に託された。拒む選択肢など、初めからなかった。
神主は大幣おおぬさをぎゅっと握り締める。
そしてひと振りするたび、紙垂しでが風を切る音になって……
その直後、不吉な唸り声が聞こえた。赤く光る眼が、じっと神主を見ている。それは、悪霊だった。
次の瞬間、天から光が降ってきた。白銀の矢が悪霊を貫き、霧のような身体を地に縫い止めた。そして、雷鳴のような音とともに悪霊の姿が消えていった。
神主の後ろに、紫の袴を履いているひとりの女性が宙に浮いていた。長弓には、すでに次の矢が番えられている。背中から真っ白な翼が広がった。
彼女は威厳ある気配を漂わせていたが、敵意は感じられなかった。二人は間違いなく知り合いだった。
だからこそ、神主は、振り返ることもなく、前を見据えたまま口を開いた。
「……増えている。なぜ、こんなにも増えているんだ?」
大変なことになってきた。
「雷花様、時間がありません。転生者を全員見つけなければ……この世界は滅びます」
キャラクター紹介 001
宮島 花音
誕生日:3月17日(16歳)
所属:○○高校 2年1組・転校生
身長:160cm
血液型:A型
兄弟姉妹:なし
趣味:特になし
性格:
一見おとなしくて控えめだが、芯の強さを秘めている。
人との距離感を大切にするが、信じた相手には素直。
不思議な出来事に巻き込まれても逃げず、向き合おうとする勇気を持つ。
備考:
♢ 引っ越しを機に転校し、新しい生活をスタート。
♢ 自分でも理由が分からないが、なぜか「変わった子」と思われがち。
♢ 引っ越し前のことはあまり語りたがらず、本人も深く触れようとしない。
♢ 病院・怖いこと・雷が苦手。
♢ 最近、普通の人には見えない“何か”が近くにいる気がしてならない。