狂の親
今は8時か、晩ご飯どうしよう
「むらい!!大変!!」
「どうしたの」
「あのね!ゲームのアップデートで明日できない!!」
「そう」
「あとね、来週に大型アップデートがあって一週間ゲームが出来なくなるって!!」
「確かにそれは大変」
そんな事を話してると電話が鳴った
「ん?もしもし?え!?お母さんとお父さんが?!!分かりました!」
「出て来るの?」
「うん!出所!!何で捕まったか知らないけど」
「………………」
そうか、あいつらが出て来るのか
「むらいはなんで捕まったか、知ってる?」
「……………うん」
「教えてくれない?」
……………無理だし嫌だな、あいつらが出て来る事自体納得してないのに
「教えたら多分、狂が辛くなると思うから教えない」
「……………大丈夫、教えて」
「………………子供殺害の手助けをしてた、まぁ誰も殺してないけど、多分」
「!」
「だからあんまり関わりたくない」
「私にもそんな人達の血が…………」
「……………入ってないと思うよ」
「そう?」
「うん」
この地域、子供に関する犯罪が多いんだよね、殺害、誘拐、虐待ほんと色々
「私、どうなるかな?」
「どうって?」
「いや、家に連れ戻されるかも」
「……………」
「…………なんで、なんでさ、私の親はそんな事しようとしたの?」
「…………お金」
「……お父さん社長なんだけど」
「経営難になったんだって」
「そう」
「晩ご飯どうする?」
「今日は………いい」
「わかったお風呂はどうする?」
「入る」
「わかった」
お風呂を準備して後は
「沸いたよ」
「わかった」
あ〜なんだろ、頭回んない、親がマジの犯罪の手助けしてたんだ
「ほら早く入るよ」
………………ん?早く入るよ?え?
「一緒に?」
「ボーっとして滑ったりしたら嫌だから」
…………嬉しいけど、こんな状況じゃ無かったらもっと嬉しいのにな
「……………」ジーー
「何?」
「いや、狂はやっぱり大きいな〜って思って」
「そう?」
「スイカみたいにでかいからね?」
「……………肩凝るから不便なんだけど」
「持ってる人の悩み、羨ましい、私なんてひらめみたいに薄いのに」
胸を見ながら声が小さくなっていく
「ほら、ちゃんと洗おうね」
「うん、ねぇ?」
「ん、何?」
体をタオルで洗ってると何か話そうとしてる
「私の親、更生したよね?」
「………さぁ」
「まぁそうだよね、わかんないよね」
「うん、ただ、私個人としてはもう、関わらない方がいいと思う」
「…………一度だけ会うつもり」
「そう。髪洗うよ」
「お願い」
私は狂と自分の体を洗ってお風呂を出る
「むらい?湯船に入らないの?」
「うん、服持って来るの忘れてたからもう出るよ」
「わかった、あ、私の持って来てくれる?」
あのゴミ共に一度だけ会う、ね、どうなるかな、流石に2度目はないと思うけど
「狂、服持って来たよ」
「ありがとう!!」
服を持って来た時にはもう体を拭いてる狂がいた
「冷やさないようにね?」
「わかってるよ!」
「あと、会うんだったら気をつけてね」
「……………警戒凄いね?」
「当たり前」
「…………」
「ほら髪乾かすよ」
「自分でやるよ、大丈夫」
「………そう、ならおやすみ」
「うん、おやすみ」




