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貧困ビジネスの全て  作者: 鷹咲はると
2/7

入寮

私は公園で声を掛けられて車に乗り赤羽からS県K市にある1時待機所としてK寮に入った


それから3時間後、職員と思われる緑の作業着を着た人に移動すると言われ

また車に乗り約1時間後到着したのは

S県S市のT寮だった

とりあえず部屋に案内をされて、食堂・トイレ・風呂・娯楽室・事務者兼管理人室を教えて貰った


説明が終わると事務者にて職員との面談が行われた

話は職務経験を紙に書いて入寮契約書の手続きだった

そこで私は生活保護施設という事を知る

生活保護とは働ける能力がある人は受ける事は難しいと思っていたのでその想いを60代位の職員Tさんこの寮での肩書きは寮長に伝えた


返答は組織や団体を組んで生活保護を申請すると受かるという事でした


私はその当時まだ22歳で正直に言うと引け目を感じていた

寮は全員で約70人前後人が居て20代は私だけ

施設6ヶ所を通じても1番若いという事だった


その時はそれを聞いて恥ずかしくなり顔は赤くなるのが自分でもよくわかった

20代で何をしているんだろうと絶望もした


次の日、生活保護の申請をする為に緊張しながらも役所まで行った

勿論職員同伴で……

生活保護の相談や申請を受ける個室で

担当した役所の職員に聞かれた質問は箇条書きで書きます。


・名前、生年月日

・職務経歴

・無料低額宿泊所のT寮に入る事になった経緯

・親族の有無、住所、職業、支援の可否

・社会復帰の意思

大体1時間位の面談だったらしい

私にとっては緊張のせいも有りもっと短く感じていたのでとても辛い時間だった

面談内容は直ぐにでも若いんだから再就職先を見つけなさいという事で

後は親に助けを求める様に言われたが、私の父親は私が生まれて年にリストラされてから働いてない生粋のニートだ

どうやって助けて貰うのですか? と私は質問しましたが答えては貰えませんでした


そもそも親のスネを齧る訳ではなく親にスネを齧られてその程度と金額が限度を超えていたから私は親から逃げる為に上京したのにあんな地獄に戻る位なら死んだ方がマジだった


それだけを伝えて役所との面談は終わった



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