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【完結】魔女の箱庭  作者: うかびぃ
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電気使えるって素晴らしい。

22時過ぎに帰宅すると何も出来ないですよね。それでも定期的に更新していきたいです…。


遡ってみても、過去の私は一度もリーナを攻撃したことはない。原作と違う私に焦った彼女はとにかく嵌めるのに必死だったのだろう。

やり過ぎて使用人も味方につけ、原作の3年前に私を追い出してしまうくらいに。

まぁ本当に出ていくとは思っていなかったんだろう。だから警備隊を寄越して連れ戻そうとしたのだ。



現状の考察はそこそこに、そのまま大量の日記に目を通す。アルテナが記憶を取り戻したのが婚約破棄をした瞬間、そこから確かに少しずつ思い出すのが早くなっている。

更によく見ると結末も死刑から国外追放ののち病死等々変化している。

私が手に入れた3年の猶予。先代より1年も多い。



「これは頑張らないといけないでしょ。」



次にしなければないのは遺品の確認だ。

だがしかし、ここで私の身にアクシデント。



「お腹すいた…。」









1階に戻りキッチンの冷蔵庫を確認したところ、懐かしい食材が綺麗に整列していた。これも誰かの遺品だろうか、有り難く使わせてもらった。



「レンジも冷蔵庫もお風呂も使えて冷暖房完備…最高かよ…。」



料理スキルが底辺な私はご飯を炊いて味噌汁を作るのが限界だったが、それでもとても満たされた。懐かしい味に視界がボヤけたのは仕方がない。

ついでに入浴も済ませ、2階にあった恐らく魔女の自室でルームウェアを発見し着用、書斎の説明書を全て持って来てベッドに横になりながら見ている。お行儀悪くても誰も咎めない最高。



「一冊丸々この家の説明。もう一冊が各遺品の説明…。」



スマホの魔女の先代が遺した魔女の家。

記憶を取り戻してから不便に思うであろう生活の為に用意してくれたらしい。ちなみに電化製品については各遺品の方に書かれていた。スマホの魔女の次代が揃えたようだ。

着々と住みやすい環境を整え前世と変わらぬ生活まで水準を上げたが、どうやらスマホは上手くいかなかったらしい。それでも遺言を残せたのだから素晴らしい。ネットに繋げないくらいで他の機能はほぼ使えそうではあるし。



「んー、森の面積を拡張した遺品は無いのかな…。」



色々明らかになったけど、最初に違和感を感じた森については道を整備して街灯をつけたことしか書かれていない。森そのものにストーリー上何らかの力が働いているのだろうか。

二冊目をサイドテーブルにある三冊目と交換して再び横になる。最後の一冊にはどんな遺品達の説明があるのだろうか。移動手段の説明はなかったし、実は電気自動車も存在していたり?



「ん?城塞都市・アルテナ?」







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