四話 入学式当日 3
「これで入学式共に始業式を終了します。各クラスの生徒は先生の指示に従い、退場してください。尚、生徒会役員はステージ前に集合するように。」
やっと終わったー!色々疲れたぁー!!
え?何?ミーティングと入学式はどうしたのかって??
なぁーに言ってるのかなぁ。
勿論面倒臭いからとばしたよ?
え?とばすな?反省しろ?
あ、はい。
ごめんなさい。
先程放送からステージ前に集合するように言われたので、クラスの人に椅子を任せてステージ前に向かうと既に生徒会役員全員集合していた。
あれ、でも、朝の会計の人がいないや。
何でだろ?
「遅れてすみません。えっと・・・?」
「朝出来なかった自己紹介を済ませようと思いまして。」
「あぁ、そういうことでしたか。」
朝の人がいないのは案内でもしてるからなのかなぁ。
っていうか、来てないのに進めちゃっていいのかなw
「いいからさっさと済ませるぞ。俺様は生徒会会長の此瀬隼人だ。生徒会に入ったからにはちゃんと働いてもらうからな?」
やった俺様キターー!
てか、超声いい!
イケボイケボイケボだよ!
声優誰だったかなぁー?
まあいいや、そこは皆様におまかせします。
見た目は金髪に金目だね!
「私は生徒会副会長の鈴木大翔といいます。皆様の仕事の管理は全て私が行っておりますので、配分に不満があるようでしたら言ってください。」
うっわー、定番の作り笑い来ましたー!
え?何で分かるのかって?
そりゃあやっぱ王道だし!
そうじゃなくとも兄様の完璧な愛想笑いを見てれば分かるし。
声優で言うなら・・・小野○輔に似てるかなぁ?
でもやっぱイケボだ。
黒髪黒目の眼鏡とか!いいね!
「俺は生徒会会計の雨音柊だよ~☆一年生二人とも真面目そうだし、苛めたくなっちゃうなー!てあぁ!そうそう、みっちーちょっと遅くなぁーい?」
はいチャラ男!
やっぱ会計はチャラ男だよねー!
てかみっちー誰だろ?
あ、そうだ忘れてた!
声優で言うなら多分宮野○守だと思うなー。
てか宮野さん凄いよね。
宮野さんだからこそ許せるチャラ男がある。あと変態も。
にしても何故にピンク?w
髪も目もピンクなんだけどw
「「みっちーはもうすぐ来ると思うよー!」」
「「僕たちは生徒会二年庶務の、霜葉慧と霜葉嶺だよー!」」
「右にいる僕が慧で!」「左にいる僕が嶺だよ!」
よっしゃ双子!!
っていうか二人とも声可愛いぃぃぃ!
ってかホントにみっちーって誰だよ。
髪はクリーム色で、目は黄色かなぁ。
にしても低身長。かわいい。
「俺、は・・・生徒会、書・・・の、小鳥遊昂。・・・よ・・・しく。」
安定の!!
ワンコ系男子ですね分かりますぅ!
めっかわだよめっかわ!
餌付けしたくなるー
藍色の髪と目ですね!
平静を装いながら内心悶えていると、アリーナ入口から朝の人が走ってきた。
「悪い!遅れた!今誰まで言った!?」
「ちょっとー、みっちー遅すぎぃー。さっさと自己紹介済ませちゃってよー!」
えっ!?
みっちーって剣崎先輩のことだったの!?
剣崎充・・・充だからみっちーかぁ。
「あー、俺は生徒会会計補助の剣崎充だ。よろしくな。」
はぁ・・・。
眼福&耳福・・・。
はぁ~・・・・・。
え?声優?誰だろうねぇ~。
あ、見た目は銀髪銀目です。
「後は一年ですよね。先に言わせてもらいます。生徒会一年庶務に選ばれた楠木巽です。よろしくお願いします!」
いかにも好青年って感じだなぁ・・・。
声優は、あれ、ほら、何だっけ?
f○eeの・・・背が高いやつ。
ごめん。忘れた。
見た目は茶髪に茶目だね!
って、次は僕か。
「僕は同じく生徒会一年庶務に選ばれた潮海朝緋です。よろしくお願いします」
見よ!この完璧だけど兄には劣るスマイルを!
副会長の胡散臭いのよりも完璧なんだからな!
ただし、兄様には確実に負ける。
「では、解散しましょうか。あまり生徒を待たせたくはないですし。」
副会長がそう言うと各自自分のクラスに向かって行った。
ひとつ思った事がある。
自己紹介今する必要なかったんじゃ?
いやいやだって!
今する必要あったの!?
後で良くない!?後で!
「はぁ・・・まあ、いいや、さっさと教室に戻ろー。」
兄様どうしてるのかな・・・。
って、待てよ?
A組って成績優秀者が入ってるんだよね?
ってことはだよ。
僕、兄様と同じクラスじゃ・・・?
充「朝の事は・・・黙ってた方がいいんだろうな。名前変わってんのは気になるが・・・。」