俺は天才(確信)
家で歌熱唱してたら、弟にうるさいって怒られた(´・ω・`)
魔法が使えるようになってから1ヶ月くらい、自身の魔力量の確認の仕方を姉から教わった俺は毎日魔法の練習をしている。そのおかげで最初は数本しか作れなかったナイフも今では20を超える数作れるようになった。
また、研究の結果、魔法で作られた武器は手から離れると重力に従い地面に衝突し、ガラスが砕けるように「パリィン」と音を立てながら消滅することがわかった。これは魔力の喪失ー魔力喪失ーによることが原因ということも判明した。
これを解決できないかと姉に聞いたところ「ごめんね、魔法は使えるんだけどそういうことは気にしたことがないからわからないや」と言われてしまった。
だから今日、俺はそれを解決できないかと考え色々と考えていた案を実践しようとしていた。
「まずは作戦A、魔力を通常時より多く武器につぎ込む」
いつものように右手にナイフを作生成されてゆく。しかしいつもとは違い、魔力を2倍近くつぎ込んでゆく。単純な考え方で魔力をつぎ込めばつぎ込むだけ魔力喪失による武器消失までの時間を伸ばす考えだ。
「ん・・・くぅ・・・2本生成するより魔力を食うな・・・よしできた」
見た目的には普段のナイフよりすこし紫が濃くなった感じがする。よし本題はここからだ。
俺はナイフを手から離し地面に落とす。
緊張のせいか落下する勢いが遅く見え、心臓が早く脈打っているのが伝わってくる。しかしそんな緊張を知ってか知らずかナイフは地に落ち、いつもより少し大きい音とともに砕け散った。
「失敗か」
少しショックは受けるが、失敗は成功のもと。失敗した理由を究明し、次に繋げればいいのである。ま、これが前世の学校の座学とかならすでに折れていたであろう。魔法はそれほどまでに心躍るものである。
「さ、切り替えて次に行こう、次はBだ」
先ほどとは違い今度は普通のナイフを作る。そして継続的に魔力を流し入れてゆく。また生成に使用した魔力を自分の中に入れることによって一種の円環を作り出しているわけである。これなら使用した魔力も一定量再利用できるようになるし一石二鳥である。
あとはこの循環を保つために管のような魔力線を入りと出の2本を作り準備完了だ。これはうまくいくだろう。やっぱ俺って天才。
だがそんな天才(笑)をあざ笑うかのようにナイフは砕け散った。
「あ、あるぇ〜。おかしいな?何がいけなかったんだ」
喪失されてゆく魔力を供給し続ければ消失しないと思っておたのだが・・・って、そうか、消失し続けているのに魔力回収しちゃそりゃ必要な魔力量を保てなくなるわな。
「てへ、俺ってうっかりさん」
コツンと頭にてを当て舌を少し出す・・・おえっ、自分でやってて気持ち悪くなってきた。しかも一人でやるとか異常すぎん?
悲しくなろそうな気持ちを抑え、先ほどと同じように作る。循環も今は作っておく。体に戻しておかないと最初にやったように貯めていってしまうからだ。
違うのはここからだ。ナイフを離す時に循環用の管の出を切り離す。こうすることで一定の魔力を流し続けることができ、結果手元になくても存在し続けることができるはずだ。
これで失敗したらさすがにへこんで今日はできないかもしれない。それほどまでに自信があるからだ。
絶対に成功すると確信し、ナイフを落とす。しかしやはり失敗したら、という不安からジエンに落ちる寸前で目を閉じてしまう。「カラン」っと音がした。その音がしてからは静寂が場を支配していた。魔力はずっと流れている感覚がある。
俺は、期待に胸を躍らせながら目をうっすら開く。
その期待は歓喜へと変わり、そこには実験の成功を意味するナイフが地面に転がっていた。
他のとこに比べ描いてる量少なすぎん?今回もまた2000字いってないし。気にしたら負け(2回目)