異世界数学問題「悪役令嬢は婚約破棄の手切れ金として婚約者にまず1ギールの支払いを求め、更にこれから毎日33日間、前日の倍額を支払い続けてね、と言った。さて婚約者は最終的に幾ら払う事になるでしょう?」
みんなが読む前にネタばらしちゃるっ!
元ネタは豊臣秀吉が行った太っ腹過ぎるご褒美のばら撒きに対して、家臣の曽呂利新左衛門からぎゃふんと言わされた逸話ですっ!
その日、ウロナ王国の異世界国立貴族学園では生徒たちの間で密かに囁かれていたイベントがとうとう発生した。
そう、この学園の貴公子『ウイリアム・フォン・トヨトミ』が、放課後の中庭にて最近婚約した悪名高い金貸しあがりの成金貴族の娘『マカロン・ド・メデテッチ』に対して周囲の目も気にせずに婚約破棄を突きつけたのだ。
では何故生徒たちはこの婚約破棄を予言したのか?それはウイリアム・フォン・トヨトミとマカロン・ド・メデテッチの婚約が『金と権力のコネ』目当てだったからである。
そう、ウイリアム・フォン・トヨトミはこの国の関白の息子という誰もが羨む立場だったのだが、如何せん金遣いが荒かった。
なので色々なところから金を借りまくり返済が滞っていたのである。
そんなウイリアムに半年前から言い寄ってきたのが、メデテッチ家の娘、マカロン・ド・メデテッチだ。
とは言ってもこのメデテッチ家は生粋のウロナ人ではない。今を遡ること1年ほど前にどこからともなくウロナ王国現れ、王都で金貸し業を開業し、その際に没落したエスエーフ男爵から借金のカタに爵位を譲り受け社交界にデビューした成り上がりの新参者である。
そんなメデテッチ家の娘がこの国の関白の息子に接近した理由。それは誰の目からも明らかだ。つまりメデテッチ家は『金』で関白家と縁を持とうとしたのである。
なのでメデテッチ家がウイリアムに融資した金額は膨大なもので、噂では33億ギールにも及ぶと言われていた。
この金額は一介の金貸しが融通する額としては桁外れな金額だ。だがそれだけメデテッチ家はこの婚約に賭けていたのだろう。
何故ならばこの婚約によって関白家の親戚となればメデテッチ家は権力の中枢に取り入った事になり、成り上がりと陰口を言われようが、その権威は莫大な利権を生み出すと予想されるからだ。
つまりメデテッチ家は同じ倍率でも10を持って20にするのではなく、賭ける元金を大きくして100を持って200を得ようとしたのだろう。
この事からメデテッチ家は33億ギールで関白家の親戚という『箔』を買ったと噂されているのだ。
それくらいこの33億ギールという金額はお金持ちと言われている関白家でもおいそれとは返済できない額だった。
とは言え、そんな大金を湯水のように溶かしたウイリアムに、現関白の直系とはいえ、この国の進むべき方向を決める資質があるとは思えない。なのでこの事はこの国の今後の行く末に大きく関わってくるはずである。
つまりメデテッチ家の賭けはかなり分が悪いものとして周囲の者たちの目に写ったらしい。故にマカロン嬢のウイリアムへのアプローチは好奇な目でその推移を見守られていたのだ。
だが、数週間程前からそんなメデテッチ家の目論見に暗雲が立ち込めた。そう、なんとウイリアムはどうやったのかメデテッチ家とは別のパトロンを見つけてきたのだ。
その新たなパトロン、つまりお財布はウロナ王国の隣国である経済大国、ヨムカク帝国の王室に繋がるバブルブルク家であった。
その資産規模は軽く『兆』を超えると言われており、裕福なれど一介の金貸しでしかないメデテッチ家の資金量とは桁がみっつは違っていた。
故にウイリアムはマカロン・ド・メデテッチを見限り、バブルブルク家のマリー嬢に乗り換えようとしたのである。
その手始めとしてウイリアムは今回、マカロン嬢に対して唐突な婚約破棄を突きつけたのだった。
「マカロン・ド・メデテッチっ!私はこの場にてお前との婚約を破棄し、もっと血筋と羽振りのよいバブルブルク家のマリー嬢に乗り換えるっ!」
「そんな・・、当家はあなた様との婚約に莫大な資金を融通したというのに、それを反故にするとおっしゃるのですか?」
ウイリアムからの馬鹿正直な絶縁宣言にくるくる巻き髪が可愛らしいマカロン嬢は震える声で抗議した。だが、金の切れ目が縁の切れ目とばかりにウイリアムは全く意に返さない、それどころかマカロン嬢に向けて蔑みの言葉を吐きかけてきた。
「ふん、如何にも金勘定しか出来ぬ金貸しの娘らしい問いかけだな。だが、融通したと言ってもたかが33億ギールではないか。その程度の額で恩着せがましくいうなっ!
そもそもあの金は借りたのではなくお前の家が自由に使ってくれと私にくれたものだ。なので私に返済の義務はないっ!ついでに言うとこの国には贈与税という制度もないから税金を払う必要もないっ!」
いや、そうゆう問題なのか?それって世間では『借りパク』って言うのだが?
そんなウイリアムに対して、ようやくショックから立ち上がったらしいマカロン嬢は、ウイリアムに確認しなければならない事があるらしく問いかけた。
「そうですか・・。ですが、あなた様は当家以外にも冒険者株の取引に失敗した債務がまだ数億ギール残っているはずです。それらの返済は如何いたしますの?」
「ふん、何かと言えば金、金、金っ!もう聞き飽きたわっ!借金は男の甲斐性だっ!それに債務に関してはバブルブルク家が一括返済してくれる事になっているっ!だからお前はもう洋ナシなんだよっ!」
「ウイリアム様・・、ちょっと指摘しにくいのですが漢字が間違っていますわ。そこは『洋ナシ』ではなく『用無し』と書かねば。」
「うるさいっ!ちょっと学があるからって突っ込むなっ!そもそも言葉の『音』では違いなど『和歌欄』だろうがっ!」
「ウイリアム様、落ち着いてください。さっきから誤変換しまくっていらっしゃいます。ほら、大きく息を吸って、静かに長く吐いてください。」
「おっ、こうか?ひっひっ、ふぅーっ!ひっひっ、ふぅーっ!」
マカロン嬢の指摘に何故かウイリアムは素直に従った。だがその方法は若干的外れなものだったのでマカロン嬢に指摘された。
「ウイリアム様、その呼吸法は妊婦が出産時の陣痛を和らげるラマーズ法ですわ。」
「そうなのか?だが、なんか落ち着いたぞ?」
「えーと、ウイリアム様がそれでいいと言うのであれば構わないのですが、落ち着いたところでもう一度婚約の解消を考え直しては頂けないでしょうか?」
「くどいぞっ!そもそも俺はもうバブルブルク家からマリー嬢の結婚持参金として結構な額の金を貰っているんだ。なので今更やめられるかっ!」
いや、やめられるかって・・。よくもまぁ、そんな自分中心で物事を考えられるな。まるで絵に描いたような悪役じゃないか。あっ、悪役だったか・・、ならいいのか?
と言うか人称まで『私』から『俺』に変わっているよ・・。成る程、人は興奮すると地が出るんだな。
しかしそんな非情なウイリアムに対してマカロン嬢は最後のお願いを申し出てきた。
「そうですか・・、判りました。ですがこのままお別れするのは辛すぎます。ならば私は例え悪役令嬢とののしられようともウイリアム様のお心の片隅に残りたいと思います。なのでお願いがございます。今回の婚約解消の手切れ金として私にウイリアム様の手ずから1ギールをお渡しください。」
「はぁ?たった1ギールだと?そんな額でいいのか?俺はてっきり全額返せと言われるんじゃないかとひやひやしていたんだが?」
「はい、『まずは』1ギールで構いません。ただそれではウイリアム様にお会いするのが1回で終わってしまい私も心の整理がつかないでしょう。なので33日間続けて頂きたいのです。」
「??1ギールを33日間、毎日お前に届けろというのか?」
マカロン嬢の申し出にウイリアムは意味が判らんとばかりに再確認してきた。なのでマカロン嬢はその真意を語りだした。
「ええ、こうすれば毎日あなた様が私に会いに来てくださいますもの。ただ、あなた様が約束を忘れないようにする為にも、金額は毎回『前日の倍額』にして下さい。私は日々増額される金額を慰めとして33日後には、頂いたお金を手にこの学園から去りましょう。」
「ははは、小額の金で俺との絆を繋ぎ止めたいなどとは、やはりお前は金貸しからの成り上がり貴族の娘よ。よかろうっ!毎日などと言わずに一括で支払ってやるっ!」
「いえ、これは私の最後のわがままです。こうすれば毎日あなた様が私に会いに来てくださいますもの。」
そう、マカロン嬢の願いは金額ではなく、最後の時を僅かでも引き延ばし、その時が来るまで毎日ウイリアムに会いたいという一心から出たものらしかった。
だが、そんな乙女心を理解しないウイリアムはマカロン嬢の申し出を単なる嫌がらせと捉えた。だがその程度で円満に別れられるのならば安いものだと申し出を了承したのである。
「ふん、まぁ、それでお前の気が済むのならばやってやるさ。だが、それも33日間だけだっ!その後は俺にまとわり付くなよっ!」
「判っております。33日間あれば私も落ち着き、あなた様を諦められるでしょう。ただ、口約束では後々言った言わないの水掛け論になるやも知れません。なのでこの契約書に一筆頂きたいのですが?」
そう言うとマカロン嬢は胸元から一通の書類を取り出した。うん、胸元からである。何故ならばマカロン嬢のドレスにはポケットが付いていなかったからだ。
「あーっ、どれどれ。えー、ウイリアム・フォン・トヨトミは婚約解消の和解金としてマカロン・ド・メデテッチに『まず』1ギールを支払う事を確約する。うむ、いいだろう。たった1ギールでいいとはお前は世間に対して清楚ぶり、哀れみを買おうというのだな?あははははっ!」
「ウイリアム様、契約書は最後までお読み下さい。」
「ちっ、こまけぇなぁ。えーと、更にこの和解金は33日間に渡って毎日支払われる事とする。尚、その際に支払われる金額は前日の倍額とする。あー、なんかそんな事も言ってたな。」
「ウイリアム様、もっと先までちゃんと目を通してください。でないと私の気持ちが判って頂けませんわ。」
「お前の気持ちだと?ふん、なんだ?ざまぁでも仕込んであるのか?なになに、この確約が実行されなかった場合はトヨトミ家が支払いを肩代わりするものとする。
但しその際は違反金として33日後までに支払われるはずだった総額の倍額を支払うものとする。・・なんだ?もしかして俺が支払いに来た時に受け取りを拒否して倍額貰おうとしているのか?はっ、セコイやつだなっ!」
「罰則を伴わない契約は得てして反故されやすいですから。まぁ、ここら辺は卑しい金貸しの保身術とお笑い下さい。因みに支払い義務を負うかもしれないトヨトミ家のご当主、ウイリアム様のお父上様のサインも貰って下さいね。」
「あーっ、判った、わかった。ではまず今日の分だ、受け取れっ!」
そう言うとウイリアムはポケットから1ギール硬貨を取り出してマカロン嬢の足元に投げつけた。
その硬貨をマカロン嬢は拾い上げ大事そうにハンカチで土ぼこりをぬぐった。
しかし、マカロン嬢が目線を戻した時には既にウイリアムの姿はなかった。そんなウイリアムの行動に対してマカロン嬢は深くため息を漏らす。
そして誰にも届かぬ小声でつぶやいた。
「メデテッチ家からトヨトミ家への回収不可融資額が33億ギール。対して今回の契約書による回収額は85億8993万4592ギール。差し引き52億8993万4592ギールの儲けか・・。まぁ、半年かけて仕込んだ罠としてはいい稼ぎかな。この額ならばトヨトミ家としてもなんとか払える額だろうし、仮に払えなくてもバブルブルク家が連帯保証人として払ってくれるはずだから取りっぱぐれはないな。」
先ほどまでは婚約者に金を貢ぎまくった末に捨てられた女性という立場だったはずのマカロン嬢だが、いきなり腹黒い事を言い出した。
もしかしてこれが最新の『ざまぁ』なのか?結局世の中、金なのか?愛は死んだのか?それは続きを読まなくては判らないっ!
さあ、マカロン嬢が仕掛けた『ざまぁ』とは如何なるものなのかっ!と言うか、これが今回の『謎』なのか?でもそれを解く探偵役がいないのだが?
あっ、これから出てくるのか?それは次回のお楽しみっ!
と、思ったのですが引き延ばすほどの内容でもないのでこのまま回答編に突入だぁ~っ!
さて、翌日も、そのまた次の日もウイリアムは律儀にマカロン嬢の元にやって来てお金を置いていった。3日目にはちゃんとトヨトミ氏のサインが入った契約書まで持ってきた。
いや、ウイリアムのとうちゃんよ。あんた一国の関白という要職にありながら、ちゃんと契約書の内容を読んでないのか?スマホの契約とは額が桁違いになるんだぞ?
まぁ、トヨトミ氏もたった1ギールでメデテッチ家と縁が切れてバブルブルク家に乗り換えられるとでも思ったのだろう。
なので実際に契約書をウイリアムから渡された時は「でかしたっ!」と息子を褒めていたくらいだからな。
そして10日目。支払い金額がようやく512ギールまで増えた手切れ金を手にウイリアムがマカロン嬢のところにやって来た。
「ほらよ、今回の分512ギールだ。なぁ、やっぱりかったるいよ。一括で払わせろよ。」
「申し訳ありません、ウイリアム様。でも私はこうしてウイリアム様にお会いできるのが嬉しいのでございます。なので後23日間。この幸せを噛み締めさせてくださいな。」
「ふん、何度も言うがお前とはもう終わったんだ。だから学園内でも俺に近づくなよ。」
「心得ております。ウイリアム様とお会いするのはこのお支払いの場だけです。そして全てのお支払いが済んだ暁には私は学園を去ります。」
「ああ、そうしろ。そしてどこか別のところでお前に似合いの金に汚いやつでも見つけるんだな。」
ウイリアムはそう言うと、マカロン嬢の足元にぺっと唾を吐いて立ち去って行った。
その後姿に向けてマカロン嬢は小さな声で語りかける。
「そうですわね、あなたは所詮私にとっては『カモ』でしかありませんもの。でもいつになったら気づくのかしら?もしかしてウイリアムって計算もできないの?」
そう、マカロン嬢が仕掛けた罠は今も着々とウイリアムの首を絞めているのだ。特に支払額が1万を超える15日以降が見ものである。
何故ならばマカロン嬢が仕掛けた罠は如何に最初の額が小さくても金額が倍々ゲームで指数関数的に増加するものだからだ。なのでいずれそのトリックに気づいたウイリアムは自分の浅はかさとこの世の絶望を味わうであろう。
そして支払い続けて20日目。まだ支払期限には13日満たないが、真っ青な顔をしてウイリアムがマカロン嬢の元に尋ねてきた。
だが、その手には今回支払われるべき52万4288ギールはなかった。
そう、ようやくウイリアムは気づいたのである。そして計算してみたのだろう。その計算結果は次のようなものだったに違いない。
1日目: 1ギール
2日目: 2ギール
3日目: 4ギール
4日目: 8ギール
5日目: 16ギール
6日目: 32ギール
7日目: 64ギール
8日目: 128ギール
9日目: 256ギール
10日目:512ギール
●10日までの総支払額:1024ギール
11日目: 1024ギール
12日目: 2048ギール
13日目: 4096ギール
14日目: 8192ギール
15日目: 1万6384ギール
16日目: 3万2768ギール
17日目: 6万5536ギール
18日目:13万1072ギール
19日目:26万2144ギール
20日目:52万4288ギール
●20日までの総支払額:104万8576ギール
21日目: 104万8576ギール
22日目: 209万7152ギール
23日目: 419万4304ギール
24日目: 838万8608ギール
25日目: 1677万7216ギール
26日目: 3355万4432ギール
27日目: 6710万8864ギール
28日目:1億3421万7728ギール
29日目:2億6843万5456ギール
30日目:5億3687万0912ギール
●30日までの総支払額:10億7374万1824ギール
31日目:10億7374万1824ギール
32日目:21億4748万3648ギール
33日目:42億9496万7296ギール
●33日までの総支払額:85億8993万4592ギール
これは計算違いなどではない。純然たる計算の結果である。そう、毎日倍々に金額が増えると最初の数字が『1』でも33日後には43億というとんでもない値にまで数字が膨らむのだ。
特に31日目からの最後の3日の金額には目を疑うものがある。だが計算上はこれが正しいのだ。
そう、たった33日でである。だがたった33日で、1ギールから始まった倍々ゲームは総額が85億8993万4592ギールにもなるのだった。
これぞ倍々計算の凄まじさだ。それ故にこれに近い論法を駆使する『ねずみ講』は破綻するのだ。
だが、ウイリアムとトヨトミ家はこの支払いを反故にはできない。何故ならば契約書があるからだ。
最初の10日間の支払額の少なさと契約書。このふたつがマカロン嬢がウイリアムに仕掛けた罠であった。
そもそもトヨトミ家はこのウロナ王国の関白という要職にある身なので、そんな立場の者がこの契約を無効だなどと言い出したら、それこそ国の信用が無くなってしまう。
それ程、契約とは重いものなのである。だがまぁ、ウイリアムとトヨトミ家のバックには経済大国であるヨムカク帝国のバブルブルク家が付いている。
なのでバブルブルク家に泣きつけば86億ギールくらいわけなく立て替えて貰えるはずだ。
勿論バブルブルク家もタダでは融通すまい。そこはちゃんと契約書を交わすはずである。その内容がどのようなものになるのかは判らないが、かなりトヨトミ家にはきついものになるはずだ。そして実際にそうなった。
そう、トヨトミ家は86億ギールの融資の担保として、トヨトミ家の全領地とトヨトミ家が持っていた経済的権益を全てバブルブルク家に明け渡す事になったのである。
そして、その権利の中には『関白』の地位も含まれていた。
そう、実はバブルブルク家は初めからこうなるように仕向けていたのである。つまり今回の黒幕はバブルブルク家だったのだ。
つまりバブルブルク家はメデテッチ家を使ってこのウロナ国を経済的にヨムカク帝国の属国にしようと企んでいたのである。
そのエージェントとしてメデテッチ家は1年前にウロナ王国に送り込まれたのだった。
因みにウロナ王家は国の運営を関白にまかせっきりで国政にノータッチだったので今回の件に関して何も出来なかった。
もっとも国王の地位はそのまま安泰となったので王や他の王族たちは異を唱えることはなかったようである。
更に国民もボンクラな関白が居座るよりはヨムカク帝国の属国となりその経済圏に属した方が豊かになると踏んだので文句も出なかった。
かくしてウロナ王国にはヨムカク帝国から優秀な人材が関白として送り込また。そして帝国の経済力を使って『チアガールズ』という制度が設けらる。
これによりウロナ王国では優秀な人材が育つようになり、その後ウロナ王国は異世界においてゆるぎない地位を確かなものとしたのだった。
なのでウロナ王国では今日も、今回の件をテンプレとし各地で『婚約破棄』や『ざまぁ』が繰り広げられていた。
そう、時は初夏。青葉の色も濃くなり水田には早苗が『玉苗』として風に揺られている。
そしてウロナの国民たちは今日も『婚約破棄』や『ざまぁ』に汗を流していた。
そう、ウロナ王国は今日も平和だったのである。
-お後がよろしいようで。-
いや、平和だったって・・。これって推理モノの企画用に書いたんだけど?謎はどうなったんだよっ!と言うか謎があったか?
と言う訳で、謎解きするキャラクターがいないという、企画の趣旨に合わない展開になったので参加を取りやめ普通に投稿しました。←すみません、キーワードを外し忘れてました。まっ、気にしちゃ駄目よ?
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