表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/202

#16 殺そうとした相手と友達になった件

≪ステータス≫

新嶋悠人-Lv.3(残り150経験値)

体力/320

生命力/320

魔力/230

筋力/460

知力/580

素早さ/300

器用さ/130

幸運/1

状態異常/アカガエル化


 虫を食って殺すだけでも、少しずつ経験値がたまっていくようだ。そのおかげで、食事していただけなのに、進化から7日目にはレベル3まで、上りつめた。

 そして、相変わらずあのメスガキ(蛙)のストーカー被害にあっていた。

「悠人君!私の愛に答えてください。」

絶対、嫌だ。俺は、跳びながら逃げた。

 やがて、俺はストーカー被害を利用して、進化する方法を編み出した。今の俺に決定打を与えるスキルはない。かなり、グダグダになりそうだが、塵も積もれば山となる。どんなに、弱い攻撃でも、何度も繰り返せば強力な攻撃に匹敵する。倫理などと言う物はかなぐり捨てた。

 「どうか、私の愛に...。」

「仕方ない。応えてやるか。」

俺はため息をついてから、そう言う。

「本当ですか!?」

その瞬間、メスガキの目が輝いた。

「ただし...」

「ただし...?」

メスガキは相槌を打つ。俺は、

「俺の独断と偏見で愛情を表現する!"愛情とは本来"、こうあるべきなのだぁぁぁぁぁ!」

俺は咆哮した。

「へ?」

彼女は硬直する。まぁ、まるっきり、嘘っぱちなのだが。

 ペチン!ペチン!ペチン!俺は思いっきりビンタをする。何度も何度もビンタをする。

「何するの!」

メスガキもビンタをしてくる。ペチン!

「こんのっ!」

ペチン!

「痛いっ!」

ペチン!

「こっちのセリフだ!」

ペチン!

「くっ!」

ペチン!

「おりゃっ!」

ペチン!

 「シュ、シュールね。」

メスガキはビンタを止めて、そう言う。

「そ、そうだな。」

同感。蛙同士がペチンペチンとビンタをしあうなんてシュール過ぎる。しかも、かなり弱々しい。こんなビンタは"真のビンタ"ではない。思いっきりやったが痛みなど無いに等しい。前の世界で、俺は一度、ビンタをされたことがある。そこには、ピンク色の痕が出来た。それは、手の形そのものだった。かなり痛かった。それに比べたら、こんなビンタは可愛い物だ。

 そして、何故か分からないがその日から俺はそのメスガキ...いや、メス蛙?それも失礼だな。その子、だな。俺はその子と友達になっていた。殺そうとした相手だと言うのに。

 その内に、その子を進化の道具にしようなどと言う、非倫理的な考えも消えていった。さらに、彼女を「言葉しずる」と名付けた。「言葉しずる」とは、俺の前の世界での女友達の名前だ。俺はその子を、彼女に匹敵するくらい、大事だと思っていた。友人(人?)としての好意を持っていた。決して、異性として好意は無かったが。

 あと、勘違いされては困るので言っておく。俺はツンデレなどではない。まず、男にツンデレを求める人など少ない。相手は人でないのだが。大事な事だからもう一度言う。俺はツンデレではない。そうムキになって否定する所が、ますますツンデレなのだが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ