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ねじまげメガロマニア  作者: 草津 辰
第1章 死を望む「私」と、死を運ぶ「人形」
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第5話  チョコレートサンデーにすればいいじゃない

 窓から差し込む朝日は私にとって天然の目覚まし時計となっている。枕元にある携帯を手に取り時間を確かめると午前七時すぎだった。普段より早く起きてしまった。

 寝ぼけた頭を抱えて立ち上がる。一度大きなあくびをするとぼやけた思考も少しだけ鮮明になる。和花はまだ布団で寝ていた。黒髪が乱れて掛布団からはみ出している。呪いの人形も寝顔や寝相は可愛いものだ。

 まだ起こさなくてもいいだろう。私は朝食の支度を始めることにした。といっても米を炊いて握るだけだが。

 そしておよそ一時間後、起床した和花と二人で朝食。

「おむすび、いただきますー」

 和花は私の作ったおにぎりを持って満開の笑顔。

「どうぞー。梅干し入りだぞ。種は取ってある」

「む、舌がなんでしょ、じわじわします」

「それがすっぱいって味だ。どんどんヨダレが出てくるだろ」

「ええ、噂以上ですね、これは……おいしいです」

 もくもくとおにぎりを食べ進める和花。小さな頬が膨らむ様子は微笑ましい。それに合わせて私も自分の分を食べる。

 おにぎりには熱いお茶と相場が決まっている。しかし客用の湯のみがないことに今気が付いた。箸は割り箸でよかったし、ラーメンはお椀とどんぶり、飲み水はペットボトルで事が足りた。今日、和花の着物をクリーニングするあてを探すついでに買ってくることにする。

「今日は学校行くから、和花、留守番頼むな。もし誰か来ても無視をつらぬくように」

「承知しました。勉学に励むのは良いことです。わたしは、おとなしくコレやってます」

 和花の手にはDSが握られていた。ワンコと戯れるのがよっぽど気に入ったらしい。こうして、ゲーマーかつ引き篭もりという最凶ジョブへの一歩を着実に積み重ねている和花を見て一抹の不安を覚えなくもないが、まあ、明るい和花に限ってそれもなかろうと私は私を納得させた。

 デジタル愛犬ムサシとじゃれる和花を家に残し、久しぶりの学校へ。希望が大学にあるとは全く思えないが、不規則な生活をしていては遠のいてしまうばかりだろう。あくまで規則正しく生きねばなるまい。一週間自主休講のリバウンドがどれほどのものかも気になる。

 一限目、特に変わりなし。教科書を読めば全く問題ない。

 二限目、いつものように教授の自慢話で授業の半分以上が終了。問題なし。

 三限目、大教室での授業。異変あり。

 隣の席の見知らぬ女子が私の肩を叩いてきたのだ。

「あの、授業中、消しゴム貸してくれませんか」

「どうぞ」私は予備の消しゴムを渡す。

「ありがとうございます」

 私は隣席の女子の顔をよく見ることもなく黒板に目線を移す。ノートにひたすら板書するだけの授業は腕が疲れる。ただコピーするだけならせめてレジュメを配布してほしい。

 シャーペンを握る指に力がこもり、だんだんと指の先が痛くなってくる。自分の筆圧が強いことは自覚しているが自覚したところでどうにもならない。

 授業後、息継ぎなしで長い距離を泳いだあとのような致命的な疲労感が私を襲う。サボった分、写すスピードが落ちてしまった。無理して授業に従属したので私の手首は満身創痍だ。

「消しゴム、ありがとうございました」

「ああ、いいえ」

「次、授業あります?」

 なんだ。消しゴムを貸しただけなのにオーバーコンタクトのように思えるが。

「いや、今日はこれまでですね」

「あの、では、よかったら」

「ん」

 その時、私の携帯に着信が入った。一言女子に断りを入れて電話に出る。

『もしもし、私、メリー。今あなたのいる教室の入り口にいるの』

「なっ、嘘だろ。なんでここが。尾行でもしたのか」

『私には追跡能力があるの。一度狙った相手は逃さないの。用があるから、来て』

 隣の席の女子に当たり障りのないかるーい会釈をして私は大教室の入り口に向かう。同年代の女子と話すのは苦手なので正直、助かったかもしれない。

「おい、誰だよ、あの金髪の子。モデルか?」

「モデルにしちゃチビすぎない?」

「じゅ、ジュニアモデルのま、マリアちゃんに、似てる」

「けっこうくぁわいい~。妹にしたいかも~」

 入り口から廊下に出るとメリーを中心にして人だかりができていた。たくさんの生徒がバーゲンセール会場で荒ぶる主婦のように押し寄せている。メリーの半径一メートル以外は人、人、人だ。

メリーのやつ、かなり悪目立ちしているようだ。あの恰好で大学に乗り込めば無理もないことだろう。たまに大学内でゴスロリを見かけないこともないが、メリーの場合、ハマりすぎているのだ。この衆人環視の中、合流するのだけは避けたい。

「紳士ぃー、なにをしているの、早く来なさいよー」

 教室の入り口で立ち尽くす私に向けて手を振るメリー。ハイ、最悪のパターン到来。助かったとか抜かした奴は誰だ、私だ。

 百個以上の目玉がギョロリと一斉に私を見つめ、注視し、鑑定を重ね、吟味してくる。

「おいおい。なにあいつ、あんな顔してロリコン?」

「やぁだ、パッと見じゃわからないものなのね……」

「クソォォォオッ! うらやましいィィィイ!」

「あのお兄ちゃんはないわ」

 うおおお……大学が今まで以上に生きづらい空間へと変貌を遂げていくよぉうううう。

「もう、なぁーんか硬直してたからこっちから来てあげたわよ。今日の紳士(ジェントル)ポイントはいきなりマイナスな感じからのスタートとなるわ」

 わけのわからないポイント制度を持ち出してきた金髪のちびっ子に私は肩を落とす。

「プラスとかマイナスとかどうでもいいから……」

「あらら減退紳士。そんなに萎れているとあっというまに枯れてしまうわよ」

「もうだいぶ枯れてますよ。いいから、用があるなら早くしてくれ」

 すみやかに、このねばっこい視線たちから逃れて一息つきたい。

「じゃあ、学食行きましょう。さっきブラブラしてたら良いとこを見つけたの。ジャケットのお礼におごってあげるわ」

 くすり、とメリーが楽しそうに笑った。

 メリー先導の元で大学内を進む。謎の美少女を一目拝もうとする好奇の視線と、犯罪者予備軍を見る正義の眼差しの両方にあてられて私の精神は早くも崩壊寸前である。

 視線を撒きつつ命からがらたどり着いたのは閑散としたカフェテリア。メニューが総じて高く、美味いが量が少ないので普段からあまり賑わっていない。他の学食と比べてそれほど広くないため、寂しさ度が低いことが唯一の救いか。私も三回ぐらいしか利用したことがないが、内装がシックな雰囲気で読書するのに丁度いい感じは嫌いじゃない。

「メリー、なに食うんだ」

 メリーはシックな店内に空気を読まず鎮座する食券販売機の横に展示された、なんの変哲もないメニューサンプルと物凄く真剣な顔でにらめっこしていた。

「……私、このチョコレートサンデーにするわ。あなたは」

「この寒いのにすげえな。俺は……うーん」

「チョコレートサンデーにすればいいんじゃない」

 メリーの声があからさまに興奮している。

「はは、どんだけ推してんだよ、チョコレートサンデー。まいいや、じゃそれで」

「うん、先に席で待っててちょうだい」

 完全に主導権を握られている状況に少し不安はあるが、平和なことしか利点がない大学内で突発的殺し合いが始まるわけでもないだろうし、まあそう心配せずとも平気だろう。

 私はカフェテリアのはじにある、丸くて白い小さな二人掛けのテーブルに着席する。しばらくして、メリーが太陽も逃げ出すほど煌びやかな笑顔を浮かべて、お盆に作りたてのチョコレートサンデーを二つ載せてやってきた。貴族のようにかろやかな動作で私の前にサンデーとスプーンを置いた。そして自分の席にも配膳すると、すとんと椅子に腰かけた。ちょうど私と対面する形となる。

「紳士。これ、ありがと」

 私が一度まばたきする前には何も持っていなかったはずのメリーの手に、昨日貸しっぱなしだった私のジャケットが握られていた。私は驚きながらそれを受け取り、着る。頼れる防寒着セーター様でも一枚はさすがに辛いものがあった。

「今、どうやって?」

「女の子は魔法が使えるの。いわば魔法少女ね」

「ナイフを人に投げつける魔法少女なんて聞いたことねぇぞ……」

「……細かいことばかり気にしていたら頭髪と早期にサヨナラすることになるわよ」

「余計なお世話だ。で、大学に乗り込む必要があるほどの用ってなに」

「ぐぬ。なんだかトゲがあるわね。学校に押し掛けちゃダメだったかしら」

「駄目に決まってるだろ! メリー、キミは全然影薄くなんてないよ、逆も逆だ」

 カフェまでの道中、メリーとすれちがって振り向かない男子は皆無と断言できるほどの注目率をメリーは誇っていた。どちらかというとメリーは影の濃い人種だろう。

「ん……もう殺せないあなたには教えるけど、夜だけ、誰にも気づかれないことができるの。今の私は殺人ドールじゃない。しがない魔法少女に過ぎないわ……それよりあの子よ、和花さん。どうしてあの子、動いていたの……おかしいわ」

 チョコレートサンデーを幸せそうにほおばりつつもメリーは熱視線で私を焦がし続けてくる。本家本元、都市伝説様の目はさすがに鋭いということか。

「いや、それを言うならメリーも動いてるじゃないか」

「だって私は特別だもの。でもあの子は私とは違う、あの子からはとても重たい〝殺す〟チカラ……それだけしか感じなかった」

「……殺す力だけ?」

「そう。おそらくだけどね、和花さんの機能は〝殺す〟ことだけに特化しているの。あの(カラダ)に入れられるだけの殺意を目一杯ぎゅうぎゅうに詰め込まれている……そんな風かしらね。だから本来なら〝動く〟とか〝話す〟チカラを与える容量があの子にはないはずなの」

 メリーはそこまで一気に話すとスプーンを置いた。そして、

「紳士、隠し事は好ましくないわ。正体を教えなさい。あなた、ただの学生ではないはずよ」

 この子、気が付いているんだろうか。その上での質問なのか。余裕たっぷりのメリーの顔はこれから私の口から出る言葉を予見しているとでもいう表情だ。

「俺はただの学生。けど、変な能力は持ってるよ」

 満足げにふふん、と鼻を鳴らすメリー。

「やっぱりね。正直者は好きよ、紳士(ジェントル)ボーナスポイントを贈呈してあげる。それで、その能力ってテレキネシスなのかしら」

「テレキ……? なにそれ」

「あなたが和花さんに念力を送って動かしていたのか、ってことよ」

「よくわからんけど……それって送っている間、ずっと集中しなきゃいけないんじゃないか? だとしたら、それとは違うな。現に和花は今も俺の家で気ままにやってるはずだ」

「……ふうん。じゃ、どうやって動かしたのかしら。和花さん、最初は動かなかったんじゃないの?」

「ああ、動かなかった。うーん。俺も原理は良くわからないんだけどな……こう、モノに手を触れて集中するだろ、それで頭の中でカチッと歯車が噛み合うみたいな感覚があって……動くんだよ、モノが。それを和花がどんな呪いを持って、どんな風に俺を殺してくれるのかを聞くために使った」

 私は身振り手振りを用いて懇切丁寧な説明をメリーに示した。

「はあ。それで死ねなかった無策紳士は和花さんの世話をしていると……お人よしね。私だったら役に立たなかった人形なんて……捨てるわ」

 メリーは不機嫌そうに、吐き捨てるように言った。

「別に。俺が和花に断らず勝手にイキモノにしたんだし、あたりまえだよ」

 そこまでメリーと話していた時だった。外が妙に騒がしいのだ。窓から外を見てみると、大学には相応しくない車両が何台も止まっていた。パトカーである。

「なあ、連続電話殺人事件の犯人として指名手配されている覚えはあるか」

「いいえ。人形を指名手配するほど、この国の警察は暇じゃないと思うわ」

 じゃあなんだこの騒がしさは。悲鳴とも歓声ともつかない人々の叫びが聞こえる。なんだか妙な胸騒ぎが加速する。このままここにいると、一生取り返しのつかないことになるような、そんな胸騒ぎ。これは希望の予感かもしくは。なんにせよ善は急げという。

「メリー、出るぞ」

「なに、まだ話の途中よ、どうしたの」

「話なんて後で家に来ればいいだろ。なんか嫌な感じがするんだ」

 メリーと共にカフェを出る。人の流れを頼りに大学の中央広場に向かうと、メリーを取り囲んでいた烏合の衆たちが別のものを円形状に取り囲んでいた。その烏合の衆たちを観察すると、制服と重厚な装備を身にまとった警官隊が円の一番前面に配置されていた。どうやら拡声器を使って騒動の原因に交渉を試みているようだ。この様子を見るに、まだ色よい返事は得られていないらしい。

 騒動の原因だが、周りの観客が気の毒そうに思う気持ちの欠片もなしに語っていた情報を繋ぎ合せると、『凶器を持つ変質者がひとりの女子生徒を人質にしている』という現状を把握できた。立派すぎるほど犯罪だった。明日の新聞記事にもなるだろう。変質者がどんな人間で、誰が捕らえられているのかは、屈強な警官隊の体に隠れて見えなかった。

「白昼堂々よくやるわね。逃げ場ないのに果敢なこと」

 メリーがあくびをしながらあっけらかんと話した。青ざめた動揺の色も、人が死にそうになっている出来事を悪趣味に笑うことも、心配もない。無、だった。

「助けられないのか、キミの魔法で」

 私はカフェでメリーが私のジャケットを手品のように出現させたことを思い出していた。あれは瞬間移動の能力なのではないか。同じことを人質に行えばあるいは助けられるのでは、と。

「無理ね、それに理由がないわ。見知らぬ女の子ひとり救うだけのことに命はかけられないわよ。いくら人形だってね。人間のあなただって、そうでしょう? 紳士」

 温度のない声で語るメリーに私は反論を返せずにいた。それもそうだ。私はゲームの主人公のように無限の残機があるわけでもない、敵を倒す凶悪な力もない。人生にコンティニューはない。結局はただの人間なのか。死にたがっていたくせに、女の子ひとり救えない。

 その時だった、烏合の衆をかき分ける老人が私の視界をかすめた。老人が掻き分けることにより円の集団は乱れ、阿鼻叫喚の声が上がった。老人は鬼気迫る勢いで前進していった。その姿は無我夢中という言葉がしっくりきた。

『今すぐその子を放しなさい、あなたは完全に包囲されています』

 警察交渉人のテンプレートが拡声器を介して私の耳に届く。

『危害を加えたら――なんです、やめなさい! 返し……』

 警察交渉人の動揺交じりの怒号の後、途切れた音声に継いで紡がれた声は、

『放してくれ! その子はウチの大切な看板娘なんだ! たった一人の孫なんだよ!』

 しゃがれた男性の声だった。長年使い古された声帯が精一杯に全力で叫んでいるような声。

 その声に私はひどく、聞き覚えがあった。まだ私が小さかったとき、大学生になるよりもずっと前にあの場所に通っていた時に聞いていた声。かすれているのにどこか温かい声。

「そうか!……あの声、華の湯のじいちゃんだ……」

 顔はすっかり忘れていた。けれどこの耳はたしかにあの優しい声を覚えていた。華の湯の看板娘。となると捕まっているのは――。

「あなた、なんといったのかしら」メリーの声。

「え?」

「なんといったかと聞いているの! 馬鹿紳士!」

 ついさっき温度のない冷淡な声を転がしていたメリーの舌が灼熱の言語を転がしていた。そうか、詳しい事情は分からないがキミも、私と同じ気持ちなのか。

「あの声、華の湯のじいちゃんだよ。番頭さんの前に番台に座ってた人。だから……捕まっているのは多分、番頭さんだ」

「そう……紳士、理由ができたわ。無理を通す覚悟はあるかしら」

 私を燦然と燃える両眼で見上げてくるメリー。こんな小さい子に覚悟を問われて、

「あるさ、俺にできることなら何でもやる」

 ここでうなずかないやつは即刻、男をやめてしまえ。

「いい眼ね。気に入ったわ。この報酬はあなたの家に無期限滞在で勘弁してあげる」

「はぁ!? なんだそ」

 怪しげに笑うメリーが私の手を握った。次の瞬間、私の体は空を飛んでいた。重力からの解放! なんて甘い話があるはずもなく、私の体は逆らうことのできない力に引っ張られてどんどん自由落下していく。一度死ぬと決めている身だけに、なんでもする覚悟はあったがいきなりのこの仕打ち。心が痛まないでもない。気に入ったとか言って、やっぱりメリーのやつ、私を抹殺する気だったか!

「のわああああああああっ!」

 ドサリ、と私の体が地面に落ちた。すぐさま全身を這う鈍い痛み。かろうじて意識はハッキリとしている。ここはどこだ。地面のレンガ造りからして大学の広場。顔を上げると警官隊の皆様。理解が遅い私は数秒間呆ける。それは私を取り囲む警官隊もそうであったようで、動くに動けないといったポーズで固まっていた。そう、呆けていたのは私と警官隊だけではなかった。私のすぐ後ろにいる太った変質者と泣き顔の番頭さんも、同じように呆然とした顔をして倒れている私を見おろし、いきなりの侵入者に戸惑いを隠せずにいたのだ。

「……私、メリー。今、あなたの後ろにいるの」

 そして私を宙に転移させた犯人の声が聞こえたとき、大柄な変質者が私の体の上にふらりと倒れこんできた。これがまた重たい! あッ骨が! ああッ! 軋んでるッ!

「か、確保っ! 確保だぁああああああ!」

 …………あなたに、はたして理解ができるだろうか。変質者の暑苦しい体温を背中に感じながら身動きできずにいる貧弱な体を抱え、雄大なサバンナを逞しい巨躯を揺らして駆け抜けるバッファローのごとき警官隊の獰猛な突進を決して回避できないという圧倒的恐怖が。もうね、アメフトとかね、テレビでも見たくないね。

 頑強な男たちの密集、密着、密閉パラダイスの中心にいて、鮮烈な逮捕劇が繰り広げられているのを意識の端に感じながら、私の繊細な頭脳は機能を一時停止させた――――。




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