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五話 入学式当日4

兄様と同じ教室とか萎えるわぁ・・・。

まあ、いっか。気にしてもしょうがないし。

とりあえずハイテンションで行こう!

だってハイスペックに生まれ変わったんだもん。

人生楽しまなきゃ損だよね!


眼鏡を取り前髪を少し下ろしてからアリーナを出て教室に向かおうとすると、廊下に楠木が立っていた。


「あ、潮海君一緒に・・・あれ?眼鏡は?」

「あははw眼鏡は伊達だよ。何て言うのかなぁ。モードの切り替え?かな?」

「そ、そうなんだ。とりあえず、一緒に行こうか?」

「そうだねぇ。」


え?敬語とかその他諸々どうしたって?

だって面倒臭いし?同学年だし?敬語キャラじゃないし?


廊下を進み教室のドアを開けると、


「お二人共美しい・・・。」

「潮海様は守ってあげたくなる・・・。」

「抱かせろ!」

「病弱受けと真面目攻めか、腐腐っ」

「楠木様抱いてぇ!」

「親衛隊今ここに結成!」


といったような声が聞こえた。

ってか!今腐男子いたよね!?

今絶対病弱受けと真面目攻めって言ってたよね!?

僕で妄想すんのヤメロ!

あと絶対に抱かせないし!

っていうか腐レンド作りたい!


「あー、楠木君。とりあえず座る?」

「そうだな。あ、俺のことは巽って呼んでよ。」

「りょーかい。じゃあ僕のことも朝緋でいいよー?」

「ありがとう。じゃあ。」


俺と巽が自席に座ると、ドアから担任が入ってきた。


「はぁー、かったりぃ。あー、俺は東雲彰(しののめあきら)だ。一番のやつから自己紹介してけ。」


ホスト教師だー!w

いやまあ、金髪じゃないんだけどさ?

焦げ茶色の髪に黒目。

発言とスーツを気崩してる感じがホスト。


「鴛原誠哉です。皆さんと仲良くしていけたらと思ってますので、よろしくお願いします。」


あー、兄様だ。

皆さんと仲良くって僕以外の皆様とでしょ?

あと、やっぱり兄様には笑顔が映えるなぁ。イケメンだから?w

愛想笑いも完璧だし。

何だろう・・・僕の前と今でなんか・・・ギャップて言うのかな?何か凄い。


「楠木巽です。生徒会庶務で、読書が趣味です。よろしくお願いします。」


お、なんかきっちりした感じだ。

よろしくお願いしますの時に見せた笑顔で数人鼻おさえてるけどw


「佐々木裕介(ささきゆうすけ)です!腐男子いたら話しかけてください!」


さっきの腐男子お前か!

クッソ普通にイケメンじゃんか!

どーしよっかなぁ。

後で話しかけてみよーかな?


「俺は潮海朝緋でーす。楠木君と同じ生徒会庶務で、その他は特にないかな?とりあえず、よろしくお願いします」


因みに、兄様には俺が成績最優秀者だってこと言ってないから、俺が生徒会庶務だってこと知らないよ。

だから多分、僕はもっと下のクラスにいるとでも思ってるんじゃないかな?

実際は兄様より上なんだけどねw


王道転校生風の新入生が入って来るのは二週間後とかだったかな。

んー、ゲームの本編がスタートするまではおやすみかなぁ。

まあ、本編始まってもたいして変わんない気がするけどw

そもそも、愛君はストーリー分岐が結構あるゲームなんだよなぁ。

基本的にランダムで、エンディングだけが統一される感じ。

それに、小説で良くあるけど、ゲームの世界に入ったら内容が変わっちゃうとかあるからね。

人生本当に何があるか分かったもんじゃないよねぇ。


今日はプリントやらなんやらで一日の時程を終えた。

ということで帰るわけだけど、先に佐々木君に話しかけておこうかな?

何か面白そうだし。

にしても腐男子かぁ。仲良く出来るといいけどw


「佐々木裕介君だっけ?」

「?あぁ、庶務の。何か用か?」

「うん。同じ腐男子としてこれからよろしくね?」

「!!おう!よろしくな!」


((よっしゃ腐レンドゲットォォォォ!!))


新たな友情が芽生えましたとさっ♪

なーんてw

あーなんかチャラ男って言われそうな口調になってきてる気がするなぁー。

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