1/5
プロローグ
「あなたの世界はどんな世界?」
「私の世界はこんな世界」
「みんながみんな 国 っていう囲いを作ってその中に閉じこもってるの」
「ぐろーばるか とか何とか言って囲いを超えようとするけれど」
「かえって囲いは強くなる」
「他の国に自分の国を見せつけようとする」
「そうじゃなきゃ自分の国は埋もれちゃうから」
「そんな世界のそんなとき」
「でっかい国の偉い人」
「世界に向けてこう言った」
「自分の国が一番大事だ!」
「他所の国とは壁を作る!」
「これを聞いた世界中」
「囲いをどんどん強くした」
「どんどんどんどんどんどん強く」
「やがて 国 はみな全て」
「 世界 になりましたとさ」
「・・・・・・・・・」
「わけわかんねぇ話してんじゃねーよバーカ!」
「そんな話してるぐらいなら畑でも耕してろ!」
「あーあ、時間無駄にした。行こうぜ。」
そんな捨て台詞を吐いて大男二人組は帰って行った。
その上、話をしていた少女に向かって何かを投げつけた。
「もう、ひどいなぁ…って、すごい大金だ。」
男たちが少女に投げつけたのは、この世界なら一週間は過ごしていける程の大金だった。
「聞いてはいたけれど」
「この世界の人は」
「口が悪いくせに」
「皆優しいんだね」
そう言うと少女はまた歩き出した。
「全世界」を巡るために。
同級生に脅されて始めました。




