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異なる世界に生まれ変わったようです  作者: ツナマヨ
2章3歳編
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なんか添い寝されてました

最近0時更新遅れてる・・・まぁ実質毎日投稿みたいなもんだからいっか(あほ)

 体の気だるさとは無関係に意識は目覚め、早く起きろと催促をかけてくる。


「やめてくれ、俺は眠いんだ」


 今俺はものすごく疲れているんだ。あんなことをして体は軋むし、魔力もスカスカでしんどいし、左腕は痛いし・・・ってそういえばどうしてこんなことになっているんだっけ。


 今の状態になった原因を忘れてしまっている。なんでこうなったんだっけ・・・誰かを助けたかったような・・・そうだ・・・俺はあの子を助けたかったんだ・・・それで・・・それであれどうなったんだっけ・・・てかあの子って誰だっけ?


 思考していくごとに大事なことが失われてゆく。この先に進めば多分全て忘れるまで思考を続けてしまうのであろう。だがそんなことがわかっていても思考は止まらず加速されてゆくだけだ。


 だが、そんな行為に待ったをかけるようにまた早く起きろと催促をかけられる。・・・うるさいなぁ起きればいんだろう。


 その声に従い体はめざまる。が起き上がろうとしても鉛のように重い体は起き上がることを許してくれない。が、すぐそばで息を飲む声は聞こえた。


 その音が聞こえた方向へ振り向く。そこには見覚えのあるような顔をした幼女が隣で寝ていた。


「目・・・覚めた・・・よかっ・・・た」


 その言葉を聞いてすぐに誰かわかった。見覚えのあるような顔もそのはず、なんせあの天使ちゃんだ。そうそう、なんたって俺が守ろうとした子なんだから・・・うん?天使ちゃん?

 俺はすぐに思考が奪っていた重要な情報を思い出す。そうだ、俺はこの子を守るために。


「あ、よかった。無事だったん・・・」

「今は・・・動いちゃダメ」


 天使ちゃんを見た瞬間に俺の体は元気になり、起き上がろうとしたがすぐに止められてしまう。


「今は・・・ゆっくりしてて・・・ここは私の家だから・・・安心して」

「へ?ここが?」


 今更になって気づくがここはどこかの高級な家か何かなのかもしれない。首から上しか回せないがそれだけで十分と言えるほど情報が詰まっている。

 

 まずこの俺が寝ているベッド。これは天井があって周りにはカーテンのようなものがあるから多分これは天蓋ベッドというやつなのだろう。しかも敷かれている布団はふかふか、かなりの高級品だろう。他にも周りには彫刻が入っているクローゼットや高そうな壺や鏡、絵画まで飾られてある。

 

 なんでこんなとこにいるの?とかあれ、この子会うときいっつも少しボロい服着てたよね?てか髪の毛もボサボサしてたのが一転、今はサラサラになっている。しかしここで彼女を観察していることである一つの重大なことに気づく。いや、いきなりのことが多すぎ気づけていなかったというべきか。


 添 い 寝 さ れ て る や ん !!!!


 冷静に観察していた思考は急に何も考えられなくなり、悲しいかな童貞の性からか無意識に体を離そうとしてしまう。しかし肝心の体はピクリとも動かず逃れることができない。それどころか隣から伝わってくる息遣いですら感じてしまい、耳がくすぐったくなる。

 

 しかし状況は急に変わり横にいる天使ちゃんが急に泣き出してしまう。すわっ、何事!?


「よかった・・・もう目・・・覚めな・・・いかも・・・しれなかっ・・・たから」

「え・・・」


 まじかよ・・・俺そんなヤバい状況だったの・・・てか慰めないと。姉にも女の子が泣いてたらちゃんと慰めてあげるようにって言われてるし。

 こういう時頭を撫でながらなら気持ちが落ち着いて割とすぐ泣き止む・・・と思うんだけどあいにく今は手も動かせない。つまり俺のコミュ力でどうにかしなければならない。


「俺は大丈夫だよ。ほらこの通り・・・って言っても今は体どころか指の先すら動かすのがやっとだけど」

「うん・・・本当に・・・よか・・・た」

「俺も無事で君も無事。ならさ、もうそれでいいじゃん。そうやって泣かれるとちょっと辛くなるからさ」

「私が泣くと・・・あなたも・・・辛いの?」

「うん。困ったことにね。だからさできれば笑って欲しいんだ」

「で、でも・・・頑張って・・・笑おうと・・・しても・・・涙が出てきちゃう・・・」

「別にすぐ止まなくてもいいよ。ただ俺は一緒に笑いながら”よかった”って言いたいだけだから」

「うん・・・わか・・・た・・・だから・・・もうちょっと・・・だけ・・・待って」


 すぐ隣で今も泣いている子に何もして挙げれないのはとても心苦しい。でもこれしか今はできない。だからちゃんと安心して泣けるように聞いていてあげる。


 という決意を抱くものの数分で泣きやんでしまったのは言わぬが花である。

言わぬが花である(言ってる)

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