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白い花

作者: 泰喜

白い花が 咲きました

とても とても 白い花が


それは


夏空の雲よりも 白く

白銀の雪よりも 白く


漂白した紙よりも 白く

純白のウエディングドレスよりも 白く


咲くまでは色を感じなかった周りの空気さえ

濁って見えるくらい


濁った空気から汚れることを

必死に

抵抗しているように 咲いている


抵抗しなければ もっと長く咲けるのに

思ってしまう私



白い花は 散りました

とても とても 白い花が


汚れる前に


まるで


咲くために 生まれてきたのではなく

白くあるために 生まれてきたと


私に 言わんばかりに


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― 新着の感想 ―
[一言] ラスト3行の言葉選びが 詩、独特の雰囲気を出していると思いました。 綺麗です^^
[一言] おはようございます! 読ませていただきました。 白くあるために=自分らしくあるため なのかな、と思ったり。 色々考えさせられる作品でした。 ありがとうございました!
2013/10/06 04:54 退会済み
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