8月15日15時
「いやっふー!定時だー!!」
松の勤めている会社は休み明けのみ7時出勤の14時退社で要は「休みボケた体を何とかしろ」と言う感じである。
つまり、松は14時に仕事を終え、帰宅途中だ。
「おやつ、何にしようかなー。
スーパーはまだ全然安売りしてない時間だしなー。冷蔵庫、なんかあったっけ?」
うーんと頭を捻らせて考えるが、特に思い付かない。
強いて言うならば昨日の冷飯が半膳あるくらいだ。
「あ、いいもの思い付いた。」
松は牛乳の消費期限が今日までであるということを思い出した。
帰宅した松が冷蔵庫から取り出したのは昨日の冷飯だ。
それを水でさっと洗い滑りを取る。
鍋に冷飯を入れ、水を150ml程入れてマーガリンもしくはバターを14~15グラムいれて強火で沸騰するまでゆっくりとかき混ぜる。
沸騰したら今度は牛乳350mlを入れ、また沸騰するまでかき混ぜる。
「あちー、日のそばに居るとエアコンが意味無いー。」
沸騰したら塩を少々入れ、弱火と中火の間まで落し、様子を見ながら10分程放置する。
10分立ったら一度鍋の中身をボウルを敷いた笊に入れ、笊に残った米粒を笊で濾し取る。
終わったらボウルの中身を鍋に戻し、砂糖を大さじ二杯~三杯程入れて、弱火にしてヘラでゆっくりと3分から5分程かき混ぜる。
味を見て砂糖が足らないようで有れば砂糖を足し、これで十分だと感じたら鍋の中身を二つの器に移す。
「ライスプディング完成ーー!」
松はまだ熱いプディングを口に運ぶ。
「あー、牛乳が煮詰まってて寄り濃い味でおいしー、これにシナモンかけてもいいけど、私はこのままでいいかな。
冷やしてもいいけど、熱々も堪らない。
お米が濾して有るから少しざらっと感はあるけどトロトロで僅かに残ってる米粒がアクセントに感じる。」
食べ終わるともう一つ取っておいたライスプディングを冷蔵庫に入れる。
「明日の夜のデザートにしよーっと。」