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詩全集3

充電不足の輝石

作者: 那須茄子

プラスで居たいと願ったことは

マイナスで返ってきた

充電が足りていない

そう思うことで

稲妻を、光を仰ぎ見たかもな


ピカッとしたその時

骨が通ってきた軌跡を知るのだろうね


固いものは汚れを寄せ付けないような

不思議な力を持っている


歩き続けていれば

果ても分からない

時を彷徨うこととなるから

顔をよく見て覚えていて

私と一秒前の私


外へ目をやって

暗がりを怖がって

それもどこへやら

まばらに光る

星に魅入るオチ


都合良く

流れ星が

金網から絡め取られず

飛び越えていく

あれにあれに

叶を描けよう


プラスで居たいと願ったことは

マイナスで返ってきた

充電が足りていない

そう思うことで

稲妻を、光を仰ぎ見たかもな


輝きはいずれ散り

変わっていってしまう


夜明け前にまた強くそう思う


差し込む頃には

胸に芽生える


昨日の乾きは今日の潤いの元


プラスで居たいと願ったことは

マイナスで返ってきた

その逆境がどうしようもなく回る

十万ボルトも超えられそうだ

回路図にはありったけの電気を

稲妻を、光を


そこでようやくスイッチが入る



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