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貧困ビジネスの全て  作者: 鷹咲はると
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毎日支給

では無届施設と行政に認められている2種施設の違いはどんな所か

2種施設はまず施設使用者が生活保護を受け取る時に銀行振込をして貰える為、家賃収入を役所から直接受け取る事が出来ます。

職員の人数も法律の規定で決まっており、2人に1人の職員が必要なのでとても維持が大変なのです。


このように見ると、2種施設は何か問題があっても表面化しづらいのがわかると思う


そして生活保護者を外出禁止にしてほぼ軟禁しているという所もあり、私の施設ではよく2種施設から逃げて来ましたという事は珍しい所ではない。


お金の管理もまちまちなのですが、酷い所では月に3000円しか生活保護費が残らずそのお金を引き出す為には職員の許可が必要な施設もあります


私の施設では生活保護費を受給時にお金を全て預かり、次の日に家賃、水道光熱費、共益費等の必要経費と月曜~土曜日までの毎日1000円分を引いた残りを渡していました。

本来これが最善というものではありませんが何故毎日支給という事を行わなければいけないのか

施設を立ち上げた当初は全ての残りを渡していました

しかし施設利用者には重度のギャンブル依存症、アルコール依存症等の精神的病気の方が大きく1日で使い切ってしまう上

アルコール依存症の人は身体も危険で周りの人にも迷惑をかけていたのが理由でした

1番の理由は寮内で賭博をした人がいて借金を10万以上作った人が居た為

この制度が作られたわけである。


毎日1000円を配っていれば出来るのはお昼ご飯は出ませんので昼飯代とタバコ代で日常に支障はきたさないので安心して暮らせます。


この制度には例外はちゃんとあります。

寮生の中には再就職をする為に頑張っている方もいらっしゃいますので、その方にも同じ事をしていたら再就職先なんて見つかりませんので

そういう方は理由さえしっかりとしていれば残りの金額を全額受給日の次の日に支払いをしていました


約3万円位になりますので再就職の為の活動は有意義に過ごせると思います


ニュースや新聞ではこの毎日支給の1000円を貧困ビジネスの闇として、私が居た施設の元入寮者のインタビューを通して

酷いでしょ?と投げかけていましたが、そもそも毎日1000円を貰い

その方はその他のお金はギャンブルに使っていた事を棚上げにしてその様な被害者の振りをするのはダメだと思います。


私の自論ですが、精神的依存症を持っている方は施設から払い戻されるお金をどうのとかではなく、あくまでも無料低額宿泊所は生活保護を受けて頂き社会復帰目指して

自分で働いたお金でギャンブルをすべきだと思います。


こんなお金じゃ再就職先なんて探せないとインタビューでは言っていましたが

そもそも60代後半で年金も貰えない状態で施設に助けを求めて来て

お金の払い戻しが安いと怒っているのは社会人としてどうなのだろう


その方は外仕事を長くしていたからと当時は話していましたが、

今の時代、外仕事は退職金が無いとか、厚生年金も無いと言いますが

建設業界の為の退職金の代わりになる積立金があるのです。


約20年積立をすれば500万程度は退職しましたと報告すれば支払いをして貰えるのです。


今までの自分のしてきた事の失敗なのに他人のせいにして逃げ続けているというのはとても身勝手だなと思います。


無料低額宿泊所は社会復帰支援事業なのです。

アパートに移動するという話は職員時代何回も聞きましたが、結局移動してもすぐ仕事を辞めて生活保護に手を出す人はたくさんいました


私は職員としてアパートやマンションへの引越しは、仕事を数週間~2.3ヶ月務めて大丈夫だと感じたら引っ越すべきとよく話していました

嫌な顔する人は基本的にまた役所で会う確率が高いです。


この方法をしていて感謝をされた事もよくあります


何故かというと生活保護者は基本的にハローワークで求人を見て再就職先を決めますが

ハローワークにある求人は離職率が高い所や職場環境、仕事の研修制度が甘い所が結構あるからです。

理由は求人を出す事にお金がかからないからです。


有料で求人を受ける企業紹介所では、即戦力募集が多い為お金を掛けても会社が人材を欲している場合が多いので

そちらの所を利用する方法がオススメです。


その他では役所が絡んでいる場合がよくあります。

私が居た施設以外の施設やアパート、マンションを紹介又は移動を示唆するのですが

ここで酷いのは謳い文句は申請無しで引越しをしたという処理を施して

次の月も普通に生活保護費を支払いますよというものである


この事を役所に問い詰めると転居指導をしたまでですと

ケロッとしています。

一般社会の人に問いたいです。

いきなり寮から居なくなった場合、退寮手続きをして初めて次の人を入寮させる事が出来ます。しかも退寮手続きを行わなければその人は次の場所で生活保護を受け取る事は出来ませんが、このケースでは次の月普通に生活保護費を受け取っているのです。


しかも先払いをしてしまっている場合もあります


さっきの問を言います、一般社会において寮の大家さんでもある職員や会社に一切の報告も無く

引越しをさせてお金まで支払っているのです。


この事をK市では沢山行った時にアパートでご飯を食べれずに餓死している人や自殺をした人が居て、死者数名を実際出しているのです。


その事から見ても生活の基盤や基礎も出来上がってない人を引越しをさせる事の方が危険なのです。


ケースワーカーには被害者として話していますが、その亡くなった方はアルコール依存症と糖尿病でした。

その事はケースワーカーにはアルコール依存症だから治るまでは、引越しはさせる事は反対していましたが

寮としては本人の意向を無視する事は出来ませんので

どうする事も出来ませんでした。


寮が無届施設だから転居指導するのは仕方ない事だと思いますが、施設に対して躍起になるのは良いですが、生活保護者個人を蔑ろにした結果がこの死者数名を出したのだと思っている。

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